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LNJ Logo 本日(1/11)大阪では中1・2「チャレンジテスト」が実施されます
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*レイバーネットMLから

大阪「子どもをテストで追いつめるな!市民の会」の志水博子です 大阪の公立中学では、中1・2「チャレンジテスト」(大阪府中学生統一テスト)が、本日 実施されます。 2015年度以来実に8回目になります。 2007年復活した全国学力テスト体制下、多くの都道府県では、それに合わせ統一テストが 実施されています。 東京都教育委員会は11月に都内の公立中学校3年の生徒を対象に英語スピーキングテスト 「ESAT-J」を実施しましたが、 都立高校入試に活用するという点で反対の声が上がっていることは全国的にも知られご存 じの方も多いかもしれません。 大阪府教育委員会が民間委託として実施しているチャレンジテストの問題点は、まだまだ 知れ渡っていません。 大阪維新の会の目玉的教育施策であり、新自由主義の申し子のような制度です。 つまり、競争を通して、子どもの分断し格差を是認させるという点で全国学力テスト以上 にタチの悪いものといえます。 中1・2チャレンジテストは、2019年度までは、 その点数により内申(5段階評定)が修正されていましたが、 批判にさらされ、その制度は廃止されました。 子ども・保護者と教員の関係を壊すものでした。 ところが、その代わりに、中3チャレンジテストと同じように“団体戦”方式で高校入試 の内申に活用することとし、現在に至っています。 団体戦方式というのは、各学校の平均点で「評定平均の目安」が算出されます。 例えば、平均点が高い中学は「評定平均の目安」も高くなり、ほとんどの生徒に5がつく 一方で低い中学では、5のつく生徒の数は極めて少なくなります。 つまり、教育行政の調査により学校の格付けを行い、本来は教員がつける、かつ絶対評価 であるはず内申に行政が介入するわけです。 これは地域や生徒、教員を分断することにつながります。また、子どもに格差はあって当 然という「刷り込み」を行うことにもなります。 これまでにも学校現場からは、点数の取れない生徒を排除しようとする動きがある、逆に 点数の取れる生徒がプレッシャーを感じているとの声が起こっています。 たかがテスト、されどテスト しかし、そもそもチャレンジテストは全国学力調査と同じく行政が行う調査でしかありま せん。 大阪では、その調査に教員も生徒も振り回され、学びが阻害されている現状が続いていま す。 「チャレンジテスト」は廃止あるのみです。 どうか、維新府政で起こっている大阪の公教育の現状に注目していただき、お知恵をお貸 しください。 よろしくお願いします。

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