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警察、「女子学生軍靴暴行関連者問責」

被害者「謝罪を受ける時期ではない。法的訴訟を進める」

キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2008年06月05日12時39分

キャンドル集会参加女子学生軍靴暴行事件への国民的公憤が弱まらない中で、 警察が該当事件の加害者金某上警と当時の現場指揮責任者を問責することにす るなど議論鎮火に出た。

警察「被害者に謝罪を申し上げる」

警察庁は6月5日のブリーフィングで、1日未明のキャンドル集会に参加した女子 大生イ・ナレ氏の頭を軍靴で踏みにじった疑いでソウル警察庁特殊機動隊所属 の金某上警を司法処理する予定だと明らかにした。

これと共に警察は部隊員の管理および現場指揮責任を問い、ソウル特殊機動隊 長のハン某総警を職位解除することにした。また金上警察の中隊長である金某 警監を職位解除および懲戒、該当中隊1小隊のユン・某警偉と李某警士もそれ ぞれ懲戒すると明らかにした。

現在、金某上警察は被害者の頭をつかんで引き、地面に倒したことは認めたが、 軍靴で踏みにじり、暴行した点は否定しているという。しかし警察庁は当時近 くの道路で状況を見ていた動画撮影記者などの目撃者の陳述が一致しており、 暴行の事実が認められると述べた。

一方、警察は被害者のイ氏が「バスの下に逃げた後、また他の隊員が暴行した」 と述べたことに対しては「未確認」とし「追加調査で明らかにする」と説明し た。

パク・チョナ警察庁監査官はこの日、ブリーフィングで「キャンドル集会の過 程で一部の市民が負傷するなど不祥事が発生したことに対して被害者と家族に 心より謝罪する」とし「被害学生と家族に直接謝る予定」と明らかにした。

イ・ナレ氏「謝罪を受ける時期ではない。法的訴訟を進める」

警察があふれる非難の世論に押されて、該当加害戦闘警官と現場指揮責任者を 問責することにしたが、これですぐ今回の議論が鎮火するかどうかは未知数だ。 市民団体はもちろん、政界でさえオ・チョンス警察庁長官の解任を要求してお り、被害者のイ氏は警察に対して法的訴訟計画を明らかにしている。

ノ・ウンハ統合民主党副報道担当者はこの日「自らの主権と健康権、民主主義 を守るために立ち上がった善良な国民を暴力集団扱いする警察の態度は『民衆 のツエ』ではなく『政権の守護者』を自認する厚顔無恥な行動」と批判し、 「オ・チョンス庁長は世論の顔色をうかがわずに即刻辞任しろ」と要求した。

一方、イ・ナレ氏はこの日の午前、MBCラジオの「ソン・ソッキの視線集中」と のインタビューで「(警察に)個人的な謝罪を受ける時期ではない」とし「私を 直接に殴った戦闘警察とその上の幹部や責任者に法的訴訟を進める」と述べた。

イ氏は「法的訴訟の対象にはオ・チョンス警察庁長官も含まれるのか」という 司会者の質問に「(民主社会のための弁護士の会側と)相談中だ」と付け加えた。

イ氏は当時の現場状況について「現場の雰囲気が激昂していたというが、私が 見た時は(市民が)興奮しても周囲の市民が逆にひき止める雰囲気だった」とし 「単にシュプレヒコールをあげて正当な権利を要求しているのに、(警察が)こ うして暴力的に出るのはひどい」と警察の暴力鎮圧を批判した。

またイ氏は追加の暴行に関しても「私が(バスの下に)逃げた後、偶然ではなく 車が始動し、前後に動き始めた」として「それでそこに居続ければ車にひかれ る危険があったので入ってきた所からまた出てきたら、戦闘警察が(私を)発見 してまた髪をつかんで頭を殴った」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-06 23:20:11 / Last modified on 2008-06-06 23:20:12 Copyright: Default

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