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スペイン20万 教育ゼネスト...教育部庁舎を包囲
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スペイン20万人教育ゼネスト...教育部庁舎を包囲

教育予算削減、教師数・賃金削減...学生90%、教育労働者83%が同盟ストライキ

チョン・ウニ記者 2013.10.25 16:59

スペイン政府の教育予算削減に反対し、全国小中等学校と大学生、教職員、保護者が教育ゼネストを行い、路上にあふれた。

エルパイス等によれば、10月24日、全国で20万人以上がスペイン政府が進める 教育予算削減法、教育部長官の名前を取った別名「ウェルト法案」に反対して 同盟ストライキを行い、「すべてのための良質な公教育」を要求した。

[出処:elpais.com画面キャプチャー]

バルセロナでは17万人が街頭に、マドリードでは数万人が教育部庁舎を囲んで デモするなど、教育ゼネストは大衆的に展開された。スペイン教師労組によれ ば、全国で学生の90%と教育労働者の83%がこの日の同盟ストライキに参加した。 スペイン教育当局はしかし、21%の教師しかストライキに参加しなかったという 立場だ。政府法案に反対する今回のデモは22日から始まり、24日最高潮に達した。

首都マドリードでデモに参加した弁護士のエミーロ・ドゥラン(51歳)は24日、 ロイターに「政府は教育の公的性格と質を壊している。政府は私たちを30年前 に戻そうとしている。単に金持ちと権力者の子どもだけがまともな教育の機会 を得られようにする」と政府の教育政策を批判した。彼の娘は小学校に、息子 は中学校に通っている。

スペインの教育労働者、学生と保護者は、これまで政府の教育予算削減方針に 反対して戦ってきた。スペイン政府は政府予算を減らす緊縮措置により2010年 から64億ユーロを削減し、今年の予算は前年度より約7%削減された。緊縮措置 により、現在まで2万人の教師が解雇され、施設と設備は老朽化し、学級規模は 大きくなっている。

しかし最近、政府が進めている教育予算削減法が伝えられ、デモはさらに大き な規模で進められた。この法案は教育予算の追加削減、登録金を値上げする 一方、教育に対する統制を強化する。

この法案が通過すると、大学の入学要件は強まり、宗教教育が強まって大学生 は学年進級試験を受けなければならない。独立デモが持続的に行われたカタロ ニアとバスクなど、2つ以上の公式言語を使う学校でのスペイン語教育はさらに 強化される。政府は青年失業率が50%にのぼる現在、学生と公教育の競争力を高 め、大学の自立権を向上させるためには、こうした措置が必要だという立場だ。 教育公務員には賃金カット、教師人員削減を強制する。

スペイン政府は10月25日に法案を決定し、議会に提出する予定だ。与党優位の 国会でもすぐに通過する展望だ。

[出処:elpais.com画面キャプチャー]

[出処:elpais.com画面キャプチャー]

▲老年の男性が「私のためではなく若者のためだ」というプラカードを持ってデモしている。[出処:elpais.com画面キャプチャー]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-10-25 21:06:02 / Last modified on 2013-10-25 21:06:02 Copyright: Default

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