投稿者: 渡部秀清
大事な貧困層との結びつき〜パリの窓から
「フランス新国会の3つの陣営」の感想
いつもながら、「パリの窓から」は大変参考になります。
今回の記事は、いま日本で起きようとしていることを
考える上で、大変参考になりました。
端的に言えば、新自由主義(露骨な資本主義)は貧富の拡大を招き、
階級対立を激化させ、貧困層は左翼に、富裕層は右翼と結びつき、
中間層は両者の間で分裂するということでしょう。
かつてのフランス人民戦線内閣が崩壊したのも、
そうした観点からみると理解できますし、
現在の日本の「総がかり運動」がぶつかっている壁も理解できます。
階級対立の激化は今世界中で起きており、
貧困層がしっかりした左翼と結びつくことが
重要になってきているということだと思います。
その点で、今回の杉並区長選で岸本さんが勝利したのは、
しっかりした左翼陣営が非正規や小商店の人々と結びつき、
大衆的な運動を展開したことによるものだと思います。
また、参院選で左翼陣営が総崩れせず持ちこたえたのも、
土壇場で貧困層が支持したからだと思います。
従って、今後は貧困層としっかり結びついた左翼勢力が
連帯の輪を着実に広げ、運動を推進していくことが重要だと思います。
そして、これはすでにインターナショナルな課題にもなっていると思います。
日本も世界も大きな転換期に来ています。
だから、「曲がり角 民草根張れば 無敵かな」です。
*パリの窓から : 「フランス新国会の3つの陣営」
Created by
staff01.
Last modified on 2022-07-12 23:04:25
Copyright:
Default