本文の先頭へ
『Amazon配達員ー送料無料の裏で』完成!/地獄の労働を描く
Home 検索

『Amazon配達員ー送料無料の裏で』完成!〜地獄の労働を描く

松原 明

 土屋トカチ氏が監督したドキュメンタリー映画が完成し、11月20日、初披露の上映会が東京・連合会館で開かれた(写真)。映画は、Amazon配達員の仕事に肉薄する。何十段もある崖の階段を20キロの荷物を抱えて、昇り降りする労働者の姿に圧倒される。腰を痛める労働者が多発するのがよくわかる。お客の便利のウラには地獄の労働があったのだ。「一日に200個以上の配達を求められ、スピードを出して無理して回っている」「休憩を取る余裕もなく、トイレに行くのもままならない」「個人事業主という契約であるため、残業代や各種手当もなく、事故にあっても労災保険などが受けられない」。


*横須賀で働く配達員(「予告編」より)

 そんなひどい実態に我慢できす、日本のAmazon配達員たちもユニオンに加入して闘いを開始した。すでにアメリカをはじめ、インドなど世界中のAmazon労働者が立ち上がっている。そうした国際的運動の広がりをみると、巨象「Amazon」との闘いに希望を感じさせる。なお、DVD『Amazon配達員ー送料無料の裏で』(44分)は、アジア太平洋資料センター(PARC)で入手ができる。ぜひ自主上映を。→問合せ(PARC) office@parc-jp.org 03-5209-3455


Created by staff01. Last modified on 2024-11-22 16:16:50 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について