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韓国:公務員労組、連行組合員の釈放を要求
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公務員労組、連行組合員の釈放を要求

連行者は2人...「行安部による労組弾圧の蛮行」

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2009年04月15日11時03分

行政安全部ワークショップ会場で宣伝戦をした公務員が連行されたことについ て、全国公務員労組の反発が強い。

全国公務員労組と民主公務員労組、教育労組連盟など公務員労組所属組合員約 100人は4月14日に政府が開いたワークショップの内容が「公務員労組弾圧教育」 としてワークショップ会場の全北道茂朱リゾート前で横断幕を広げて糾弾行動 を展開した。

▲14日行政安全部ワークショップが開かれた全北、茂朱リゾートの前を警察が取り囲んでいる。[出処:全国公務員労働組合]

▲公務員労組の横断幕を警察が奪おうとしている。[出処:全国公務員労働組合]

しかし午後2時30分頃に投入され、強制解散を試みた警察兵力約500人との衝突 になり、組合員が連行される事態が起きた。組合員のアン・ヒョノ氏に続き、 キム・ヨングァン氏が追加で連行された。確認された連行者は2人だ。

公務員労組組合員はこの日、茂朱リゾート前で警察と対峙し、夕方にムス警察 署を訪問して抗議した。連行された組合員2人は15日未明に全州警察署に移送さ れた。

全国公務員労組は今回の行安部ワークショップが、3月の「2009公務員労組不法 慣行解消推進計画」教育の一環だと見ている。この計画には専従活動遮断、解 職後復職者再懲戒、非交渉事項団体協約締結禁止、労組後援支援金給与源泉控 除禁止など、公務員労組を圧迫する内容が含まれている。

公務員労組は「地方自治体業務関係者約280人を対象に労組弾圧を指示しただけ でなく、現場で意見を伝えようとした組合員に警察を動員して暴力行為を働き、 2人を強制連行するという蛮行を行った」と糾弾した。

また「公務員労組弾圧の指示は明らかな不当労働行為で、各機関長に不当労働 行為を誘導し、公務員労使関係を破局に追いやる行政安全部の態度は嘆かわし い」とし、この中断を要求した。

公務員労組は今回の事態に関連して、△2009公務員労組不法慣行解消推進計画の 撤回、△公務員労組特別法改正で対話すること、△連行された公務員労働者釈放 を要求しており、受け入れられなければ強い闘争をするという立場だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-04-21 17:33:33 / Last modified on 2009-04-21 17:33:34 Copyright: Default

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