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韓国:軍靴暴行、ソウル大学生の怒りが爆発
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軍靴暴行、ソウル大学生の怒りが爆発

市民の負傷の知らせが相次ぎ、対策会議「許せない行動」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年06月02日13時48分

6月1日未明、ソウル景福宮前の東十字閣で戦闘警察と対峙中に発生した暴力事 件の動画が広がり、市民の怒りが爆発している。

戦闘警察と対峙中に引きずり出され、軍靴で頭を踏まれたこの女性は、ソウル 大音大に通う学生だという。この状況をすぐ近くで一緒にいたソウル大人文大 のオ・ミギョン学生会長は、「戦闘警察がその女子学生の髪を捉んで倒した。 地面に倒れると軍靴で頭を踏んだ。その後、バスの下に隠れてまた出てくると、 戦闘警察はまたその学生に暴行を加えた」と状況を伝えた。

暴行された女子学生は、現在病院で正確な診断を受けているが、頭がひどくは れている状況だという。

▲1日朝、警察がデモ隊を解散させる状況でこん棒と盾で市民を暴行した。/チャムセサン資料写真

この知らせが伝えられ、ソウル大学生の怒りが爆発しているという。ソウル大 中央図書館前の掲示板には連日キャンドル集会に共に行こうという文があり、 連日市民が暴行され連行される姿が伝えられ、これへの関心がますます高まっ ている。

現在、ソウル大は米国産牛肉輸入開放反対のためのストライキ休業総投票が行 なわれている。これに対してソウル大人文大のオ・ミギョン学生会長は「ソウ ル大学の友だちが、私たちも何かをしなければならないという声を高めている」 とし「これまで動かなかった学生会と単位への非難があふれており、総投票成 功の声も高まっている」と伝えた。人文大学生会で共に集会に行こうと言って、 お揃いで作った黄色のハンカチも品切れになった。

▲警察に殴られて血を流す女性/チャムセサン資料写真

一方、この女子学生だけでなく、警察に殴られて鼻骨が折れ、失明の危機に置 かれているなど、市民の負傷の知らせが相次いで伝えられている。これに対し て狂牛病対策会議は「警察の明白な不法行為であり、許せない行動」とし、 「当事者と人権団体、法律団体と共に、告訴、告発、損害賠償請求などをして、 オ・チョンス警察庁長官退陣要求などできるすべて展開する計画」と明らかに した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-06-06 11:44:40 / Last modified on 2008-06-06 11:44:42 Copyright: Default

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