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中国:清掃労働者の殺人事件〜「罰金による管理」という慢性的抑圧と公共部門の責任回避
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〔レイバーネット国際部・I〕

2023年11月に中国山西省で発生した清掃労働者による殺人事件についての論評です。長い
のでこちらにUPしました。

・中国:清掃労働者の殺人事件〜「罰金による管理」という慢性的抑圧と公共部門の責任
回避
(日本語訳DL)https://www.dropbox.com/scl/fi/qltx51bjw84mfgx1wadtu/20230721.pdf?rlkey=ydwk1b1u35e2n797wap2u4pyp&st=d3urfc5d&dl=0
 
(原文)祥子:环卫工杀人事件:“以罚代管”的慢性霸凌与公共部门的推卸责任(2023年
7月21日)
 https://theinitium.com/zh-hans/opinion/20230721-opinion-china-sanitation-worker-murder

筆者の祥子さんは2014〜2019年ごろまで広州の清掃労働者の組織化に携わってきたアクテ
ィビストで、2019年末に警察に拘留され、21年秋からは海外で活動を続けているようです。

これを訳そうと思った理由の一つは、2024年12月16日に無錫の職業訓練校生の徐加金(21
歳男性)が同校の学生8人を刺殺、17人が負傷するという事件です。容疑者は12月17日に
死刑判決を受けて今年1月20日に死刑が執行。徐加金は無為な職業訓練カリキュラムや過
酷な実習制度に憤っていたともいわれおり、結局卒業できないことに絶望して犯行に至っ
たとされています。殺害された8人のうち7人が女性だったということもあり、フェミサイ
ド(女性殺し)でもあります。

労働者階級の怒りが殺人事件に向かうという通底する何かがあるとおもい、とりあえず
2023年の事件を論じた祥子さんの論考を訳してみました。

無錫の職業訓練学校の殺人事件の加害者については、こちら↓でさらに詳しい分析がされ
ています。当初犯人は過酷な実習制度に抗議するプロテスターだと持ち上げた意見に対す
る、別の視点からの論考(のよう)です。

・拼图无锡职校凶犯:学生工,多头借贷者,”宅左”与“浪人”(2025年2月1日)
(無錫職業訓練校殺人犯のジグソーパズル:学生の見習い工、多重債務者、左翼オタク、
浪人)
 https://att.laborinfocn5.com/articles/67131

これもまたいずれ。

Created by staff01. Last modified on 2025-02-12 18:34:18 Copyright: Default

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