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中国:40日目を迎えた人権派法学者・許志永さんの獄中ハン スト
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〔レイバーネット国際部・I〕
中国山東省の獄中で40日以上もハンストを続けている許志永さんの続報です。下記の補足 の説明にもあるように、許さんは2003年に農民戸籍の出稼ぎ者が「居住証」不携帯により 収容され暴行によって死亡した「孫志剛事件」を契機に農民工や市民の権利向上の活動を はじめた方です。今回のハンストの直接の理由は、パートナーからの手紙を刑務官が目の 前でびりびりに破いた外部交通権への侵害に抗議するものです。注目を。以下、転送しま す。 + + + + + 現在もなおハンガーストライキが続いているが、中国政府および監獄は弁護士接見すら妨 害し、家族を脅迫し、情報を秘匿している。 虐待は未だ改善されておらず、情報統制によってこの事件が世間から忘れ去られることを 企図しています。 ハンガーストライキ継続40日目となる11/12に、一層の国際的関心を呼びかけるオープン レターが公開されています。 中文と英文バージョンがこちらのリンクから読めます。後日、日本語訳ができましたらま た共有します。 https://free-xu-ding.github.io/? ◆「廈門集会事件注目グループ」が11/12にSNSに投稿した文章  https://x.com/FreeXuDing/status/1856130343192965601 (日訳) 「今日は#許志永 によるハンガーストライキの40日目である。当〈注目グループ〉は危機 的状況にある許志永に対する引き続きの関心を呼びかける。現在中国当局は彼らの常套手 段である「回答拒絶」と「情報源の封鎖」などの手段を用いて世間からこの事件を忘れ去 らせようとし、魯南監獄での許志永への一層の迫害を黙認し続けている。 こちらのオープンレターにご関心を持ち、拡散してくださるようお願いします:https://free-xu-ding.github.io/open-letter-cn-2024-11-12/ 」 (原文) 今天是 #许志永 绝食抗争的第40天。关注组呼吁大家继续关注尚处于危急状态中的许志永 。中国当局正在使用他们惯用的“拒绝回应”和“封锁信息来源”等手段,让事件逐渐被遗 忘,甚至默许鲁南监狱进一步迫害许志永。 欢迎关注转发这封公开求助信:https://free-xu-ding.github.io/open-letter-cn-2024-11-12/ (補足) #許志永(#XuZhiyong #许志永)さんは1973年生まれ、中国河南省出身の人権派法学者。 長年にわたり中国国内で非暴力主義の人権擁護活動や中国の社会改革に関する意見公開に 携わってきた。特に農民戸籍の出稼ぎ者が「居住証」不携帯により収容され暴行によって 死亡した2003年の「孫志剛事件」を契機にした活動に関与し、農村戸籍・都市戸籍者間の 深刻な制度的格差是正のため尽力したことでも知られる。 2012年に指針が公開された「#新公民運動」の発起人として国際的にも知られ、「中国の マンデラ」とも呼ばれてきた。中国の民主派知識人として非常に有名な人物の一人。 2020年の弾圧以降長期間拘束され続けており、2023年には国家政権転覆煽動罪として14年 の懲役刑が宜告され、監獄では強制労働のほか多くの権利制限、虐待の下にあることがか ねてより報告されてきた。 刑務所(監獄)内での違法な待遇に抗議するため10月4日から開始したハンガーストライ キは11/12で40日を迎えたが、権利状況は改善せず、中国当局お よび魯南監獄は弁護士接見の妨害や情報の封殺を徹底し続け、虐待を続けながら事態の忘 却を図っている。 支持者らは監獄内での医療ケア提供や拷問及び虐待の停止、即時釈放を訴え、国際的関心 を呼びかけ、情報遮断に抗う一層の国際的関心が必要であると呼びかけ続けています。

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