海上保安官の暴力的行為を許さない!「辺野古ぶるー」千葉さんの裁判が結審 | |
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知多 歩(現地レポート) 「辺野古ぶるー」は、沖縄辺野古・大浦湾の命をまもるため、環境に優しいカヌーで海に漕ぎ出す市民によるカヌーチーム。新基地建設のための海上作業が始まった2014年から、もう10年以上、継続的に海上から工事の監視・抗議を行っている。政府による代執行が強行された2024年1月10日から1年後の今月10日には、海上大行動が行われた。 辺野古ぶるーの抗議行動に対する海上保安庁の妨害は当初から苛烈で、職権乱用とも思われるような危険行為がたびたび指摘されてきた。
カヌーチームの中心的メンバーである千葉和夫さんは、抗議活動中の2021年4月15日に海上保安庁の高速ボートに追突され、救急車で運ばれた。むち打ち損傷などの被害を受けた千葉さんは「他のメンバーも同じ目に遭いかねない」と、国への損害賠償を求めて7月30日に那覇地裁に提訴。一歩間違えば命にかかわる大怪我だったこの行為を、海上保安官は「軽微な接触」と主張、原告側証言や弁護士の丁寧な反論にもかかわらず、「適正な行動」と終始開き直っている。 ちなみに千葉さんはカヌーによる大浦湾行動で、海上保安官に、なんと5回も負傷させられたという。海保を刑事告訴したものの却下され、民事で争うことになった。
1月14日、那覇地方裁判所で第17回を迎えた口頭弁論は、最終準備書面を提出し結審した。法廷に設けられた報道席5席は記者で埋まり、傍聴人の中には遠く札幌や埼玉から駆けつけた人もいた。判決日は、那覇地裁で3月11日(火)14時30分の予定だ。
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