汚染水放出反対!福島の未来を守れ!請戸の漁師にエールを送る | |
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汚染水放出反対!福島の未来を守れ!請戸の漁師にエールを送る吉沢さん堀切さとみ2023年のはじまりに、私は福島県浪江町の請戸(うけど)を訪れた。今年は、福島第一原発からの汚染水が、海に放出されようとしている。請戸漁港は福島第一原発から6キロ。影響は計り知れない。
1月2日朝8時。たくさんの人が海の安全と豊漁を願い、出初式に集まっていた。
船が出港していくのに合わせて「軍艦マーチ」が流れた。その音楽に入り混じるように聞こえてきたのが「ゴジラのテーマ」、そして聞き覚えのある、あの声だ。
かつては150層の漁船、民宿もあって賑やかだった漁場である。2011年3月11日に津波が押し寄せ、たくさんの人が犠牲になった。波が引けて消防団が救出しようにも、原発事故によって立ち入り禁止になり、助けを求める声が聞こえても助けに行けなかった。その無念を忘れていいのか。 汚染水を放出するための海底トンネルが、1キロの長さに延びているのが見える。海底から泉のように湧き上がる状態にし、どこが汚染水の出口かわからないようにするのだろうと、吉沢さんはいう。責任の所在を曖昧にしてきたことが、ここにも貫かれている。
浪江町の議会では、放出反対の決議が上がっているそうだ。でも、漁協では声をあげられない。「原発まぶりだ」と吉沢さんはいう。 北茨城の大津漁港では、100ベクレルを超えたシラウオの加工品が販売されていたことを、漁協の職員二名が内部告発した。その人たちは解雇されたが、解雇撤回の裁判を起こしたのだと、吉沢さんは教えてくれた。 当たり前のことを言う、地元で声をあげる、当事者が闘う。全力でそれを支えたいと思った。 Created by staff01. Last modified on 2023-01-03 23:34:33 Copyright: Default |