レイバーネットTV179号速報 : 「放射能汚染土」の危険な全貌が明らかに | |
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<レイバーネットTV179号放送 NO!新宿御苑に放射能汚染土> 「放射能汚染土」の危険な全貌が明らかに 2月20日のレイバーネットTVは、「新宿御苑・放射能汚染土持ち込み問題」を取り上げた。フクシマの原発事故で現在、東京ドーム11杯分の「放射能汚染土」がたまっており、政府はそれを全国にばらまこうとしている。その先駆けのテストケースとして、「新宿御苑」「所沢」などが選ばれた。番組では、平井玄さん(新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会世話人)、まさのあつこさん(ジャーナリスト、『あなたの隣の放射能汚染ゴミ』著者)の明快な解説で、汚染土の危険性な全貌が明らかにされた。 従来の安全基準はセシウムが100ベクレルとされていたが、今回の汚染土はその80倍の8000ベクレルであること。さらに危険な核物質であるストロンチウムが入っている可能性があるが、そのことにはまったく触れられていないこと。今回の実証実験の政府の狙いは、「核廃棄物に慣れさせ、原発再稼働の推進にある」ことは明らかだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●「こんな思いをするのは私たちだけでたくさん」が福島の声黒鉄好(事故当時、福島県西郷村→北海道)です。じっくり見させていただきました。メディアが取り上げない問題に切り込むいい番組でした。 今日の番組で、新宿区も所沢市も「汚染土を福島の人たちだけに背負わせるわけは行かない。私たちも貢献しなければ」と発言していると聞いて、唖然としました。事故を挟んで、2007年4月から2013年3月まで6年間(事故後は2年間)、福島に住んでいましたが、そんなことを頼んだ覚えはないですし、そんなところで勝手に引き合いに出されること自体、すべての福島県民に対する冒涜であり侮辱です。 私が知っている福島県民(運動関係者でない人含む)の中に、そんなことを考えている人は1人としていません。むしろ「こんな思いをするのは私たちだけでたくさん。他県の人には経験してもらいたくない」と言う人ばかりでした。 「福島第1の電気を使っていたのは首都圏の人たちなのだから、首都圏も負担を分かち合え」などという人を時折、見かけます。しかし福島県民の総意は違います。「今となっては福島第1の電気を誰が使っていたのかは関係ない。金のために原発を誘致しようという流れができたときに、きちんと反対せず、止められなかった私たち福島県民が悪い。原発を作らせなければこんなことにならなかった」「私たちが犠牲になることで、次を生まなくてすむのであれば、私たちが最後の被ばく者でいい」……運動関係者でない人を含め、こんな声しか私は2年間、聞きませんでした。 Created by staff01. Last modified on 2023-02-21 19:38:00 Copyright: Default |