ガザ虐殺の武器はいらない!/「国際航空宇宙展」前で抗議のダイイン | |||||||
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報告 林立彦 10月16日に東京ビッグサイト前で、国際航空宇宙展に対する大きな抗議行動が行われ ました。空や宇宙での最新の技術の展覧会であると同時に、イスラエル最大の軍需企業 エルビット・システムズをはじめとする国内外の企業が、武器や軍事技術に関する展示 と商談を行う武器見本市でもあるからです。日本が官民一体となってジェノサイドを容 認するというメッセージを世界に発信することに抗議をするとともに、日本が軍産複合 体型の社会に傾斜していくことに強く抗議したいと思い、この行動に参加しました。 参加して、抗議の方法として様々な具体的な行動があることを感じることができまし た。それが今回のアクションのとても大きな特徴だったと思います。 世界的なボイコット・資本引き揚げ・制裁(BDS)運動を主導するパレスチナのBDS民 族評議会のみなさんからのメッセージが紹介されていました。 国内でも軍事に携わる企業の商品のボイコットが呼びかけられました。「イスラエル 製攻撃型ドローンの輸入を図る住友商事の子会社のサミットやトモズで買い物をしない ようにしよう」、「カワサキのバイクを買うのはやめると宣言しよう」など、消費者と して出来ることが、主催者のひとり杉原浩司さん(NAJAT代表)から呼びかけられてい ました(不買の呼びかけ https://x.gd/ZrGh5 )。周りの人にささやいたり、ネットで 宣言してみたりすることが大きな影響力を持つのだと集会に参加してよくわかりました 。ちなみに、私は数年前までカワサキのバイクに乗っていましたが、YAMAHAのバイクに 乗り換えています。
また、大勢の入場者に対して次のような呼びかけが行われていました。「あなたの扱 う兵器でガザの子どもたちが殺されています」、「ガザの人たちにもあなたと同じ日々 の暮らしがあるのです」、「企業の中で出来ることをしてください」。ビジネスで来場 している方々のなかには、武器取引のセクションに配属されたことに内心では忸怩たる 思いを持つ人も多くいると思います。職場の中で「これはヤバくないですか」と同僚や 上司に声を上げることはハードルが高いと思われるかもしれません。でも実際に、 Googleではこんなことが起こっています。「Googleオフィスに警察、社員50人超を解雇 抗議デモ対応が見せつけた“IT界の巨人”の変貌ぶりとは」 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2405/17/news056.html 経済安保法の成立により、企業での秘密保護法の拡大が行われたので、メディアに情 報提供したり内部告発することも従来より難しいかもしれません。個人の行動として転 職を考えたり配置転換を願い出るというやり方はありかもしれませんね。 「国際司法裁判所(ICJ)の判決や国連総会決議によって各国に生じた責任のうち、 最優先の要求は、イスラエルへの武器の販売や移転の禁止です」という言葉が、上記評 議会のメッセージにありました。アメリカや日本の政府がそれを無視しているからとい って、個人の倫理的な責任がなくなるわけではないと思います。
集会のもう一つの大きな特徴は、平和的で直接的な手法での抗議や問題の可視化(み える化)です。 祝園弾薬庫に反対する奈良の市民団体や「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」 の方が発言され、韓国の「戦争なき世界」というアクティブな市民団体、高良鉄美参議 院議員、山崎拓参議院議員、井上哲士参議院議員、中嶌哲演さんのメッセージも紹介さ れました。 「展示会場に入られる方は、お配りする"死の商人にならないで"、"ガザ虐殺に加担 しないで"というメッセージカードを、会場内のブースの担当者に手渡してください」 「ブースの写真を撮ってネットに拡散してください」という呼びかけが行われていまし た。 10月15日に衆議院選挙の公示がありました。「争点は裏金問題」とメディアは報じて います。野党の候補者もその問題を中心に公約を訴えていますが、「日本は軍産複合体 型の社会になってはいけない」、「パレスチナのジェノサイドをスルーしてはいけない 」という主張が聞かれないのは良くないと思います。メディアで頑張って取材している 記者さんや、政党の中で思いを持っている議員さんの後押しをする形で、問題を多くの 人に考えてもらう機会になったのではないかと思います。ハフポスト、共同通信、東京 新聞、しんぶん赤旗などが記事にしてくださっています。 なお、10月19日の展示会最終日にも、同様の抗議活動が予定されています。13時にゆ りかもめ「東京ビッグサイト」駅改札外に集合し、会場前で15時まで行われます。 <10月16日の大抗議の記録> Created by staff01. Last modified on 2024-10-18 01:47:46 Copyright: Default |