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大軍拡「軍需産業強化法」が委員会採決!〜賛成した立憲に批判の声

近藤徹

 青空が広がった4月27日昼、国会情勢が緊迫していると聞き、じっとしておられず衆議院議員会館前に出かけた。

 ちょうど、衆議院安全保障委員会で審議されている「軍需産業強化法案」に反対する人たち50名ほどが集会を行なっていた。安保3文書に基づく大軍拡を具体化し、兵器などの開発・生産を強化するため、政府が国内軍事産業を財政的に支援するとんでもない法案だ。憲法9条を持つ日本が軍需大企業を儲けさせ、武器輸出国になろうとしているのだ。

 この法案に明確に反対しているのは共産党、社民党だけ。立憲民主党は何と賛成とのこと(驚・怒)。「立憲民主党は賛成するな!」の横断幕を掲げた人たちもいた。まさに大政翼賛会的状況だ。急速に反対運動を盛り上げないと大変なことになる。様々な市民団体の人たちが発言し警鐘を乱打した。なお、今日午前中には入管法改悪反対集会も同場所で行なわれたとのことだった。

 自民、公明、維新、国民民主は統一地方選挙が終わって連休前に「火事場泥棒」のようにグルなって悪法成立に向けてダッシュしているのだ。この法案以外にも、入管法改悪法案、原発回帰・推進法案などの悪法を連休前に採決を狙っている。それだけではなく今日の午前中には衆院憲法審査会が行われたとの報告もあった。日本共産党・赤嶺政賢衆議院議員、社民党・福島瑞穂参議院議員、海渡雄一弁護士から国会情勢の報告、連帯のあいさつがあった。

 5・3憲法大集会(有明防災公園)を大成功させ、反撃ののろしを!

【編集部追記】衆議院安全保障委員会は17時すぎ「軍需産業強化法案」を賛成多数で可決した。反対したのは赤嶺議員(共産党)ただ一人だった。

動画(赤嶺発言/抗議の声 7分)


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