【東京福祉大学】第三者委員会による調査報告書の公表について

情報提供 : 指宿昭一

　東京福祉大学を運営する学校法人茶屋四郎次郎学園の第三者委員会の調査報告書が
公表されました。

　中島恒雄元総長に関わる一連の管理運営上の対応に関する調査、検証及び評価につ
いての報告書です。

　調査報告書には、「中島氏は、同氏に従う一部理事・教職員を背景として前記のと
おり法令順守を怠るような行動をとり、かつ、ガバナンスすら自分の意のままとし、
極端な言い方をすれば本法人等を私物化しようとしていたとしか考えられない」（P
１００・第１０章第３　結論）という記載があります。

　これは、田嶋清一先生及び交通ユニオンの粘り強い闘いの一定の成果だと考えてい
ます。

　　私は、法人の第三者委員会が、中島元総長と大学等の関係について踏み込んだ結
論を出したことを評価します。ただ、これを法人が真摯に受け止めて、本当に改革を
図るかについては、慎重に見極めていかなければならないと考えています。

　今も、同法人との訴訟は続いており、田嶋先生を原告とし、同法人とO教授による
名誉棄損についての損害賠償請求訴訟が東京地裁に係属中です（民事44部甲いB係・
令和5年（ワ）第1138号事件）。本件は、10月9日（水）13時30分から、東京地裁632
号法廷で原告及び被告の尋問が予定されています。

　こちらも、ぜひ、傍聴をお願いします。

弁護士　指宿　昭一

2024.09.30

第三者委員会による調査報告書の公表について

https://www.tokyo-fukushi.ac.jp/information/topics/2024/20240930.html