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韓国:公務員賃金2年凍結、事実上削減
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公務員労働者賃金2年凍結、事実上削減

李明博「地位がある」...統合公務員労組「労働者だけに苦痛転嫁」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2009年09月30日11時52分

李明博政権は今年に続いて来年も公務員労働者の報酬を凍結した。李明博大統 領は9月30日午前、記者会見で「下位職公務員は不満が多いが、それでも公務員 は法的に保障された地位ではないか」と賃金凍結を正当化した。

全国統合公務員労働組合は「金持ち減税、法人税減税、4大河川整備事業などの 政策で財政が悪化したのに苦痛分担をただ公務員労働者に転嫁している」と批 判した。

特に公務員労働者の賃金を2年連続で凍結したのは、外国為替危機以後初めて昨 年の4.7%に続き、今年も3%ほど上がった物価上昇率にも至らず、事実上賃金が 削減されている。政府内部でも公務員労働者の士気高揚と物価上昇などを理由 に小幅な賃上げの必要性が提起されたが、李明博大統領の最終決裁の過程で凍 結したと言われる。また、公務員年金法改正で公務員労働者の年金負担率が非 常に高まる展望で、公務員労働者たちの反発は荒い。

今回の公務員労働者の賃金凍結は、公共機関の労働者はもちろん、民間企業の 労働者にも影響を及ぼすと展望される。

全国統合公務員労働組合は「公務員年金凍結決定は民間にも悪影響をおよぼし、 賃金削減や凍結がドミノ現象のように起きる」と指摘した。彼らは政府に「公 務員労働者の士気を考慮し、納得できる水準で処遇改善策を立てろ」と要求、 「1%の金持ちだけのための政策を続け、目を負債で良く見えない臨時方便のよ うな庶民対策で国民を惑わさず、根本的な政策基調を変化させろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-10-05 02:39:45 / Last modified on 2009-10-05 02:39:45 Copyright: Default

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