東京東部労組:「社会主義に向かう労働運動」連続学習会を開始 | |
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みなさん 東京東部労組の須田です。 以下、学習会の報告です。 【東部労組の学習活動】 「社会主義に向かう労働運動」連続学習会を開始 全国一般東京東部労組は4月20日、「社会主義に向かう労働運動」連続学習会の第1回を 組合事務所で開催しました。 この連続学習会は、昨年11月の東部労組第51回定期大会で確立された「社会主義に向かう 労働運動」の路線をわたしたちの主戦場である職場で組合員が実践していくために企画さ れました。 第1回は須田書記長が学習会全体の基調を提起・報告しました。 1968年に結成した東部労組がその歴史で一貫して堅持してきた「階級的労働運動」の思想 ・運動を継承し、さらに発展させるものとして「社会主義に向かう労働運動」の路線があ ると説明しました。 一方で路線確立後に始めた毎月定例の「社会主義を実現しよう」という駅頭宣伝で「何を 話すべきかが難しい」という組合員からの率直な感想や「社会主義のイメージがわかない 」「職場と社会主義がどう結びつくのか」といった疑問の声を紹介しました。 報告ではあらためて現在われわれが生きている資本主義社会は(1)生産手段(土地・工 場・機械など)の資本家による私的独占(2)労働力の商品化として労働者の身の切り売 りが強いられているという構造的な要点をあげ、それが労働者の不幸と非人間的な社会を つくっている根源であることを明らかにしました。 まず労働者は自分の身の上にふりかかる問題を取り上げ「食わせろ」「生きさせろ」の闘 いに立ち上がるが、その根本には「自分たちは商品ではない、人間だ」という叫びが込め られていると強調しました。 こうした自然発生的に起きる資本への労働者の抵抗を、労働組合がその運動の目的を単な る賃上げや労働条件の改善だけにとどめて固定化してしまうと、矛盾の根源たる資本主義 を変革できないどころか、いつしか資本主義社会を支える側に自らが移行し、資本による 差別や戦争に労働者を加担させる役割を果たしてしまう危険性を指摘しました。 そのうえで労働組合が日々の職場闘争や争議などの中に、労働者が政治権力を握って社会 主義(共産主義)を実現するという意識を形成・自覚することを目的として追求すること が労働運動の発展には欠かせない、とまとめました。 報告後の討議では、組合員から「同僚に『資本家に搾取されているから一緒に立ち上がろ う』と言ってもなかなか響かない」などと職場での困難な状況が述べられました。それに 対して別の組合員が「資本主義は一見、労働者が自由に対等な立場で資本家のもとで働い ているように偽装されているが、そうしないと生きていけないという意味で強制されてい るのが本質だ」と応答しました。 また、別の組合員は「労働者はどれだけ商品として扱われて、資本主義に合わせた生き方 を選んでいるように見えても、人間が人間であることをやめない以上、必ず怒りや不満を 抱えている。そのような思いを引き出して資本主義社会の亀裂として拡大させていく観点 をわれわれ自身が身につけなければならない。要は労働者の革命的本能を信じることでは ないか」と意見しました。 次回の学習会からは職場で実際に労働運動に取り組んでいる組合員が「社会主義に向かう 労働運動」の実践方針をそれぞれ報告し討論していく予定です。 ■参照ブログ記事 https://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/8189aedf50dea85a89b92f6c6df26f33 Created by staff01. Last modified on 2025-04-22 17:49:40 Copyright: Default |