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北穂の出演後記 : レイバーネットTV168号/一人の人間としてフクシマに心を寄せる姿
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●北穂の出演後記 : レイバーネットTV168号(4/20)

一人の人間としてフクシマに心を寄せる姿

アーカイブ録画(88分)

今回の特集はまず「消費税インボイス制度」について。消費税が制定される前に生ま れたという、超若手経済研究家・大谷ひできさんにおはなしをうかがいました。

消費税についていままでは定額取引は見逃されていた、しかし来年10月からは免税事 業者はいなくなるという事実を知っていますか? 免税業者はむかしは3000万円以下で したが、現在は1000万円以下に下げられ、今後、中小企業からさらなる搾取を企むし くみが消費税のインボイス制度らしいです。しかしこのインボイス制度はまだ止めら れるそうなのです。ようは自民党次第(彼らもあまりわかっていない)だから、次の 参議院選挙次第だということです。

つづいての特集「11年めのフクシマ〜若者を襲った健康被害」では、絵本作家の鈴木 邦弘さんと白石草さんをお迎えしました。司会は原発問題をおいかけるレイバーネッ トテレビ堀切さとみさん。鈴木さんの絵を見ながら、ふるさとを失った痛みを振り返 りました。

もうひとりのゲスト、長くフクシマの取材を続ける白石さん(写真中央)は、テレビでは報道しな い現状をお話くださいました。オリンピック招致が決まってから、不都合な事実が隠 されるようになったそうです。しかし元住民もずっと緊張感持って生きるわけではな いので、ビビットな報道をつづけることはかなり難しいそうです。お話を聞いて、と くに子どもの甲状腺がんをめぐっては、治療の必要がないものが見つかっているな ど、現代医療としては不適切な評価がされていると感じます。「自分が15歳のときに 甲状腺ガンに直面したらどうだろうか、ということをいつも考えるという白石さん」 ジャーナリストでありながら、一人の人間としてフクシマに心を寄せる姿に感銘をう けました。(北穂さゆり)

*写真撮影=小林未来


Created by staff01. Last modified on 2022-04-22 14:38:32 Copyright: Default

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