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韓国:金武星、公務員団体と会っても「対話」だけ反復
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金武星、公務員団体と会い立場なく「対話」だけ反復...労組は退場

社会的合意機構構成の要求に「私の権限ではないので常任委で」...「合意」ではなく「協議」を強調

キム・ヨンウク記者 2014.11.07 19:56

11月7日午後、公務員年金改革を議論するために セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表など与党指導部と公務員労組のイ・チュンジェ委員長など 「公的年金強化のための共同闘争本部(共闘本)」代表団が国会で会い、 最終討論を試みたが紛糾して終わった。

金武星代表が社会的合意機構の構成などを要求する共闘本代表団に対し「対話」を強調するだけで、 具体的な立場は明らかにしないまま話を進めようとし、 代表団が席をけって出てきたからだ。 特に最大の核心争点である社会的合意機構の用語でも、 共闘本側は「合意機構」という表現を使ったのに対し、 セヌリ党側は「協議機構」とし、明確な立場の差を表わした。

▲金武星代表との懇談会の席を蹴って出て行こうとする公的年金強化のための共同闘争本部代表団

▲朱豪英政策委議長が出て行く代表団と握手ぐらいしようと引き止めた。

この日の午後4時に共闘本代表団は国会与党代表室を訪問し、金武星(キム・ムソン)代表に何度も △社会的合意機構構成、△金武星が代表発議した法案撤回、△年内強行処理中断の意思を聞いた。 金武星代表は 「この法は議員発議法案であり、国会法手続きによって社会的協議機構が必要なら常任委での議論の過程で与野が合意しなければならないので、 処理の日程を約束することはできない、 法案撤回は発議してからいくらも経っていない」と話し、 事実上拒否の意志を明らかにした。 法案の年内処理の問題にも金武星代表は与野合意の問題としか答えなかった。

共闘本側は「金武星代表が決定権を持っているのではないのか」とし 「すでに野党は年内処理が不可能だと言っており、 社会的合意機構も必要だと言っている」と強く回答を要求した。 金武星代表は 「(私が)決定権を持っているというのは間違い。 法案が共同で発議され、国会に提出されたので、法に従わなければならない」とし 「野党が社会的協議機構を作るといえば作れるだろう。 野党と対話をしなければならない」と即答を避けた。

公務員労組のイ・チュンジェ委員長は再度 「すでに野党は年内処理は不可能で、合意機構を設けようと公言をしてきた。 この部分について代表の立場が必要ではないか」と立場を要求した。

セヌリ党の朱豪英(チュ・ホヨン)政策委議長も 「合意機構を作るかどうかは法案そのものを議論する常任委の過程で与野が合意して必要なら置くこともできるが、確答できるものではない」とし 「国会の構造そのものにより代表が答えるものではない。 原案のまま通過する例はなく、公聴会も開き、議論の過程で反映できるものはする」と即答を避けた。

全教組のキム・ジョンフン委員長は 「与野常任委で解決するというだけだが、 セヌリ党が社会的合意機構を作ると言ってくれれば野党からも話が出て、政府も動く。 私たちは社会的合意機構をするということ」とし 「金武星代表が社会的合意機構について意志があるかどうか回答が必要だ。 また、ずっと年内処理の立場を言っているが、はっきり法案を強行しないと言って対話をしなければ、この場が続くのではないか」と指摘した。

金武星代表は 「今日の場を最終討論と言ったのは、皆さんの意見を十分に聞くという意味」とし 「それが最終討論と表現された。 何の話をしても、すべて聞くということだ。 私たちを開かれた姿勢で理解してくれ」と述べた。 続いて「年内処理の問題は国会先進化法があるので、野党が反対してはいけない。 年内処理を決めたわけではないが、できれば早い方が良いと思っているのはそのとおりだ」とし 「合意機構は安全行政委員会で機構が必要ならできる。 ちょっと開かれた姿勢で興奮せず、落ち着いて話してほしい」と述べた。

共闘本側は再度、野党が社会的合意機構に言及しているのだからセヌリ党さえ決断すれば、 この日の出会いで具体的に合意機構の構成方式や手続きを議論し、 年金問題の解決方法を見つけられると強調した。

金武星代表も再度 「あくまでも議員発議法案を一方的に押し通すという表現ではない」とし 「議員発議で提出されたのだから、まず手続きのとおりに行かなければならない。 安行委の幹事が与野間で社会的協議機構を作り、深く議論すれば良い。 私個人の立場で協議機構を作れと強要することはできない。答えられない」と話し、 平行線をたどった。

結局、共闘本の代表者が 「この場で社会的合意機構に決定できないのなら、これ以上話をする名分がない」とし 席を蹴って立ち上がり、懇談会は30分ほどで混乱の中で終わった。

朱豪英(チュ・ホヨン)政策委議長は席を立って出て行くイ・チュンジェ委員長に握手でもして行こうと要請したが、 共闘本の関係者はすぐ党代表室の外に出て、この日の会見に対する立場を発表した。

イ・チュンジェ委員長は「セヌリ党が今日のように拙速的かつ一方的な対話ではなく、 公務員利害当事者、国民、専門家と与野が共に集まって議論しなければならない」とし 「セヌリ党の改正案は拙速を越え、小細工と欺瞞で綴られていることが確認された。 この法案のすべての過程と財政推計など、すべてを透明に公開しなければならない」と要求した。

アン・ヤンオク会長も「セヌリ党と政府が作った法案が本当に国民統合のための法案なのか疑問がある」とし 「共闘本と六つの団体は代案を作っており、国民が理解できる案を持っている」と明らかにした。

共闘本は再度、公務員年給法改悪(案)の撤回と社会的合議体の構成、 共闘本の参加保障が対話と妥協の場を開く唯一の鍵だとし、 金武星代表の判断を要求した。

セヌリ党、また愛国心に訴えるだけ

セヌリ党の権恩嬉(クォン・ウニ)報道担当者はブリーフィングで 「今日の討論は、公務員の立場と意見を聴取し、虚心胆慨に議論するために用意された場だった」とし 「しかし共闘本の代表者らは、公務員年金改革議論のための社会的協議機構構成、年内処理問題、党論発議公務員年給法改正案撤回の意思などについて、 その場で答が聞けなかったとして退場し、 今回の討論が混乱したことは残念に思う」と明らかにした。

続いて「共闘本が要求する社会的協議機構の構成は、セヌリ党が単独で決められる事案ではない」とし 「議員発議法案は国会法の手続きに従わなければならず、 社会的協議機構は必要なら常任委で与野が合意して作れば良い」と再度強調した。

権報道担当者は「少ない月給でも愛国心により国家と国民のために献身する公務員の労苦をよく知っている」とし 「皆さんに明日の大韓民国を作る意志を見せるよう、切にお願いする」と愛国心に呼び掛けてブリーフィングを終えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-08 13:34:15 / Last modified on 2014-11-08 13:34:17 Copyright: Default

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