パク・ミョンジェ行政自治部長官、「行政自治部も退出制」

「自発的革新の芽はつみ、恐怖と抑圧だけ」

イ・コンマム記者 iliberty＠jinbo.net / 2007年03月20日11時51分

「退出制、公務員の区分を強要」

ソウル市の公務員退出制が公務員労働者の強い反発を受けているが、パク・ミョ ンジェ行政自治部長官も中央政府にも退出制が必要という意見を表明して問題 になっている。パク・ミョンジェ行政自治部長官は19日の拡大幹部会議で「退 出制に向っているのなら、行政自治部も自らを振り返って準備しなければなら ない」と話したと知らされた。

広がっている公務員退出制に対する公務員労働者の反対は激烈だ。全国公務員 労組は指導部1人デモを行っており、全国の支部は連続的に記者会見をして 公務員退出制が「魔女狩り式で職業公務員制を破壊」し、「公務員を区分する ことを強要」していると強く批判している。

「退出制は革新と正反対」

チェ・ナクサム全国公務員労組報道官は、パク・ミョンジェ行政自治部長官の 発言に対して「行政自治部革新の意味と退出制の意味は正反対に矛盾している」 と指摘した。チェ・ナクサム報道官は「革新の意味は、自発的で創意的な公職 社会を作り、競争力を強化するものであるべきだが、退出制は公務員への抑圧 と退出の恐怖により、ただよく働く公務員だけを作る」とし「客観的な資料も なく、職員投票、クジなどで進められる退出制はむしろ公務員たちのコネ作り を強要し、不合理な腐敗不正を創出する」と批判した。

全国公務員労組ソウル市庁支部、ハイソウル公務員労組などが参加するソウル 市現場是正推進団撤廃共同対策委員会(共対委)は19日、ソウル市庁前で記者会 見して「ソウル市は一方的に暴力的かつ非民主的な退出制度を言論に発表し、 市民の喝采を受ける裏には、公務員社会に対する市民の感情を利用して政治的 優位を占め、同時に独裁的権力を強化しようという意志に違わない」と強く反 発した。

全国公務員労組

共対委は「構造的な問題を職員の退出制で覆おうとすることは権力を強化して 独裁的政策を遂行する基盤を用意するだけで、組織の健康性からはほど遠い」 と指摘し、退出制が「客観的なルールを作る前に根拠もなく公務員の基本的な 生存権と人権を踏みにじる非常識な形態が形成されている」とし「抵抗の根拠 になる芽を奇襲的に摘み取り、今後一方的に評価の基準を作り、客観的な基準 だと言って持続的な退出制を維持する意図」を含むと説明した。

労働組合活動を弾圧する退出制

実際に行なわれている公務員退出制が、公務員労働者の労働組合活動を根本か ら阻止するものという分析も支配的だ。チェ・ナクサム全国公務員労組報道官 は「出退勤を完全にして、さらに多くの成果を残すために絶えざる努力を要求 する公務員社会で、誰が労働組合活動をしようとするのか」と問い、「退出制 は創意的な活動と自発的な活動で公職社会を改革しようとする公務員労働者の 芽を摘み、ただ働くだけの公務員だけを残すもの」と明らかにした。

全国公務員労組は公務員退出制を撤廃させるために指導部1人デモをはじめ、 全国的な集会などを計画している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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Created byStaff. Created on 2007-05-29 05:01:42 / Last modified on 2007-05-29 05:01:43 Copyright: Default