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「都市ガス料金値上げは産業資源部の政策失敗が原因」

韓国ガス公社労組、 産業資源部を対象に国民監査請求監査院提出

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年11月06日15時48分

韓国ガス公社労組、「産業資源部政策で17兆6千億ウォンの損失」

韓国ガス公社労組は去る3日、「産業資源部は、天然ガス導入政策の失敗で発 生した損失額17兆6千億ウォンを国民にそっくり転嫁した」とし、国民監査の 請求書を監査院に提出した。実際、都市ガス料金は7月1日に8.4%値上げされ たのに続き、9月1日には再び9.4%値上げされた。

10月24日と11月1日に行われたガス公社と産業資源部に対する国政監査では、 「ガス産業構造再編と直接導入政策の論難の中で、最適条件の長期導入契約の 機会を失なったことによる契約延長、スポット物量購買などで天文学的な費用 損失を招いた」と指摘されている。

また国政監査に合わせて、金ヒョンジュ、チョジョンシク ヨルリンウリ党議 員とエネルギー労働社会ネットワークが共同で「政府のガス産業政策の混乱と その影響」という報告書を提出し「去る99年から始まったガス産業構造改編、 競争導入、私有化政策を続ける産業資源部は、長期天然ガス導入契約推進がガ ス産業構造改編政策の障害になるという理由で、短期、中期のガス導入契約推 進と現物市場依存式の導入政策で莫大な国家的費用を支払い、今はガス供給中 断という国家的需給大乱を自ら招いている実情」と明らかにした。

「来年からガス不足事態」

政府は今年の12月から推進する第8次長期天然ガス需給計画を見ると、すぐ来 年から不足ガス物量が漸増し、2012年には最大750万トン以上のガスが絶対的 に不足することが予想されている。冬には全国で一日に使う天然ガスの量は、 13万トンに達する。

韓国ガス公社労組は、都市ガス料金の値上げと天然ガス供給不足の原因を、 「低価格で天然ガスを導入し、安定した供給の責任を負うべき産業資源部が、 ガス産業の民営化万能主義に陥り、天然ガス導入価格を上昇させた」と指摘、 「また、一部の国内外財閥企業には、天然ガス直接導入を許す特典を与え、一 部の私企業に利益が戻るようにするなど、公益を害する政策を推進している」 と産業資源部の天然ガス政策を批判して、国民監査を請求した。

韓国ガス公社労組は、今後のガス需給の問題とガス産業民営化の問題を知らせ るために、国民監査請求などの法制度的対応と共に対国民宣伝戦、監査院およ び国会前での1人デモなどを行う予定で、12月頃に強力な闘争を展開する計画 だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-11-15 00:16:14 / Last modified on 2006-11-15 00:16:15 Copyright: Default

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