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LNJ Logo 渡部通信(9/15) : 「国葬」で行き詰まる岸田内閣
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渡部通信(9/15) : 明けない夜はない(164)<「国葬」で行き詰まる岸田内閣>
============================= 「国葬」に反対の世論が高まると岸田首相は、 「丁寧な説明」で納得してもらおうと考え、 9月8日の国会閉会中審査で「国葬」と「旧統一教会問題」について説明をした。 しかし、野党の質問に対し何らまともな説明をせず、 何度もこれまでと同じ説明を繰り返すだけだった。 しかも、旧統一教会と最も関係の深かった 安倍氏についての調査には一貫して拒否した。 一方で「教会との関係は断ち切る」と言いながら、 「亡くなったから限界がある」などと言うのは全く理由にならない。 そのため、9月13日の「朝日新聞」の世論調査では、 「納得できる」はたったの23%、「納得できない」は64%だった。 また、安倍元首相の「調査の必要はない」は31%、 「調査をすべきだ」が63%だった。 これでは旧統一教会からの断絶どころか、 旧統一教会と最も関係が深かった人物の「国葬」を 膨大な血税を使って行うことになる。 また、自民党が閉会中審査の日に併せて発表した 旧統一教会との接点の「自主点検」では、 両議院の379人の議員中179人が何らかの接点があったことが 明らかになった。しかしその後、多くの漏れが指摘され、 結局、自民党は旧統一教会とズブズブの関係だった ことを自己暴露する結果になった。 こうしたことが次々と明らかになってきたので、 岸田内閣の <https://www.asahi.com/topics/word/%E5%B2%B8%E7%94%B0%E6%96%87%E9%9B%84.html> 支持率は41%、不支持率は47%、 と初めて不支持が支持を上回ることになった。 こうした流れの中で、9月11日に行われた沖縄県知事選では、 辺野古基地建設問題が争点になったが、 建設反対の玉城氏が賛成の佐喜真氏を6万票以上の差で破った。 本日(9月15日)は、これまで曖昧な態度を取っていた 立憲民主党の泉代表ら執行部も出席を見送ることになった。 世論の動向を見て多数派につかざるを得なかったのだろう。 こうして、いまや岸田内閣は行き詰まってきた。 法的根拠もないものに何十億円もの血税を使う、 世論の過半数が反対している、 案内状を出しても次々と欠席者が出てくる。 「国葬」はどうやらしょぼくれたものになりそうだ。 それでも岸田首相はやらざるを得ない。 だから、「国葬」をやってもダメ、やらなくてもダメ、になってきた。 どうしてこんなことになったのか。 それは、道理がないことをやろうとしたからである。 岸田内閣は行き詰まり、今にも座礁か転覆かしそうである。 9月13日には、杉並1000人委員会で下井草駅近くで 「国葬反対」の街宣を行った。 本日(9月15日)は、都教委包囲首都圏ネットワークで 新宿アルタ前で「国葬反対」の街宣をやった。 全国のみなさん、「国葬反対」の声をあげましょう。 その声で、情勢はどんどん動いて行きます。 ****************************************************************** 「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス http://houinet.blogspot.jp/ 「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ http://hinokimitcb.web.fc2.com/ 「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト http://hinokimi.web.fc2.com/

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