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世界に「教育虚偽広告」…黄祐呂に警告状

青少年団体など教育団体「政府の教育自画自賛、恥ずかしい」

ユン・グニョク記者 2015.05.12 11:20

▲ 11日午後、青少年団体代表が黄祐呂教育部長官に警告状を突きつけた。(c)ユン・グニョク[出処:教育希望]

「2015世界教育フォーラムを利用して、 国際機構などに韓国教育に対する虚偽・誇大広告をしようとする大韓民国政府の心苦しい試みに警告を差し上げます。 また、世界教育フォーラムに参加する方々は誘惑されないように注意してください。」

黄祐呂(ファン・ウヨ)教育部長官は青少年から、5月19日から開かれる世界教育フォーラムを控え、このような文句が入った「虚偽・誇大広告警告状」を受け取った。 5月11日午後、ソウル市汝矣島2015世界教育フォーラム準備企画団の建物の前で開いた 「韓国教育自画自賛イベントに対する抗議」の記者会見でのことだ。

青少年団体などが黄祐呂教育部長官に警告状を与えた理由

国連傘下のユネスコが主催する世界教育フォーラムは、 民間と政府が共に参加するイベントだが、 今年の第3回フォーラムは韓国政府が主催し、5月19日から22日まで仁川松都一帯で開かれる。 総額44億8000万ウォンをかけた世界教育フォーラムは、154か国の長官級以上の政府代表、国際機構・教育NGO代表など、約1500人が参加する超大型の国際教育イベントだ。 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長とユネスコのイリナ・ボコヴァ事務局長も訪韓する。

だがこの大会を控え、準備企画団は全教組などの進歩的な教育市民団体の参加を妨害し、 政府系の性格の団体を中心としてイベントを準備したという指摘を受けた。

青少年人権行動「アスナロ」、十代セクシュアリティ人権の会などの青少年団体をはじめ、 40余りの教育団体が集まった教育運動連帯、教育革命国民行動などは、 この日の午後1時に記者会見で 「学生の人権尊重と教師の労働者権利を保証しろと国際機構から勧告を受けた韓国政府が国際イベントを開き、 自画自賛をするのは恥ずかしい」と批判した。

全教組のキム・ジェソク副委員長は 「今回の世界教育フォーラムを開く政府は、 全教組はもちろん、教育運動連帯、教育革命共同行動を含む40以上の教育市民団体は一つも招待しない」とし 「今回のイベントで全教組法外労組の問題が重要な問題になるのでそうしたのだろう」と指摘した。

▲ 11日午後、教育市民団体が世界教育フォーラムの「韓国教育自画自賛性準備」を批判する記者会見を行った。(c)ユン・グニョク[出処:教育希望]

十代セクシュアリティ人権の会に所属するある活動家も 「まだ一部の学校は学生たちを獣のように殴っている」とし 「朝7時から始まる0時間目と夜間自習もそのままなのに、 そうしたことを韓国政府は隠そうとしている」と批判した。

これにより、この日、記者会見を行った団体らは、 世界教育フォーラムが開かれる仁川松都イベント会場の入口で街頭展示会を開くと明らかにし、衝突が憂慮される。 5月18日から21日まで開かれる今回の展示会の主題は 「韓国政府が語らない本当の韓国教育」だ。

イベント会場の外で「本当の韓国教育」展示会を予定...衝突憂慮

この日の記者会見を終えた代表団は、 世界教育フォーラム準備企画団事務室を訪問し、 「教育市民団体の展示会」を認めるよう要求した。 アスナロの活動家のタイル氏は 「教育団体による街頭展示会も一つのセクションと見て、 共に世界教育フォーラム イベントに参加できるようにしてくれ」と要求した。

これに対して準備企画団の関係者は記者との電話通話で 「世界教育フォーラムの主題に関係のある展示でなければ参加は難しい」とし 「すでにイベントまで7日しか残っていないので、物理的にも難しい」と事実上、拒否する意思を示した。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-05-13 03:44:33 / Last modified on 2015-05-13 03:44:35 Copyright: Default

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