「やりがいのある仕事だからこそ相応の賃金を」スタバユニオン結成会見 | |
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「やりがいのある仕事だからこそ相応の賃金を」スタバユニオン結成会見堀切さとみ 人気のコーヒーチェーン、スターバックスで働く若者たちが、ユニオンを立ち上げた。11月29日、首都圏青年ユニオンと二名の組合員が、厚労省で記者会見を開いた。 グローバルで先進的な企業イメージのあるスターバックスだが、そこで働く労働者は口を揃えて「賃金が低い」と言う。多忙で複雑な業務であるにもかかわらず、給料は最低賃金に近い。スタバが好きで入社した人も、十分な対価を得られていないことに失望しているのが現状だ。この7月に「賃上げ」「人員不足の解消」「労働環境の整備」などを求めて会社に申し入れを行ったがすべて断られ、11月1日「スターバックスユニオンジャパン(通称スタバユニオン)」の結成に至った。 スタバは多様な人材を育成することを掲げ、障がいを持つ人を「チャレンジパートナー」として雇用している。その中の1人、川端蒼流さん(23歳・下写真)は人とのコミュニケーションを学べる貴重な職場だと評価した上で「週5日37,5時間勤務しても手取り16万円。これで生活するのは厳しい。休日は勤務の疲れで体力回復に努めるしかない」と訴えた。 また、オンラインで会見に臨んだ学生アルバイトの前田そらみさん(23歳・下写真)は「四年間勤めてきたが、留学を理由に退職扱いになった。留学を終えたら再びスタバで働くつもりだが、研修も給与も一からやり直さなければならない。そのような制度を変えてほしい」と訴えた。 二人ともスタバでの仕事にやりがいを感じているからこそ、より働きやすい職場環境にしたいと強調した。スタバのよいイメージを作り出しているのは、他でもない従業員なのだ。またユニオンではスターバックスだけでなく、カフェで働く人たちの労働相談も受け付けるということだ。 現在アメリカのスターバックスはイスラエルを支持する立場をとっているが、米スタバユニオンではパレスチナへの連帯声明を出している。これに連動して、立ち上げた日本のスタバユニオンも、イスラエルによる住民虐殺を支持しない立場をとるよう、会社に要望しているとのことだ。新しい組合運動を予感させる。
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