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最低賃金引上げ額31円に/1500円に程遠く平均は961円
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最低賃金引上げ額31円に〜1500円に程遠く平均は961円


*中央最低賃金審議会の会場前で声を上げる労働者たち

 22年度の最低賃金の目安額を決める中央最低賃金審議会は、労使意見の隔たりで決められなかったが、8/1の深夜になって、引き上げ額の目安を31円と決めた。目安通りに改定されれば、全国加重平均は961円(現在は930円)となる。「過去最大の引き上げ額」と報道されるが、私たちの要求、「全国一律1500円」には程遠く、ハイパーインフレの中、生活の苦しさは続く。
 労働側委員は「春闘の賃上げと最低賃金につなげ、物価上昇に対応する生活が絶対だ」と大幅な引き上げを訴えてきた。経営者側委員は「多くの企業は価格転嫁できていない。大幅な引き上げは事業の継続が難しくなる」といつもの言葉を繰り返す。25日以降、水面下で調整を続けていた。今後は、10月1日から実施となる新最賃制度に向けて、全国都道府県の各最賃審議会で地域ごとの最賃賃金額が決定される。(宮川敏一)


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