韓国:永登浦拘置所からの手紙 | |||||||
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「反撃の2007年になることを」永登浦拘置所からの手紙 カン・ソンチョル(全解闘)/ 2007年01月03日11時21分 韓国労総が9月11日、労使関係ロードマップを経済人総連、労働部と合意した ことに抗議して、韓国労総で座り込みをしたという理由で拘束された労働者が チャムセサンに手紙を送ってきた。彼はカン・ソンチョル全国解雇者復職闘争 特別委員会(全解闘)執行委員長だ。 現在、永登浦拘置所には同じ嫌疑で8人の労働者が収監されている。12月18日、 裁判所は放火未遂と凶器所持の事実の疑いで、彼らに1年から1年6ケ月の実刑 を宣告した。以下は手紙の全文だ。送られてきた手紙の内容をそのまま掲載す る。-編集者 注 カン・ソンチョル執行委員長からの手紙 いつも労働者とともに進む民衆言論チャムセサンのすべての仲間に機嫌伺の挨 拶を伝えます。 新年にはさらに元気が、楽しみが、うれしい知らせが伝えられられるよう願い、 私の文が最後の悲しい文になることを渇望します。こちらで私をはじめ、拘束 された仲間はみんな、新年にはさらに元気な労働者として暮すことを互いに固 く約束します。 それなのに資本家政権は、御用労総韓国労総は、保守集団ハンナラ・ヨルウリ 党は、非正規改悪法とロードマップを通過させたといいます。本当にうらめし く、怒り、腹が立って耐えられません。それも足りず、年末だとして監獄には、 裁判所と検察は手紙文を書いているこの時間にも懲役刑の判決に従わない検察 に控訴状接収通知と罰金通知書が共に飛び込んできます。敵からの贈り物です。 こんな現実を慰めようと仲間が送ってくれたカードと手紙、本、多くの贈り物 がしばらく喜びを感じさせます。仲間を信じてまた戦おうと思います。 労使政野合に怒った9月19日の闘争は正当です。すでに通過した悪質な国会法 が、敵にとってはもう一つの弾圧法として、労働者たちを困らせるでしょう。 今、その悪法に対し、屈従ではなく悪法を拒否して廃棄する闘争を新しく展開 していかなければなりません。悪法はぶち壊そうという先輩労働者の叫びを忘 れず、そのスローガンをまた胸に刻んで、万国の労働者の前に宣言し、闘争で 労働者の権利を勝ち取りましょう。 先日の悪法に対するスローガンが耳に残っています。 悪法は、破ってぶちこわそう! 闘争! 闘争! 闘争! なぜ解雇労働者が韓国労総に行かなければならなかったのか、少しは話さなけ ればならないようです。 チャムセサン資料写真 最初の理由は、解雇労働者が不当解雇判決を受けても原職復帰ができません。 はした金で整理すれば終わりです。不当解雇をした事業主の処罰条項は削除さ れ、悪質な労働弾圧が合法化されるのです。法があっても守らずにいるのが今 の資本家たちです。 解雇労働者たちは、今も地労委、中労委、法により不当解雇という判定を受け ても現場に復帰できずにいます。法があっても資本家に適用されないのなら、 それだけというのが現実です。ですから闘うしかありませんでした。解雇労働 者の闘争は、本当に険しいです。すでに経験で感じているからです。 原職復帰闘争は、現場での集会闘争を原則にしています。そうすることができ ない条件があったりもします。集会闘争の過程で多くの解雇労働者が監獄を経 験することになります。集会規定のとおりに安全な集会をしようとすると、会 社は、社長どもは、必ず救社隊チンピラ、御用労組の執行幹部を動員し、集会 を妨害します。 私は2000年5月にタクシー会社から解雇され、今まで全解闘に参加しています。 解雇の理由は本当にとんでもありません。タクシー労働者は運転免許が停止さ れると働けません。働けば無免許運転だからです。ところが会社は免許停止期 間に出勤しなかったと言って、免職処理をしました。出勤した日、会社は解雇 の事実を伝えて働かせず、今まで解雇者として毎年監獄暮らしをしています。 ところが資本家の社長どもと救社隊・御用労組、韓国労総の労組のチンピラど もは、あらゆる暴力と不法を働いてもたった一人も拘束されず、何の処罰も受 けなかったそうです。集会では韓国労総の幹部と会社の管理者がひとつになっ て暴力で解雇労働者の集会を妨害します。時にはテロをしたりもします。ナイ フを首に突きつけ、殺人行為も、そして車で人をひいたりもします。それに抗 議する労働者は業務妨害だ、集示法違反だ、暴力行為だと言われ、逆に労働者 を拘束します。 全解闘で活動する、ある解雇者の仲間は労災治療を受けたことを理由に解雇さ れました。不当解雇の事例はとても多いのですが、すべては話せません。解雇 事業場の集会で解雇者を弾圧する救社隊の主役は全員が韓国労総に所属する御 用労働組合が先に立って解雇者を弾圧しています。 韓国労総事務総長と官僚どもは、事務室を訪問した組合員たちをどうしたでしょ うか。浦項建設労組のハ・ジュングン烈士を殴り殺した殺人魔警察、暴力警察 を動員し、われわれを監獄に売りとばしました。労働組合の看板を上げていて、 なぜこんなことができるというのですか。今は韓国労総の御用の歴史をまた糾 明して、幻想も憐憫も労働組合と認めてもいけないと思います。 民主労総と労働者階級政党、韓国の良心勢力すべては、全労働者階級の怒りを 忘れず、御用韓国労総と彼らのボス盧武鉉政権、保守ゴミ政党のハンナラ党、 ヨルリンウリ党、彼らに追従するすべての反労働者勢力に対抗した闘争を、 2007年の新年を始めるにあたり展開することを切実に望み、80万民主労総労働 者の軍隊と労働者階級政党、そして良心勢力すべてが少数の悪質な資本家への 反撃を始める2007年初の闘いになることを切実に望み、まとまりのない文はこ れぐらいにします。 今後も監獄の仲間と、闘争する労働者階級に、目と耳と口になってくれるだろ うと信じます。新年にはチャムセサン言論が世界を享受し、清く明るい一年に なることを祈ります。闘争! 2006年12月29日、永登浦拘置所にて 全解闘カン・ソンチョル拝 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-01-06 11:09:38 / Last modified on 2007-01-06 11:09:40 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |