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韓国:黄祐呂「進歩教育監への対応手段を用意中...」
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黄祐呂「進歩教育監への対応手段を用意中...」

韓国教総と政策懇談会で「教育監人事権限介入」の意思を表明

イ・チャンヨル記者 2014.09.03 13:15

▲黄祐呂(写真左から三人目)教育部長官は2日午後、韓国教総が用意した政策懇談会に出席し「教室に法治主義を根付かせる」と強調した。(c)イ・チャンヨル[出処:教育希望]

黄祐呂(ファン・ウヨ)教育部長官が9月2日午後 「教室に法治を根付かせなければならない」と強調した。 黄長官はまた、進歩教育監の最近の人事に対して 「教育部で緊急に対策を用意している」と話し、 進歩教育監の人事権にも介入する内心を示した。

黄長官はこの日の午後、ソウル市瑞草区にある韓国教総の大講堂で開かれた 「韓国教総-黄祐呂教育部長官政策懇談会」に参加した。

韓国教総は、教育懸案に対する教総の立場を教育部長官に伝え、 教育部との協力を強めるために今回の懇談会を用意したと明らかにした。

懇談会には黄長官をはじめ、アン・ヤンオク韓国教総会長などの会長団、 17市道教総会長、事務総長、職能別団体長など200人ほどが参加した。

政策懇談会は学校級別代表6人が教育界懸案への意見を述べ、 長官の立場を聞く一問一答の形で進められ、 予定された時間より30分ほど延びて終わった。

忠南教総のファン・ファンテク会長は 「学校の現場が混乱している。 何の協議もなく9時登校が行われ、昇点制が廃止された。 各種の条例がむちゃくちゃになっている」と話した。

黄長官はこれに対して 「対立状況では憲法精神に戻らなければならない」とし 「法治が教室に根付かなければならない」と強調した。

黄長官はまた進歩教育監を圧迫する手段を準備していると明らかにした。 韓国教総中等校長会のチェ・スヒョク会長は 「教育監がずいぶん変わり、彼らが報恩人事で不当に自分側の人を使っている」とし 「制約を加えてほしい」と注文した。

これに対して黄長官は 「教師経歴だけで奨学官と研究官として採用する問題を知っている。 教育部が緊急に対策を用意している」とし 「対策ができれば教総と相談し、公論化を経て発表する」と明らかにした。

黄長官のこうした発言は、 全教組のキム・ジョンフン委員長を検察に告発し、 事前拘束令状請求を誘導、 全教組の未復帰専従者懲戒に微温的な進歩教育監に行政代執行を予告した教育部の強硬雰囲気をそのまま表すもので注目される。

これについて、全教組のハ・ビョンス報道担当者は 「憲法精神の優先的価値は人権と基本権尊重だ。 憲法を専攻し、判事出身の黄長官が憲法精神を誰よりもよく知っていると信じる」とし 「教育部自らが法を犯して教育現場に混乱を呼び、 その責任を全教組と進歩教育監に回しているようで非常に遺憾だ」と指摘した。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-09-04 05:06:35 / Last modified on 2014-09-04 05:06:35 Copyright: Default

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