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「完全護憲の会」ニュース:偽情報(フェイクニュース)に対抗するために | ||||||
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「完全護憲の会」ニュース131号をお送り申し上げます。 今号のニュースには、読者が執筆された「崩壊する国民皆保険制度」を掲載しておりま す。ご参考にしていただけますと幸いに存じます。 マイナ保険証など、セキュリティは大丈夫かと気になっています。詐欺の被害が2年連 続で最高記録を更新しており、個人的にも数年前から、フルネームで本人確認してくる詐 欺電話がかかってきて、なんだか不気味です。 個人情報と同様、兵庫県知事関連で話題になっている「デマ」も、一般に関心が低くて 軽く見られがちですが、現実には極めて由々しい問題です。 1月中旬に亡くなられた竹内英明・前県議は、9か月で3人目の関連死です。竹内氏は昨 年、事態が紛糾する10月にご母堂が他界され、翌月「家族を守る」ために辞職。ところが その後も「逮捕間近」というデマが拡散されていたので、今回は訃報後すぐに県警トップ が、「全くの事実無根」と異例の証言をしました。 もし官公庁が、確定できる偽情報を早めに発表し、発信源にイエローカードを出せば、 被害者を救えるでしょう。 何か騒動が起きると、巻き込まれたくない人が急増して被害者一家が孤立するなか、例 えば尾行や監視、今回のように自宅前で街宣までされると恐怖の一語です。近隣関係も壊 れ、生活自体が成り立ちません。これは、深刻な人権問題です。 かつて旧モンサント社も、デマ攻撃などで標的の農家を村八分にし、追い出す手法で農 地を獲得していました。反原発運動の人々が体験した被害例の展示会では、罵倒や無言の 電話が深夜も鳴り続け、注文していない商品が大量に届いたり、自宅に汚物などを投げ込 まれたり、「言葉にできないことも…」と聞きました。沖縄知事選でデニー知事が受けら れた選挙妨害も、さぞやと想像します。 とくに人格破壊を狙うデマは刺激的な内容になり、一度ネットに流れるとネット上だけ でなく、人々の脳内にも残り、どちらも完全削除は不可能です。 偽情報(フェイクニュース)の拡散はIT技術の展開とともに威力を増幅し、世論や選挙 を動かし、民主主義の土台を蝕むことができます。そのため海外では早くから重視して対 策を研究していますが、邪魔者を潰したい側にとっては非常に効果的で効率もよく、増え 続けるだろうと言われます。 兵庫県知事選ではN党・立花孝志氏が、斎藤前知事を当選させる目的で立候補し、狙い どおりに大逆転の結果になりました。選挙期間中のSNS投稿数の分析結果では、立花氏の 虚偽情報や非常識な漏洩情報が発表されるたび急上昇しているので、世論が影響されたこ とは明らかでしょう。 最近、数人の維新県議が、立花氏への情報提供に関与したと認めていますが、反省や後 悔の気持ちがなぜか伝わってきません。 今後は司令塔などの解明と、例えば不在者投票数の推移や、SNS投稿・拡散に加わった アカウントの分析などが待たれます。 なお、立花氏は昨年7月都知事選でも奇策を使い、同じポスターが24枚も掲示板に並び ました。最近も、次は○○自治体の選挙に行くと話しています。 こういう特異なケースをきっかけに規正法が増える弊害もあり得ます。即効性もあまり 期待できません。 でも、私たちには打つ手があります。健全な民主主義を守るベストの方法。それは、み んなで情報リテラシー(情報の真偽を見抜く力)を磨き合うこと、つまり一人一人が日頃 から、情報の真偽を考え、友人と情報交換し、見分ける力を磨くことです。例えば、妥当 な根拠に基づく事実か、個人の推測・憶測か、常識や倫理に反しないか、矛盾は無いかな どチェック。信頼性の高い他社の情報と見比べるとわかりやすいです。解けない疑問は省 庁や新聞社に電話するのが簡単。国民の関心が高まるほど、組織は気を引き締める…と期 待しましょう。 海外サイトで東と西、右と左を見比べるのもお奨めです。各サイトの機械翻訳はほとん どの言語をカバーし、訳文の上達は著しく、試しに操作すると簡単すぎて感動します。 今は世界中、偽情報が堂々とはびこる時代ですが、いつの世も、悪意の嘘にだまされて 喜ぶ人はいません。みんなが真偽をチェックし始めると、まず詐欺団が減るでしょう。デ マは効果が薄れ、悪だくみは自然に減ります。なお、デマ関連のサイトを見るたびアクセ ス数が増えて、彼らの収入が増えることもお忘れなく。 さらには、西側諸国で激化するトランプ・バッシングの隙間から、トランプ大統領が挑 戦している歴史的大事業の骨子が垣間見えてくるかもしれません。 *死亡の前兵庫県議の捜査「事実無根」と県警本部長… 朝日新聞 2025年1月20日 https://www.asahi.com/articles/AST1N1CH1T1NPIHB007M.html *〈兵庫県議が語るネットリンチの恐怖〉「竹内さん亡くなったけど、アンタはどうな の」… 集英社 2/1 https://news.yahoo.co.jp/articles/2216a64ef8c82c96cf5a18f6a4fe729d0571c336 *維新増山誠兵庫県議“秘密会”の音声データの提供認め… ABC 02/20 https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_29972.html *兵庫・竹内元県議に対する誹謗中傷の拡散…“文書”は誰が作成し、誰が立花孝志氏 に渡したのか…検証【報道特集】 TBS 2025/02/22 https://www.youtube.com/watch?v=itl4pFj-kxo&rco=1 以上、私見を交えて情報例をご紹介させていただきました。さらなるネット検索などの お役に立てば幸いです。 ――担当 W・O ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ※ 当会では毎月1回、ニュースのファイルを皆さまにお届けしております。(無料) ご不要の方、あるいは新規にご希望の方は、本メールアドレス宛にご一報をお願いいた します。 ニュースのバックナンバーはホームページでご覧下さい。 https://kanzengoken.com/?page_id=6351 ※ 下記は当会刊行の冊子シリーズです。昨年12月に加わった新刊「冊子シリーズ15」 には、2022年12月〜24年の各月ニュース一覧も付いています。ご希望の方はシリーズ番号 や部数、送付先を本アドレス宛にお知らせ下さい。(送料目安:〜3冊/スマートレター 210円;〜8冊/レターパックライト430円) https://kanzengoken.com/?page_id=6302 ★ 完全護憲の会刊行 冊子シリーズのご案内(2015年4月〜)★ (1)シリーズ1『日本国憲法が求める国の形』(実費300円) (付・日本国憲法全文/「完全護憲の会」設立趣意書及び会則) ☆当会の原典。現憲法と現国政とのへだたりを列挙。 (2)シリーズ2『安倍政権下の違憲に対する緊急警告』(実費50円) 緊急警告001号〜013号(2015年〜2016年) ☆第三次安倍内閣における違憲を告発。 (3)シリーズ3『戦前の悪夢・戦争への急カーブ ―安倍政権3年のあゆみ』 岡部太郎 著(実費300円) ※在庫なし 前・当会共同代表・岡部氏の月例「政治現況報告」集(2014年1月〜2016年11月) ☆岡部太郎氏は元・中日新聞東京本社編集局政治部長(東京新聞)、2018年4月逝去、 86歳。 (4)シリーズ4『明治帝國憲法下のくらし ―自民党改憲草案のめざすもの― 羽毛より も軽かった人のいのち』(実費300円) (付:大日本帝国憲法/教育勅語/軍人勅諭/戦陣訓/自民党改憲草案) ☆当時の人命はいかに使い捨てられたか。詩「地獄の話」(濱口國雄作)収録。 (5)シリーズ5『平和に向けて活用したい道徳 ―教育勅語の重圧と死線をさまよった 臣民たち 歴史から見る道徳の教科化』 山岡聴子 起草(実費400円) (付:教育勅語(明治23年)/小学校祝日大祭日儀式規定(明治24年)/教育基本法(旧 法)/同(新法)) ☆教育勅語から教育基本法(旧・新)への変遷。 (6)シリーズ6『朝鮮半島情勢と私たち ―北東アジアの平和と繁栄のために』 大畑龍 次 起草(実費400円) (付:南北共同声明/南北共同宣言/日朝平譲宣言/南北首脳宣言/日朝ストックホ ルム合意/南北板門店宣言/トランプ大統領と金正恩国務委員長のシンガポール米朝首脳 会談共同声明) ☆米朝首脳会談後の行方、朝鮮半島の非核化、南北統一実現の前途を見る。 (7)シリーズ7『安倍政権下の違憲に対する緊急警告2』(実費100円) 緊急警告014号〜033号(2016年〜2018年) ☆第三次及び第四次安倍内閣における違憲を告発。 (8)シリーズ8『スマトラ島で敗戦 マレー半島でJSP ―学徒徴兵・私の戦争体験記』 福田玲三 著(実費400円) (付:『馬南歌集 残響』) ☆JSP(降伏日本軍人)の現地における文集や歌集を収録。 (9)シリーズ9『未来への小さな礎(いしずえ) ―戦争の惨禍を見つめて』 山岡聴子 著(実費400円) ☆日本が行った侵略戦争の跡をたどる。 (10)シリーズ10『三鷹事件・巨大な謀略の闇 ―冤罪晴らす再審開始を』 福田玲三 著(実費400円) (付:下山事件・松川事件) ☆いまなお再審請求中の三鷹事件を中心に、下山事件、松川事件の真実を語る。 (11)シリーズ11『日本国憲法の司法 ―「法治国家」から「法の支配」へ』 後藤富士 子 著(実費400円) (付:「完全護憲の会」設立趣意書および会則) ☆戦前の司法は「ドイツ型」であり、戦後は「アメリカ型」に転換したが、古い尻尾 が残した課題を検証する。 (12)シリーズ12『安倍・菅政権下の違憲に対する緊急警告3』(実費300円) 緊急警告034号〜056号(2019年〜2021年) (付:解説と年表) ☆安倍・管政権式 悪政の最盛期。国会軽視、憲法無視、とりわけ2015年9月の戦争法 案・強行採決。さらに無数の虚偽答弁、違法疑惑事件は社会にモラルハザード(倫理の危 機)をもたらし……それを引き継いだ最後の3年間。 (13)シリーズ13『危機に立つ日本国憲法 ―憲法審査会改憲発議の動きと私たちの課 題』(実費400円) (付:憲法審査会に関連する年表) ☆安倍・菅内閣を引き継いだ岸田内閣は、2022年2月以降ほぼ毎週、憲法審査会を開催 するようになり、憲法9条の明文改憲をめざした「戦争する国」づくりの総仕上げに傾注 している。しかし、日本は本当に戦争できる国なのか。現実や諸論を踏まえ、私たちが進 むべき道を模索した。 (14)シリーズ14『安倍政権の総括』(実費500円) (付:安倍政権に関連する年表) ☆安倍首相は長期在任期間に多くの矢を国民に放った。言論の府の空洞化、メディア の無力化、新しい戦前の法制化、実質賃金低下や消費増税2回で市民を弱体化。専門家に よる分析を中心に経済、歴史、報道、外交、内政、倫理の6章立て、安倍氏に特徴的な幼 児性はコラムで特集。 (15)シリーズ15『岸田・石破政権下の緊急警告第4集』(実費300円) 緊急警告057号〜070号(2021年〜2024年) (付:「提言」、および「政治の現況」各月ニュース一覧2022年12月-24年11月) ☆岸田政権は防衛費をGDP2%に引き上げ、安倍元首相の国葬を強行、事故原発のトリ チウム汚染水を海洋投棄…。特技は「国民の声を聞く力」、実態は「上級国民の声」のみ 聞く。石破政権は日米地位協定の改定「必ず実現したい」と。いつになるかは不明。 引き続きご支援ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 完全護憲の会 事務局・福田玲三 kanzengoken@gmail.com 公式ホームページ https://kanzengoken.com/ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ Created by staff01. 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