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「不当解雇14年」きちんと向き合え!〜JAL経営に国会議員が迫る

動画(11分)

 7月18日午前11時、東京・天王洲アイルのJAL本社前には、福田昭夫衆院議員(立憲/左)、大椿ゆうこ参院議員(社民/中央)、高良鉄美参院議員(沖縄の風/右)の姿があった。福田議員は、「JAL解雇は人権問題であり早期に解決すべき」として、超党派の国会議員の賛同を集めてきた。この日は、「日本航空の争議解決と安全輸送の確保に関する公開質問状」を提出することになった。名前をつらねた27名の国会議員のなかには、石破茂議員(自民)の名前もあった。

 三人の国会議員が来たのにJALは会議室を用意することもなく、ロビーの一角に臨時スペースをつくって対応した。「公開質問状」を担当部長に手渡したあと、三人の議員がコメントしたが、解雇争議経験のある大椿ゆうこ議員の発言は強烈だった。

 「私は大阪で、2010年大晦日の解雇当初からずっと支援をしてきた。あれから10年以上経ったが、JALは何も変わっていない。今日もそうだが、ちゃんと部屋を用意せず、まともに話を聞き、当事者に向き合おうとしていない。10年経ってもこれですか!」

 怒りの発言が続いた。「そもそもJAL破綻で整理解雇をしたとき、希望退職で整理人数は足りていた。なのにあなたたちは、あえて165人の組合活動家を解雇した。これは不当労働行為です。JALは筋金入りの根っからの不当労働行為企業です。不当な解雇を14年も放置していて、日本を代表する航空会社として恥ずかしくないですか。こんな体質ではまた事故が起きる。私たちはそれを心配しているのです」と。

 担当部長は、「争議解決に努力している」「上に必ず伝えます」というのが精一杯だった。三人の議員は、公開質問状の返答を7月末日までに寄こすように要請した。福田昭夫議員は、この回答をもとに国会で「JAL争議と安全問題」を取り上げる予定だ。この日の要請行動には、山口宏弥委員長ら「JAL争議団」のメンバーも同行し、見守った。(M)

公開質問状(pdf)


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