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「アーケード解体反対」「守ろう!私たちの大山」〜怒りの大山商店街デモ

大場ひろみ

動画(6分)

 ようやく晴れ渡った桜満開の4月7日午前10時、板橋区大山の「ハッピーロード大山商店街」半ばにあるスーパー、「コモディイイダ」大山店前にはぞくぞくと大勢の人々が集まり、目の前に迫って来たアーケード解体に反対するデモが始まろうとしていた。

 1946年の東京都「補助26号線」道路整備計画に始まり、2015年に防災を理由にして蒸し返された道路計画は、商店街のアーケードの真ん中を解体し、26号線を通すという。商店街の両サイドには、大手デベロッパーによるタワーマンションが既に工事中(写真下)、或いは計画中で、駅前広場や駅の高架化の予定も含め、このまま進めば大山の風景や暮らしは大きく変わる。

 アーケードが途中で切り離され、大きな道路が通れば通過もままならなくなり、商店街が衰退することは必至だ。元々の道路計画に反対して、1978年からアーケードを作り、日本でも指折りのにぎわう商店街に育てて来た商店主や地元を愛する住民の間では、大手ゼネコンや一部の地権者が得をするだけの再開発で、生活の糧や利便性、地域のつながりが失われることに反対の声が上がる。

 コモディイイダ社長・飯田武男氏(写真上)は経過説明と共に、3月22日に、4月に始まる予定のアーケード一部解体工事を差し止める仮処分を商店主らと地裁に申請したと報告。裁判闘争も辞さない覚悟を述べた。

 10時45分、「守ろう!私たちの大山」「住民の声を聞かない26号都道延伸に反対」の幟と共に約250名のデモ隊は出発。「タワマン再開発で大山のまちを壊すなー!」「アーケードはハッピーロードの命だー!」などシュプレヒコールをあげながら、ハッピーロード、そして踏切を渡って向かいの遊座大山商店街を通り、四ツ又公園まで行進。

 解散地の集会で、再開発に反対する「大山問題を考える会」の田原さんは、「住民には何も知らさずに、無理な都市計画、行政案を押し付けるな!」と訴えた。


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