韓国:教育部、EBS教材から「三清教育隊も抜け」 | |
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教育部、EBS教材から「三清教育隊も抜け」〈韓国史〉教材検閲「恥さらし」…筆者会議を招集したが不参加事態
ユン・グニョク記者 2014.08.12 10:49
▲教育部が11日に筆者会議を招集したソウル市鍾路区にあるカフェ。だが教育部は突然場所を変えた。(c)ユン・グニョク[出処:教育希望] 教育部がEBS(教育放送)の修学能力のための「必須韓国史」教材の修正を秘密裏に進めていた事実がわかったが、 「三清教育隊関連の内容も抜け」と要求するなど、非常識な態度を見せた事実が8月11日、追加で確認された。 またこの日、教育部が招集したEBS教材修正会議には、多くの執筆者が欠席したという。 教育部がEBSの教材の内容にまで事前介入するのは「職権乱用」という報道が出た後のことだ。 「三清教育隊」まで抜けと言うのか...これが国定教科書の未来?教育部とEBSの教材執筆者らによれば、 教育部の歴史教育支援チームは8月7日、 EBSに秘密の電子メールを送る方式で 「三清教育隊関連問題も除け」と事実上の指示をしたことが明らかになった。 教育部はeメールで「朴正煕維新の内容を減らし、特定の出版社2社が出した教科書の内容をさらに反映しろ」と要求した事実がわかり、 問題になっていた。 三清教育隊は1980年5月31日、全斗煥(チョン・ドゥファン)新軍部勢力が社会浄化を名分として設置した無慈悲な人権弾圧軍事演習機関だった。 2007年、国防部の過去史真相究明委員会は報告書で 「三清教育隊の設置は不法であり、人権蹂躙だった」という結論を出した。 教育部の関係者は 「7日にEBSに送ったメールで『三清教育隊を抜け』とした事実がある」と認め、 「難易度が高ければ修学能力に備える学生の学習負担が高まるのでそうした」と釈明した。 だが全国歴史教師の会のチョ・ハンギョン会長は 「三清教育隊は全斗煥軍事独裁の開始を知らせる象徴的な事件なので 高校韓国史の教科書に写真も入れて扱う内容」とし 「こうした歴史的に重要な事実を『難易度が高い』という、とんでもないいいわけで除くように指示したのは理解できない」と指摘した。 それと共にチョ会長は 「こうした教育部のとんでもない行動は、 自分たちが作ろうとしている国定教科書の未来の姿」とし 「歴史団体も対応策を用意する予定」と付け加えた。 ▲教育部が8日にEBSの〈必須韓国史〉教材執筆関係者に送った文書. (c)情報提供者[出処:教育希望] なお、教育部は8月11日午前10時から午後3時まで、 ソウル市鍾路にあるカフェで必須韓国史の教材執筆陣会議を開くことにした。 出席対象は教材執筆陣17人全員だった。 教育部は8日に執筆者が所属する学校にこうした内容の文書を送った。 だがこの日の参席者は 「執筆者全体の35%水準の6人に終わった」とこの日の会議参席者と教育部の関係者は伝えた。 このように、教育部が招集した会議に大挙して不参加の事態が起きたのは非常に珍しい。 この会議に参加したある人物は 「予想と違い、教育部の関係者は5分程話し、急いで会議場から出た。 昨日(10日)の言論報道を意識したようだ」と伝えた。 この日参加した教育部の関係者はこの日の会議で 「教育部が要求した修正内容をしっかり反映しろ」という趣旨で婉曲に発言したという。 教育部はこの日、会議の場所を突然変えた。 教育部が招集した会議、筆者はなぜ大挙欠席したのか?会議不参加事態について教育部の関係者は 「一部で始業した学校があるが、文書が遅れただけで、 教育部の修正要求に筆者が反発したのではない」と釈明した。 国会教育文化体育観光委の 金太年(キム・テニョン)、兪銀恵(ユ・ウネ)議員(新政治民主連合)は 「黄祐呂(ファン・ウヨ)教育部長官が国定教科書推進を事実上公言した中で、 教育部が教科書でもないEBS教材を検閲したのは問題が大きい」と判断し、 教育部にEBSに送った電子メールなどの資料提出を要求した。 歴史関連の市民団体も8月12日に緊急会議を開き、 この問題への対応方案を用意する予定だ。(記事提携=教育希望) 翻訳/文責:安田(ゆ)
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