サンケン木曜行動(4/14)第77回報告 : 和田会長は偽装清算・労組員の解雇を撤回しろ! | |||||||
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●サンケン木曜行動(4/14)第77回報告 和田会長は偽装清算・労組員の解雇を撤回しろ!4月14日、第77回目の木曜行動です。木曜では久しぶりの雨で、春めいた陽気が一気に冬に逆戻りしたかのような陽気で冷え込んだ。前日の陽気より15度以上も気温が低下した。油断すると体調を壊してしまう。気を付けねばならない。本社工場敷地内にある大きな桜の木は一気に葉桜となってしまった。6月末に開催される予定の株主総会では、和田会長が退任することが公になっている。しかし、韓国サンケンを偽装清算・組合員全員解雇をした当時の責任者であり、この争議を解決できる人間の一人だ。このまま、罪を償わずに退任できると思わない方が良いだろう。和田会長の悪逆非道な会社経営を徹底追及し解雇撤回まで闘いぬこう。韓国サンケン労組の皆さんが早く現場復帰が出来るよう、日韓連帯の闘いで勝利を勝ち取ろう。尾澤さんの裁判も警察に通報した会社の総務課長が証人として出廷するのを拒んでいるようだ。起訴しておいて法廷で堂々と主張できないような起訴とは、暴行とは、一体何だろう?裁判は始める前から会社側が敗北を認めたようなものだ。また、昌原の工場前テント、ソウルのサンケンコリア前のテントと2つのテントで籠城闘争を闘いぬき勝つまで諦めずに頑張ろう。粘り強く闘いぬき勝利しよう。韓国サンケン労組の組合員一人一人の心にも温かい春の訪れをもたらそう!今日の闘いは本社前・志木駅前・池袋営業所前の行動を延べ93名の仲間が結集し闘った。 本社正門前抗議行動 韓国サンケン労組を支援する会のメンバーの発言からスタート。続いてオンラインで韓国からキムヒョンジンさんが発言。 「市民の皆さん、出勤されてくるサンケン電気の社員の皆さんお早うございます。韓国の方は、突然寒くなったんですけど日本の埼玉新座市はどうでしょう。皆さん本当に健康には気を付けてください。私達はサンケン電気のこの会社の前でユルトンをやったり歌を歌ったり、デモをやったりその様な事をやったりしたことがあります。今、私達は韓国から日本に渡ることが出来ませんが、新座市の市民のみなさん、出勤されるサンケン電気の社員の皆さんに私達がどのような闘いを行っているのかそれをお知らせしようと思います。現在韓国サンケンの労働者の皆は一人一人異なる行動をしています。今度は私達のチームの行動を詳しくお知らせしようと思います。私は朝に起きて、シャワーを浴びて、リュックをしょってテントの座り込み場に出勤します。徹夜して座り込みをしていたチームが私を高速ターミナルに送ってくれます。そして8時半に高速ターミナルについて、10時頃にバスに乗ります。そして、高速バスに乗って2時半から3時ごろにソウルに到着します。そして、高速ターミナルを出て、トイレを済ませ、そして地下鉄に乗ります。大体40分ぐらいかかります。マゴクトンと言うところにあるサンケン電気の韓国の営業所前に着きます。そして、4時頃になりますが、サンケンコリアの営業所前でテントを張って座り込みをしている人達と私たちと交代の時刻になります。そして、暫く休息をとった後に夕食を取り、次の準備をします。座り込みテントの中にはいろんな人がいます。それぞれに役割があって、大きな声を出して叫ぶ人もいれば、いろんな人がいます。そして、夜になりますと、道端にテントが立っている訳ですけど、座り込みテントの中で、表の通りを通る配達のオートバイの音だとか、車の音だとか、などの音を聞きながら眠りにつきます。そして、朝になると朝ご飯を食べて、人々が車でそこで待機をします。そして、一日テントを守っているわけですけど、午後の3時頃になると次の交代のグループが到着します。交代のグループが到着すると私達はまた、リュックをしょって地下鉄に乗ります。そして、地下鉄に乗って約1時間ほどの時間になりますが、ソウルの中心部にある金属労組の宿舎にたどり着きます。そこに着いたらリュックを降ろして荷物をほどきます。その宿舎でシャワーを浴びて休みます。〜〜地下鉄に乗って移動中の様です。朝から飛び回っているようです。」 〜〜回線がうまくつながりません〜〜〜 ・・・・・埼玉市民の会のメンバーから発言をお願いします。・・・・・つぎに、インターネットが繋がるようになりました。再び韓国からの発言を受けていきたいと思います。ではお願いします。 「そして、リュックサックをしょって闘争をします。6時ごろに到着して、シャワーを浴び、夕食を食べて眠ります。市民の皆さんそして、サンケン電気の社員の皆さん、皆さんにもまた、私達がまた平凡な生活が送れるように力を貸していただきたいと思います。そして、私達の闘いを支援してくれる日本の市民社会団体の皆さん、本当に心の底から感謝の気持ちを申し上げたいと思います。私たちも全ての力を出して力の限り闘って勝利を勝ち取りたいと思います。支援に駆けつけてくれた日本の仲間の皆さん、そして、サンケン電気の本社の社員の皆さん、そして通勤の道を会社に通勤する新座市の市民の皆さん、今日も一日元気に健康でお過ごしください。私が一番好きなフレーズで発言を終わりたいと思います。力の限り闘って、最後まで闘いぬこう!どうもありがとうございました。」 「皆さんこんにちは私は韓国サンケン支会のヤンソンモです。そして、このサンケン本社の周辺の住民の皆さんに本当にいつも申し訳ないとしか言いようがありません。本当に残念な状況です。サンケン電気が私達の要求を聞いて対話に出てきてくれないために、毎週このようにして、周辺の住民の皆さんには大きな声でご迷惑をかけていることに対して本当に申し訳ないとしか言いようがありません。しかしながら私達は私達の声を本社の人たちに届けるにはこの方法しかありません。ですから私達は毎週このようしてスピーカーで私達の声を届けるしかありません。この様な状況を周辺の住民の皆さんは広い心でお許しいただきたいと思います。韓国ではここ最近暑い日が続いていました。20度を超える日が何日も続いていました。急に暖かくなったおかげでソウルと馬山の座り込みテントの中は本当に熱い状況になりました。しかしながら、昨日雨が降って、それからは普通の4月の上旬という気候に戻ったようです。ですから、今日の朝なんかは本当に肌寒いくらいで、また、暖かい服を着て来なければいけない位でした。ズームの画面で皆さんの様子を見てみると、日本でも少し、気温が下がったようですが、皆さん本当に元気な様子で幸いです。サンケン電気は偽装廃業をして、私たちを不当に解雇したことに対して交渉に応じなければなりません。私達組合員12名が残っていますが、12名に対して何らかの立場を表明する必要があります。サンケン電気は人を大事にする企業だと自ら言っているではありませんか。もし、その様な企業であれば、本当に韓国サンケンの工場が本当に多大な赤字の累積によって廃業せざるを得なくなったなら、私達韓国サンケンの労働者たちにきちんと説明する必要があるだろうと思います。サンケン電気は自分たちが、とにかく偽装廃業の責任がサンケン電気本社にあるわけで、その責任者が私達に説明をする責任があると思います。廃業の時にどのような経緯があったのか知りませんが、韓国サンケンの労働者に対して、この廃業の経緯についてその他、様々なことについて対話に応じなければなりません。サンケン電気の人たちは私達に約束したことがあります。私達の雇用に問題が生じたときには、必ず私達労働組合と相談をする、そういう約束をしました。これがサンケン電気と私たちの信頼関係の基本となる約束です。しかしながら、サンケン電気はその約束を何でもないかのように破り捨ててしまいました。私達はサンケン電気との約束を信じて、会社が苦しいと言うのでずうっと我慢をし続けてきました。その様な努力をサンケン電気本社は何も知ろうともしません。しかしながらサンケン電気本社は私達にきちんとした発表をせず、私達の工場を正常に稼働させることが出来ずこれが一体グローバル企業と言われる会社がやることでしょうか。少なくともサンケン電気本社はこのような約束に違反した行為に私達について、私達に説明する責任があります。にもかかわらず、夜逃げでもするかのように、サンケン電気本社は私達の工場を偽装廃業して、私たちを道端に追い出したのです。5年前私達とサンケン電気本社が結んだ約束、これをサンケン電気本社は実行しなければいけません。それがサンケン電気の地に落ちた評判を回復する唯一の方法です。もし、サンケン電気本社が時間をずるずると引き延ばしているのならば、そのうち私達が諦めて闘争を辞めるその様に考えているとしたら、それはサンケン電気の大きな誤算です。サンケン電気がこの様な態度をとり続けている限り、私達は闘争を辞める事はありません。サンケン電気と韓国労働者との関係と言うのは常に同じでした。サンケン電気は私たちを常に弾圧をして踏みにじろうとしました。そして私達韓国サンケンの労働者はそれに対して闘争で答えました。しかしながら今回の闘争も、これまでの闘争と同じように私達の勝利で終わるでしょう。何故ならばサンケン電気のやっていることは明らかに誤っているからです。ですから、その誤っていることにたいして、韓国の労働者そして日本の支援の労働者市民の闘いでこれに対する勝利を勝ち取ることが出来るはずです。私達の今回の闘争が始まってから3年経とうとしています。しかしながら私達の闘争は力を失っていませんし、日本の支援の皆さんもいつもと変わらず私達の闘いの支援に駆けつけてくれています。サンケン電気の本社は私達の闘争の力を知らなければなりません。私達が団結して闘っている労働者の力を、そして、日本と韓国の国際連帯で闘っている労働者の力を正にサンケン電気の人たちに見せつけたいと思います。サンケン電気の高橋社長、この問題を解決できるのは現社長の高橋社長だけです。前の社長の誤った判断のおかげでこじれた問題を正常に復旧させることが出来るのは高橋社長、貴方の判断にかかっています。サンケン電気の高橋社長は今のように人間を馬鹿にするサンケン電気にするのか、それとも人間を尊重し、人間が中心になる企業であるサンケン電気と言う会社になるのか、もう一度評判を建て直すことが出来るのか、高橋社長の決断にかかっています。日本の支援の皆さんにも寒い中集まっていただきました。私達の団結した力で高橋社長に対して私達の要求を突き付けていきましょう。ありがとうございました。」 「サンケン電気に出社するサンケン電気の社員の皆さん、そして市民の皆さん、そして連帯に集まってくれた日本の仲間の皆さん、お早うございます。私はサンケン電気の子会社韓国サンケンで30年以上働きて続けてきた労働者キムウニョンです。現在日本と朝鮮半島に緊張した雰囲気が立ち込めています。現在、韓米軍事訓練が行われています。まあ、彼らは軍事訓練と言っていますが実際にはアメリカ、そして日本が戦争の訓練をしている、戦争の準備をしているそのような事ですから、非常にこれは危険極まりないことです。更に現在韓国では新しい大統領に当選したユンソギョルが日韓関係を正常化しようとしています。そのようになれば日本の自衛隊が朝鮮半島に入ってくる、そのような事態になれば、条件を作ろうとしている訳です。これは日本の平和憲法に反するばかりでなく、東アジアを緊張の状態にする危険な行為です。私達はこのような戦争の準備に反対し、戦争の基地に反対する、そして、戦争の準備に反対するような闘争をこの3週間韓国で展開してきました。ですから現在、日本と韓国の関係は非常に微妙な時期になっていると思います。これが危機に向かうのか、平和に向かうのかその様な分かれ目に立っているのが現在の日韓関係です。日本やアメリカの資本主義というものは私達に決して平和というものを与えてくれるようなそのような連中ではありません。平和をもたらすことが出来るのは日本と韓国の民衆だけなのです。ですから日本と韓国の連帯した闘いと言うのは私達の工場の偽装廃業の闘いのみならず、平和と言う意味においても非常に重要なものだと思います。しかしながらサンケン電気は私達労働者と会社の関係を平和的に解決すると言うものではなく、これに対して妨害するような態度をとっているのが現在の日本のサンケン電気本社です。サンケン電気は47年間韓国に子会社を設立して以来、韓国政府の様々な特恵を受けながら営業をしていながら韓国の工場を偽装廃業し、私たちを解雇者にして、韓国の国民は非常に怒りを覚えているその様な状態です。ですからサンケン電気は自らの間違いを認めて私たちとの交渉に出て来なければなりません。そしてサンケンコリアの代表のイミョンジュンという人もこれに関係ないとは言えません。今度の株主総会で退任する和田節会長、そして、現在の高橋社長、そしてサンケンコリアのイミョンンジュン代表この3人は韓国サンケンの廃業に対して、責任を取るべき人物です。私たちを解雇した責任のあるこれらの人々は私達の前に出てきて対話に応じなければなりません。私達韓国の労働者は東アジアの平和のために力を尽くして闘います。そして、私達はそればかりでなく韓国サンケンの偽装廃業について力を尽くして闘います。今日も支援に駆けつけてくれた日本の市民社会の仲間の皆さん、労働組合の皆さん、本当に有難うございます。最後まで闘いましょうトウジェン! 」 この行動の締めくくりとして工場正門に向けてシュプレヒコールをぶつけ正門前行動を終了していきました。 志木駅前宣伝行動組合潰しのサンケン電気に対して会社解散撤回。解雇撤回を求め、街頭宣伝隊は志木駅前にやってきました。埼玉市民の会の発言でスタートしました。つぎにオンラインで韓国からの発言をお願いします。キムウニョンさんお願いします。 「志木駅をご通行中の市民の皆さん、そして今日も私達の闘いに連帯してくれる日本の市民のみなさんお早うございます。私は志木駅に近くにあるサンケン電気と言う会社が韓国に100%投資して作った韓国サンケンで30年間働いてきた労働者キムウニョンです。企業というものは調子がいいときもあれば、調子の悪い時もあります。会社が忙しいときに身を粉にして働いてきた労働者を解雇するようなことがあったら、その様な事は有っていいのでしょうか。韓国サンケンと言う会社は韓国で47年間設立以来韓国の国民の税金で様々な特典、優遇措置を受けて、営業してきた工場です。韓国の土地で、低賃金、長時間労働で労働者を搾取して、そして莫大な利益を上げてきました。その利益は全て日本の本社に送られたのです。韓国サンケンが設立された当時、名もない小さな企業だったサンケン電気は現在、世界のグローバル企業として成長するに至った、その裏には明らかに私達韓国サンケンの労働者の血と汗があったと思います。サンケン電気が莫大な利益を上げすくすくと成長をしている間、この裏に韓国の労働者の労働搾取があったとすれば社会的企業としてとしての責任を果たしているとその様に言うことは出来ないと思います。韓国の労働者は使い捨ての物ではありません。その様な粗末に扱っていいような存在ではないのです。私たちも人間です。私たちも労働者としての権利を持っている普通の労働者であり、人間なのです。韓国サンケンが非常に危機にある企業であれば、それはまた別な話かもしれません。もし、韓国でどんな投資も出来ずにどんな活動もできなかったとしたら、私達は今のように悔しい思いをしなかったかもしれません。しかしながら、サンケン電気本社は日本での営業活動で莫大な黒字を上げそして、韓国では私たちを騙して韓国の労働者に知られないようにこっそりと別の企業を買収し、そして営業活動、生産活動を続けてきたその様な会社なのです。しかもLGとの間で、合弁で生産活動をするようにしながら、まさにその時期に韓国サンケンの工場を労働者に知らせず、たんに通報しないという通知もせずに、日本のサンケン電気のホームページ上、文章を公開して廃業をしてしまう、その様な事をやったのが日本のサンケン電気と言う会社なのです。韓国の労働者の生存の問題がかかった工場の廃業と言う問題を、私達労働者になんの通知もすることもなくWEBサイトの上の告知だけで行ってしまう、このようなことをすることが果たして許されることでしょうか。サンケン電気は埼玉県新座市でよい企業、社会的な責任を果たす企業として、そのような偽りのイメージを振りまきつつ、私たちを踏みにじるその様な企業なのです。サンケン電気が日本にあるサンケン電気の子会社やその他の企業が廃業したりするときには私達のような形ではやりません。日本の場合には企業の労働者と十分に協議をして、労働者の再就職も斡旋するような、その様な事をしてきたのがサンケン電気ではなかったでしょうか。その一方で韓国の労働者に対しては、私達の工場を廃業した時のようにまるで労働者の権利も無視して私たちを踏みにじっているその様な企業ではないでしょうか。この様に新座市にあるサンケン電気と言う会社は日本の市民に対しては社会的な責任と言っておきながら、韓国の市民社会に対してはそれを蔑み、その意思を無視するそういった企業なのです。この様に日本の市民に対してはその意向を恐れるサンケン電気、ですからなおさらのこと、日本の市民労働者が日本のサンケン電気本社に対して抗議の声を上げていただきたいと思います。私達はサンケン電気により不当な偽装廃業に対して最後まで闘いぬきます。今日もいつものように私達の闘争に参加してくれている日本の仲間の皆さん、私達と一緒に最後まで闘いぬきましょう。日本の仲間の皆さんに一緒に会いたくてたまりません。そして皆さんと一緒に闘争をしたくてたまりません。今日も一日頑張って闘っていきましょう。どうもありがとうございました。トウジェン! 」 続いてペクウンジュさんです。 「キムミョンデです。ご通行中の市民の皆さん、お早うございます。私は日本のサンケン電気が100%投資した、韓国サンケンの労働者です。もう600日以上の間韓国サンケンの前で座り込みテントを張り、座り込みをしています。ソウルのサンケンコリアの前でもテントを張り座り込みを貼って闘争を続けています。毎週木曜日、サンケン電気本社の前と志木駅の前で日本の市民の皆さんに対して私達韓国サンケンの事情を訴えるために宣伝活動を行っています。もう長いことこの活動を続けていますから、おそらく大分多くの方々が私達の闘争について御存知であろうと思います。しかしながらおそらく私達の闘争についてご存じない方も多いかと思います。ですから私達の闘争について説明したいと思います。私達は本社前で宣伝活動をしています。日本のサンケン電気本社は未だに自分たちの誤りを認めておらず、自分たちの誤りを認めず、私達に対して態度を変えていません。しかしながら私達の訴えに耳を貸そうともせず、そして、ほかの地域での活動を続けているその様な状態です。更に韓国の政治家、国会議員までもサンケン電気に対して、書簡を送りましたがそれに対して答えすらないと言う状態です。私達は職場に復帰するために闘争を続けています。日本のサンケン電気本社はこれ以上サンケン電気と言う会社のイメージ、会社の名前を傷つけるようなことをしないでほしいと思います。新型コロナのおかげで私達韓国の労働者が日本に来て闘争が出来ないと思って甘く見ているのかもしれません。本社はその様に考えているんだと思いますが、しかしながらコロナのパンデミックもいつかは収束し、私達が日本に渡ることが出来る日が来るはずです。以前は、遠征闘争によって合意を勝ち取ることが出来ましたが、今度はまたそういうことも出来ないだろうと思います。自分たちが望むときにはその様な発表をしていたという事を理解していないようです。そのようにサンケン電気の利益のために働いてきた労働者を家族とも思わない、仲間とも思わないような会社です。本社の経営判断によって意思によって利益を上げられなかったのに、その経営の失敗を何故労働者が解雇されなければいけないのでしょうか。私達は会社が苦しいというその言葉によって、賃金の凍結など様々な譲歩と忍耐を繰り返してきました。前回の闘争の後、私達は二度とこのようなことはないと思っていましたが、日本のサンケン電気本社は正に、韓国の労働者の解雇という蛮行を行ったわけです。ご通行中の市民の皆さんに是非お願したいことがあります。サンケン電気の労働者に対する蛮行を是非多くの人に伝えてください。それだけでも私たちにとっては大きな力になります。そして、私達は最後まで闘いぬく、新型コロナの流行の中でも、自分たちが利益さえ上げられればいいと考えているようです。その様な企業を黙って見ていていいのでしょうか、是非私達に小さな力でもお貸しいただけたらと思います。朝早くからこの様にお騒がせしてすみません。そして、新型コロナも充分お気を付けください。どうもありがとうございました。トウジェン!」 日本の方から発言をお願いしなす。まず初めにノレの会の皆さん、サンケン太郎さん、群馬合同労組、明大生協労組。 池袋東京事務所前埼玉市民の会のメンバーからスタート、続いてオンラインで韓国からの発言が続きます。オヘジンさんです。 「池袋藤久ビル前をご通行中の市民の皆さん、私はこの藤久ビルに入っているサンケン電気が100%韓国に資本を投資して韓国で設立した韓国サンケンで10年以上に渡って働き続けた労働者オヘジンと言います。私達がこの様に池袋でオンラインを通じて皆さんに訴えているのは、サンケン電気は私達の意思を無視して私達の工場を廃業し、そして、清算すると言う事を行いました。私達はこれを受け入れることが出来ない。一方的な清算は受け入れられないと抗議するためにここにやってきています。サンケン電気が投資したこの子会社である韓国サンケンは韓国の労働者の権利を守りそしてその生活を守るための労働組合が存在します。しかし、私達労働組合があるにもかかわらずサンケン電気は私達韓国サンケンの労働組合とは話し合いも一向に行わないまま、一方的に清算・解散をし、廃業させてしまいました。サンケン電気は案山子のような名前ばかりの社長とか、清算人を前に押し立てて私達労働組合があるにもかかわらず話し合うことを拒否しています。そして、私達労働組合には断りも話し合いも相談もなく、一方的に工場の清算・解散を進めてしまいました。おそらく何十年も務めてきた自分たちの職場、生存権がかかった職場をその様なやり方で一日にして追い出された、それを黙ってすごすごと引き下がる人は何処にいるのでしょうか。日本でもおそらく労働組合があれば、その会社と労働組合が話し合いを行い、また労働組合がないところは従業員と話し合いを行って利害当事者の意見を聞いてこの様なことが、行われているのではないでしょうか。サンケン電気も日本での工場や営業所などの清算・整理についてはこのような手順を踏んで行われていると聞いています。しかし、サンケン電気は韓国サンケンにのみ差別的な扱いを行い、話し合いも行わずにこの様な会社を潰していく暴挙に出ています。サンケン電気本社は、自分達が起こした問題について全く責任を取ろうとしていません。それどころか韓国で起きた問題だからこれは韓国で解決しろとと言うようなことを言って問題から逃げています。勿論韓国の子会社を責任持って話し合いをする度量があれば私たちもわざわざこのようにサンケン電気本社やサンケン電気の東京事務所の前でこの様に訴えることはなかったかもしれない。しかし、そうではないのです。私は韓国サンケンに19年間勤めてきましたが、19年間勤めている間、全ての受注や生産は本社の指示のもとに行われてきました。全ての生産体制や受注は本社によって行われ、本社の指示で生産計画は組まれ、そしてその基で私達は生産を行ってきました。私達があるアイテムを生産していると、本社から緊急にこちらの方を生産してくれと言うような要請があるときがあります。そうした時は自分たちが作りかけてきたものを中断してでも、本社から命じられたその製品を作ると言うようなこともありました。この様に本社の生産システム、管理システムに組み込まれていた韓国サンケンがどうして自分たちの権限でこの様な重大な雇用の問題を解決することが出来るでしょうか。そればかりではありません。本社の方向転換によって新しいアイテムを作っていたまた違うアイテムを作ると言うようなときに、多くの人たちがリストラによって、路頭に放り出されてきました。私達の労働組合ではこの様なリストラや解雇などに反対して、何とかして工場を存続させる、そしてこの韓国サンケンと言う会社を続けていくことが望ましいと判断して、様々な経営側の無理難題に対しても協力し一緒に考えてまた、工場を操業することに重点を置いて協力を行ってきました。5年前には私達組合員だけを狙い撃ちにして整理解雇を行ってきました。しかし、この整理解雇は不当だと言う労働委員会の裁定を受けて私達は職場に戻ることになりました。そして、私達は元の職場に戻ることになったわけですが、私達の復職の際には私たちと組合と会社側で労使間の合意書を締結しました。そしてこの合意書にのっとって私達の工場を韓国サンケンが正常に稼働することを私達は望んでいました。私達は合意書に書かれたこの事項を信じサンケン電気本社のやり方を見守りながら、我々には多くの無理難題もありましたが、それを堪えてそして私達の職場を守るべく闘いを続けてきました。しかしサンケン電気はもう何人も残っていない労働組合、組合員もついに最後は解雇し、そして会社を丸ごと潰してしまいました。だからこそ、私達はサンケン電気に強く要求します。全ての責任と権限があるサンケン電気本社が私達韓国サンケン労働組合と団体交渉に応じてこの問題を話し合いで解決するよう強く要求します。これまでも私達はサンケン電気が私たちとの労使合意書に基づいてこれの問題解決に当たること、合意書にのっとって話し合いを行う事、今までも要請してきましたし、私達はそのために闘いを続けてきました。しかし、サンケン電気は自分達の立場を明らかにすることもなく、私達に対して無視で一貫し続けています。サンケン電気は自らが作り上げたCSRだとか経営理念だとかそういったことを振りかざしておいて、私たちとは何故一回も話し合おうとしないのでしょうか。一日にして職を失った労働者と話し合いによって問題の解決する、これが正当なやり方だと思いますが、何故サンケン電気は私たちとの話し合いに応じないのですか。サンケン電気はこのように職場を追われたそして生活の場を追われた私達労働者に対して責任を負わなければなりません。無視し続けるのではなく、何かあると弾圧し続けるのではなく、私たちとの話し合いによって問題解決に当たらなければなりません。それこそが問題解決の唯一の道です。池袋藤久ビル\前をご通行中の市民の皆さん、皆さんからもサンケン電気に対して糾弾の声を上げてくださるようお願いいたします。労働者が長いこと働いてきた職場、工場を守れるよう皆さんからも声を上げてくださるようお願いいたします。最後に申し上げます。本当にいつも私達に連帯してくださり、そして、駆けつけてくださる日本の仲間の皆さん、心からお礼を申し上げます。私達皆さん方からの連帯に力を得てこれからも頑張ります。共に頑張りましょう トウジェン!」 Created by staff01. 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