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「教学社教科書の配布を禁止してくれ」

慰安婦被害者など仮処分申請…21の市民社会団体も徐南洙長官を告発

チェ・デヒョン記者 2013.12.26 17:50

▲日本軍慰安婦被害者など9人が12月26日午前、ソウル西部地方法院に教学社の「高校韓国史」教科書の配布を禁止してくれという仮処分申込書を提出した。[出処:教育希望チェ・デヒョン記者]

全国の高校で来年の新入生が使う韓国史教科書の選定作業が進められているが、親日独裁歪曲の是非を呼んだ教学社の「韓国史」教科書が結局法廷に立つことになった。問題の教科書を最終的に承認した徐南洙(ソ・ナムス)教育部長官も、職権乱用などの容疑で検察に告発された。

日本軍慰安婦の被害者など9人は12月26日午前、教学社「高校韓国史」教科書を 来年2月に学校に配布しないようにという内容の配布禁止仮処分申込書をソウル 西部地方法院に出した。この日、仮処分申込書を提出したのは強制動員被害者 の遺族イ・ヒジャ氏と日本軍慰安婦被害者の金福童(キム・ボクトン)、吉元玉 (キル・ウォノク)氏、済州4・3事件の犠牲者遺族のカン・ジョンホ氏、 報道連盟事件被害者のパク・ヨンヒョン氏など9人だ。

彼らは仮処分申請書で「教学社の教科書は、大韓民国の自主性を否定し日帝の 侵略を正当化し、韓国の存立根拠を否定している」と批判して、「国家による 国民虐殺の意味を薄めている。来年2月に教学社の教科書を配付すると、 元に戻せない人格権の毀損が発生する」と憂慮した。

元国会議員の丹斎 申采浩先生記念事業会のキム・ウォヌン会長は「憲法の価値も 否定するこの教科書で学生たちが学ぶと思うとじっとしていられなかった」と 仮処分申請をした動機を明かした。

同日午前、韓国歴史研究会と正しい教育のための全国父兄会、安重根義士 記念事業会など21の団体も徐南洙教育部長官を職務遺棄、職権乱用などの容疑で ソウル西部地方検察庁に告発した。

これらの団体は、徐長官が教科書検定と検定監督義務を破り、法にない専門家 協議会と修正審議委員会を設置して修正命令をするなどで職務を遺棄し、 職権を乱用して学校の教科書選定権限を侵害したと理由を明らかにした。(記事 提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-12-26 20:21:49 / Last modified on 2013-12-26 20:21:50 Copyright: Default

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