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水原市、長期勤続保育教師、強制配転で議論

水原市、「財政問題のために」...公共労組、「金の定規だけ」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年02月25日17時12分

水原市が「財政問題を解消する」とし、市立子供の家で5年以上長期勤続する保 育教師を強制配転することを発表し、問題になっている。

公共労組によれば水原市は1月24日と2月12日に『市立子供の家従事者管理計画 通知』という題名の文書を水原市にある18の市立子供の家に送った。文書には 「子供の家の雰囲気を刷新し財政難を解消するために長期にわたり勤続して号 俸が高い保育教師を2月末に強制的に配転させる」という水原市の計画が含まれ ていた。こうした水原市の保育教師配転計画は初めてだ。

これに対して公共労組は「水原市は『長期勤続者=財政負担』としか理解してい ない」とし「公共サービスの核心である『保育』をただ金の定規だけで見る水 原市の短見に怒りを越えて悲しさを禁じ得ない」と反発した。

保育教師は子供たちの教育に責任を持つだけに勤続経歴が重要だ。だが水原市 はこれを考慮しない。公共労組は「長期勤続保育教師は1つの子供の家で長く勤 め、子供と情緒的な交流はもちろん、子供の発育と発達程度をよく知り、指導 できる人」とし「金がかかるという理由で保育教師があちこち移動する境遇で はまともな公共保育はできない」と指摘した。

特に今回の強制配転には、水原市が今回の機会に保育教師への人事権を確実に する意志が反映されていると思われ、該当労働者の憂慮の声が高い。イ・ソン ギュ公共労組京畿一般支部支部長は「昨年、水原市にある施設の一つで教師の 問題提起で運営主体が変わった。これが問題になり、水原市が人事権を明確に して、教師の問題提起に対応する意志と見られる」と今回の強制転職措置の意 味を説明した。

公共労組はこれに対して「水原市は教師の正当な問題提起に対し、一方では宥 和の刃を、また他方では脅迫の刃を突きつけている」と指摘した。

続いて公共労組は「国公立機関も競争の論理、市場の論理が適用される時代だ が、『保育』だけはだめだ」とし「水原市は自分の子供を自分の手で育てられ ない無念さで一日を始める両親の心を少しでも推し量り、拙速な配転計画を 即刻中断しろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-03-03 00:00:32 / Last modified on 2008-03-03 00:00:33 Copyright: Default

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