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2千人を超える虐殺の歴史を忘れない〜関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典

 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典が、9月1日東京墨田区横網公園で11時から行われた。1973年から歴代都知事により行われてきた朝鮮人虐殺への追悼式典への追悼文送付は、小池知事の2年目から中止され、5年が経過。今年も送付は無かった。1923年、関東大震災直後に「朝鮮人が混乱に乗じて暴動を起こす」などの流言が広まり、軍隊、警察、自警団などによって、朝鮮人や中国人、社会主義者たちと疑いがある人も区別なく、暴行を受け、2千人を超える殺害が行われた。 

 歴史を風化させない、二度と繰り返さない思いを持って、多くの労働者、市民が参列した。宮川泰彦実行委員長の開会の言葉から始まりました。「99年前に発生した関東大震災時に、人の手によって命を奪われた朝鮮人、中国人そして日本の労働運動指導者たちに心から哀悼の意を表します。朝鮮人が井戸に毒を巻いた、朝鮮人が襲ってくる、火を放っているなど流言飛語が瞬く間に広まり、悲しい事態を招きました。二度と繰り返させないためにも歴史をしっかりと認識、忘れないことが大切です。今日の式典で改めて朝鮮人虐殺の歴史を胸に刻みます」。

 鎮魂の舞が「韓国舞踊家の石香金順子(ソクヒャン キム スンジャ)さん」によって舞われた。訪れた人を引きつけ、亡くなられた人たちに鎮魂を捧げました。
 そして、各界からの追悼の辞とメッセージが送られ、全員で黙祷を捧げました。閉会挨拶がされたあと、献花が行われました。(宮川敏一)


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