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「週刊金曜日」ニュース:【集中連載】岸田政権とは何だったのか
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】新刊本のご案内

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【1】注目の記事

■【集中連載】岸田政権とは何だったのか

この国の姿や社会をさらに悪化させる法律や政策を次々と打ち出している岸田文雄政権と
はいったいなんなのか。どんな意志があるのかが、まったく見えてこない。まるで「真空
」首相だ。時事通信社によると、6月の世論調査で岸田内閣の支持率は16.4%で、2012年
12月の自民党の政権復帰以降、最低を更新した。他社の調査でも軒並み支持率が低下して
おり、政権の「死に体」化が進んでいる。自民は、9月の総裁選で党の看板(総裁)を掛
け替え、衆院選に臨む考えかもしれない。だが、有権者の目先をいかにそらそうとしても
、自民の本質は変わらない。
21年10月から続く「真空」首相の「空洞」政権を検証する。



●反貧困ネットワーク世話人・雨宮処凛さんインタビュー
雇用を安定させる強制力を持った法改正が必要
聞き手・まとめ/竪場勝司

岸田文雄政権の「異次元の少子化対策」が的外れなのは、貧困問題に手を付けないからだ
。格差社会を修復するためになにが必要か聞く。

●つくろい東京ファンド代表理事・稲葉剛さんインタビュー
広がり続ける貧困に「再分配」の視点欠く政府
聞き手・まとめ/竪場勝司

リーマン・ショックとコロナ禍を経て貧困にあえぐ人々が増えている。だが、岸田文雄首
相は「分配」を言わなくなった。

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■沖縄音楽 島唄から最新ラップまで

沖縄は「うたの島」と呼ばれるほど「うた」が暮らしに根付いている。そして、沖縄戦や
米軍統治などが沖縄の「うた」にさまざまな影響を及ぼし、独自の発展をとげてきた。島
唄から最新のラップまで、沖縄音楽の豊かな世界を紹介する。

●上原渚(ネーネーズ)インタビュー
陰と陽がある沖縄の歴史歌を通して伝えていきたい
聞き手・まとめ/藤田正

「歌い継ぐことは、大切なことです」。こうるのは、ネーネーズの中心的な存在である上
原渚だ。ネーネーズは1990年に結成され、90年代の「沖縄音楽ブーム」を牽引した女
性グループ。「黄金の花」や「テーゲー」「若夏ジントーヨー」など、これまでたくさん
の有名曲を世に送ってきた。
古謝美佐子さんらが在籍した初期を経て、現在はメンバーが一新され、若手実力者4人が
美しい琉装に身を包み舞台に立っている。沖縄音楽が新たな時代に突入したと言われるい
ま、島の伝統歌謡を土台にする若い「おねえさんち(ネーネーズ)」はどこへ向かおうと
しているのか。

●リョーサ(きいやま商店)インタビュー
直接的ではなくてもメッセージを込めて
聞き手・まとめ/藤田正

黒い半ズボンに島ぞうりという、いささか不思議な出で立ちで歌い踊る3人の男たち、そ
れがきいやま商店だ。石垣島出身の人気者、というよりも、今や沖縄ポップスの中心にあ
って、格別に勢いがあると評判を得ているバンドの一つだ。島のエイサーとロック・ビー
トをブレンドする「きいやまスタイル」、そして彼らの満面の笑みは、全国的なファンを
獲得している。三線とボーカルを担当するリョーサ(崎枝亮作)さんに、自分たちの魅力
を分析してもらった。

●「どん底」より這い上がってきた苦難の戦後史
藤田正

原点は戦後の壊滅的な状況下、米軍が設けた捕虜収容所にあった。以来、島唄の黄金期、
コザ「民謡ロック」、復帰後の日本本土「沖縄音楽ブーム」、BEGINや安室奈美恵の
登場……。「どん底」から今日の隆盛まで「切れ」ずに続いてきた、その底流をたどる。

●ハイサイ! 沖縄 PARADISE RADIO
南の島々の音楽と話題を提供
伊田浩之

◆フェスに行こうよ!

◆歌ガイド40選
松村洋、森聖加、藤田正

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【2】編集長コラム

長生炭鉱

 山口県宇部市の東部、瀬戸内海に面した床波海岸にあった長生炭鉱は、別名「朝鮮炭鉱
」と呼ばれていました。海底坑道の危険な炭鉱で、朝鮮人労働者の数がずば抜けて多かっ
たためです。その長生炭鉱で大惨事が起きたのが1942年2月3日。午前6時頃、海岸
の坑口から1000メートル以上沖の坑道で異常出水が始まり、午前8時頃水没したので
す。水没事故のことを炭鉱用語で「水非常」と言います。この事故で183人が犠牲とな
り、うち136人が朝鮮人労働者でした。

「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」では現在、坑口を開けるための資金を集めるクラウ
ドファンディングを実施しています。締切は7月13日。詳しくはホームページ(https://www.chouseitankou.com/)をご覧下さい。

 旧知の先輩で同会会員の金静媛さんは、「日本の朝鮮植民地清算が未だなされていない
ことの象徴。犠牲者には現在の朝鮮民主主義人民共和国出身者もおり、一日も早い日朝国
交正常化が望まれる」と話しています。(文聖姫)

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【3】次号予告

★次号予告:2024年7月12日(第1480)号
 
【東京都知事選】
●都知事決まる! 日本の政治はどう変わる?|本田雅和

【特集 能登半島地震から半年】
●日常にはいつ戻れるのか? いまも2000人以上が避難生活
        
●手探りで復活の糸口を探そうとする人々     石川県輪島・珠洲両市を取材|吉永磨美

●「こんな時だからこそ!」機関誌『能登』震災特集号を出した網塚幸夫さんにインタビ
ュー|岩本太郎

【連載 岸田政権とは何だったのか】2 経済 
●財務省の言いなりで 国民に負担増を強いて 日本を転落させた 森永卓郎さんインタビ
ュー|聞き手・まとめ/小川直樹

●「生活が苦しい!」 そんな庶民の悲鳴は 首相の耳には入らない|荻原 博子

【連載 ウクライナ 抵抗する市民の力】最終回
●土地と家族守るため戦うことを選んだ 危機跳ね返す意思|先川信一郎

【社会】
●大阪市立小学校の在日韓国・朝鮮人児童が学ぶ「民族学級」にヘイトスピーチ|平野次
郎

【不謹慎な旅】
●美しき苦難の伝承 津和野「乙女峠」|写真・文 木村聡

【くらし 健康】
●紅麹サプリの死者数76人か? この期に及んで情報を隠す小林製薬|垣田達哉

【きんようぶんか】
●映画『大好き 奈緒ちゃんとお母さんの50年』伊勢真一監督インタビュー|ワタナベ
=アキラ 
       
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【4】新刊本のご案内 

★増補版 ひとめでわかるのんではいけない薬大事典。

浜六郎 著  2750円(税込) 四六判並製・448頁

その薬は本当に必要ですか?

医師として薬害と闘い続ける著者が、さまざまな薬の危険度と効用を分析して解説する。
ベストセラー『新版のんではいけない薬』の後継本で2017年発行の『ひとめでわかるのん
ではいけない薬大事典』を増ページ、大幅改訂して新版化。
(2024年5月刊)


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