私メ同様の「非国民」並に貶められることでは？〜マイナカードに思う
趙 博
日本生まれの「非日本国民」たる私メは、オギャーと産声を上げた時から「外国人登録(allien registratuion)」に記せられて登録番号を刻印され、14歳で写真と左手人差し指の回転指紋が付いた「外国人登録証」を常時（つまり、寝ている時も食事中も、風呂に入っている時も、脱糞並びに性交中も、外出・出張・旅行中も）携帯することを義務付けられておりました。先輩同輩後輩諸賢の不屈にして長期に亘る闘いによって、やがて指紋押捺と常時携帯義務はなくなり、現在は運転免許証を欺くばかりのスマートな「在留カード」なるIDを日本政府法務大臣様より下付して頂いております。なお、同カードには「在留資格、アルファベットと数字の組み合わさった12桁の番号、氏名、生年月日、性別、国籍・地域、居住地、写真」が載せられてあります。因みに「旧外登」には、職業欄もありました。
さて、マイナンバー・カード問題が取り沙汰されておりますが、私見を述べますと、日本国民の皆様も私メ同様の「非国民」並に貶められる、ということでは御座いませんか？ 国民総背番号制と小選挙区制は、1970年台初頭からこの国の支配層が虎視眈々と実施策動を巡らせて来た代物です。後者は制度的にも既成事実となり、残る前者が「保険証との合体」などというペテン策に依って完全実施されようとしているわけです。間違いございませんね？
侵略戦争と植民地支配の責任から逃避し、唯一の被爆国という被害の側面のみを強調して「戦後民主主義」の虚妄に下駄を預け、以って、私メのような日本生まれの「非日本国民」の、はたまた昨今では外国人・移民労働者の人権を、徹底して蔑ろにして来た皆様方の、今度はその人権が踏み躙られるのでございます。その象徴がマイナンバー・カードです。私は間違った解釈をしておりますでしょうか？
日本政府が悪者であることは二言多言を要しません。しかし、その悪者をのさばらせ、悪行の数々を許して来たのは何方様でございましょうか？ この際、日本国民の皆様も私メ同様「非国民」の地位を獲得され、果ては選挙権まで剥奪されては如何ですか。「足を踏んだ者は、踏まれるまでその痛みが分からない」の喩え通り、御同朋御同行の荊と茨の道を、手に手を携えてご一緒いたしましょうぞ。
駄文乱文、ご容赦ください。
＊趙博さんのFBより。2022/10/16
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