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「今、表現の自由を問うー九条俳句事件から10年」の集い〜130人が参加

神田香織

 「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」、爽やかに心に響くこの俳句が「公民館だより」に掲載されなかった、いわゆる「九条俳句事件」から10年。6月29日の集会には全国から、会場の埼玉大学に130人もの皆さんが参加。

 まずはじめに、なんども話合いが持たれ、26人の弁護団が結成され、あの手この手で行政に対し「表現の自由」を問い続けた10年の記録ビデオが紹介され、その奮闘ぶりに心から拍手。

 佐高信さんの講演は鶴彬や「戦争が廊下の奥に立っていた」の渡辺白泉など、今の「新たな戦前」の現状を危惧させるタイムリーな内容でした。

 挨拶で作者の方が「ビデオを観て10年前を思い出し涙がでた。掲載できないと聞いたときはとてもショックで、それまで行政や公民館について考えてなかったが、その後の交渉でひどいことになっていると知った」「自分の身に降りかかった事だから裁判をやって行かなくてはと思った」と。

 この決断が共感を呼び、全国に広がり、金子兜太さんをして東京新聞「平和の俳句」を誕生させたことを思うと「おかしい」と思ったらまずは声を出すことの大切さを改めて痛感した一日でした。

 今日(6/30)の東京新聞埼玉版に俳句作者の方とパネラーとしての私の発言も紹介されています。
(神田香織さんのFBより)


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