JCA-NET 4月のセミナー案内 : データの暗号化ソフトを使ってみる | |
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________________________________________________ JCA-NETからのお知らせ(2025年4月のセミナー予告) ________________________________________________ 2025/4/5 Table of Contents _________________ 1. セミナー1:4月20日(日) 15時から 電子フロンティア財団の「自己防衛マニュアル」 を読む 2. セミナー2:4月25日(金)19時から データの暗号化ソフトを使ってみる 3. セミナー3:4月28日(月)19時から フォローアップ 4. 参加方法 5. セミナー参加者を中心としてdigital-rightsというメーリングリストが設置されてい ます 1 セミナー1:4月20日(日) 15時から 電子フロンティア財団の「自己防衛マニュアル」を 読む ==================================================================================== 開催方法:オンライン (申し込み方法は最後をごらんください) 現在国会で審議中のサイバースパイ・サイバー攻撃法案では、日本を標的とす る国外からのサイバー攻撃の脅威ばかりが喧伝され、これへの対抗手段は、警 察や自衛隊による先制的なサイバー攻撃だけであるかのような印象操作に晒さ れてきました。しかし、法案が目指しているのは、日本政府が世界中の人々を スパイし、場合によっては破壊行為にも及ぶというサイバー上の武力行使といっ ても過言ではない手段に道を開くものです。 その一方で、実は、私たちのサイバー上の活動も政府による情報収集の標的と なり、私たちのセキュリティを益々脆弱なものにしてしまう危険性が高くなり ます。そして、法案が成立すれば、日本で暮す多くの外国籍の人々の安全なコ ミュニケーション環境が深刻な危険に晒され、私たちもまた警察や自衛隊など による監視やスパイ行為の標的になります。 いわゆる通常の軍事安全保障とは違い、私たちのサイバー領域における基本的 なセキュリティは私たちでも十分に防御できます。今回のセミナーでは、米国 の電子フロンティア財団が作成した「自己防衛マニュアル」を紹介します。集 会やデモに参加するときの注意から日常的なセキュリティ対策まで幅広いトピッ クを具体的なパソコンやスマホの使い方を例示しながら解説しており、日本の 私たちにとっても非常に参考になります。この自己防衛マニュアルを通じて、 政府のスパイ活動やサイバー攻撃から私たちと仲間を、そして更に世界中の人々 を防御する基本的な知識を身につけることを目指します。 参考 電子フロンティア財団「自己防衛マニュアル」日本語訳 <https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/hankanshi-info/knowledge-base/category/eff_%e8%87%aa%e5%b7%b1%e9%98%b2%e8%a1%9b%e3%83%9e%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab/> オリジナルサイト<https://ssd.eff.org/> 2 セミナー2:4月25日(金)19時から データの暗号化ソフトを使ってみる ================================================================= 開催方法:オンライン (申し込み方法は最後をごらんください) 暗号化関連のソフトなどについては、これまでもセミナーで何度か紹介してき ました(23年11月、24年10月)。先月のセミナーではAppleのiCloudに対する英 国政府による暗号データ解読命令の問題をとりあげました。この命令は、英国 だけでなく世界中のiCloudを対象とした命令であり、日本のユーザーにも影響 が及ぶ可能性があるものです。このケースに限らず、日本も含めて世界各国の 政府はデータの暗号化に対抗して、収集したデータが暗号化されて解読できな い事態への対処として、クラウドサービス業者などに捜査機関が暗号解読でき るように、暗号化を弱体化させる措置を強制するなどの政策が進めようとして います。 しかし、他方で、政府などでも解読が困難なデータの暗号化を私たち自身で行 いながらクラウドを利用することは不可能ではありません。クラウド業者によ る暗号化サービスに頼らないで自分でデータの暗号化を行なってクラウドを利 用する方法として、今回のセミナーでは、Cryptomatorを紹介します。 Cryptometorは自分のパソコンでデータを自分で暗号化してクラウドにアップ ロードすることができるソフトです。クラウドを利用している皆さんはぜひ参 考にしてください。 参考 Cryptomatorの公式サイト(英文) <https://cryptomator.org/> Wikipedia(日本語) <https://ja.wikipedia.org/wiki/Cryptomator> 見られて困るファイルをクラウドストレージに置くならCryptomatorを使おう <https://vpn-taizen.com/what_is_cryptmator/> CrypTomator を使用してファ イルをクラウドにアップロードする前に暗号化する <https://ja.linux-console.net/?p=18415> 3 セミナー3:4月28日(月)19時から フォローアップ =============================================== 開催方法:オンライン (申し込み方法は最後をごらんください) 毎月最後の回は、特にテーマを設けずに、参加者の皆さんが持ち寄った様々な 疑問や質問、あるいは意見などをとりあげながら進めています。毎回のセミナー では十分に取り上げられなかった課題や消化不良になった話題について、補足 の説明などにあてる場合もあります。今月はサイバースパイ・サイバー攻撃法 案の国会審議を睨みながら、米国の電子フロンティア財団による「自己防衛マ ニュアル」やデータ暗号化ソフトCryptmatorを取り上げました。これらについ て、実際に使ってみた上での疑問などを出していただいてもよいですし、法制 度やサイバー関連の事柄についても情報交換ができればと思います。また、セ ミナーでは取り上げていないテーマであっても、疑問などがあれば遠慮なく出 していただければと思います。 このセミナーではLinuxOSにも力を入れています。初心者の方でLinuxに関連す る質問などができる場所が限られていますので、ぜひ疑問や質問を持ち寄って ください。 そのほか技術的なテーマとして、これまでセミナーで取り上げてきたものの一 例。 - XやFacebookに代替するMastodonの使い方 - CryptPadの使い方 - パスワード管理 - Zoomに代替するJitsiを使ったオンライン会議 - 暗号化サービスProtonやTutaのメールサービス - 機械翻訳の活用(DeepL) など。 最近の社会・政治的なテーマでセミナーやメーリングリストなどで話題になっ た事柄の一例。 - 政府による暗号規制 - サイバースパイ・サイバー攻撃法案 - ガザ戦争とIT産業の戦争責任 - 生成AI - 国連サイバー犯罪条約 - マイナンバーとデジタルID - ジェンダーとインターネット など。 4 参加方法 ========== JCA-NETの会員以外の方でセミナーに初めて参加される方は予約が必要です。 下記の申し込みフォームから申し込んでください。(アクセスに若干時間がか かるかもしれません) <https://pilot.jca.apc.org/nextcloud/index.php/apps/forms/s/nq7Jbi48GQ2qYgoZATk8qDzz> あるいはメールで申し込む場合は jcanet-seminar@jca.apc.org まで以下の各項目を記載して申し込んでください。 申し込み内容 - おなまえ - メールアドレス - 参加希望のセミナー番号(複数可) - 今後もセミナーの案内を希望するばあいは「案内希望」とお書きください。 - セミナーのメーリングリストに参加希望のばあいは「メーリングリスト希望」 とお書きください。 参加費 無料(カンパ大歓迎) オンラインはJitsi-meetを使用します オンライン会議室 Jitsi-meetのマニュアル <https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/93> JCA-NETの会員メーリングリスト、セミナーメーリングリストに登録されてい る方は、当日30分前に、メーリングリストからの会議室案内をみてアクセスし てください。 ----- 余裕のある方は是非カンパを是非よろしくお願いします。 セミナーはJCA-NETの会員の会費で運営されています。 郵便振替口座 JCA−NET (シ゛ェイシーエイ−ネット ) 記号番号:00190-3-417584 ゆうちょ銀行〇一九店 417584 5 セミナー参加者を中心としてdigital-rightsというメーリングリストが設置されていま す ================================================================================== セミナーで取り上げたトピックなどを中心に、幅広くインターネットにおける 諸問題や、ネットのセキュリティやプライバシー、非営利のオープンソースの ソフトウェアの導入、あるいは政府や企業の情報通信政策、国際情勢など技術 的なノウハウから社会問題まで様々なトピックの情報交換が行なえます。参加 を希望される方は、 toshi@jca.apc.org まで、件名に「メーリングリスト参加希望」と書き、メール本文に おなまえ 配信希望のメールアドレス を記入して送信してください。登録作業をいたします。 問い合わせ先 小倉利丸(JCA-NET理事) toshi@jca.apc.org 070-5553-5495 Created by staff01. Last modified on 2025-04-05 18:26:40 Copyright: Default |