レイバーフェスタ2021〜20回目 また歩き始める！

　10月総選挙の結果は、「アベスガ政治」の継続、野党の後退、極右「維新」の急増でした。改憲が現実味を帯びてきたイヤ〜な感じ。でもここはしっかり踏ん張らなくては。「生活・平和・人権」を求めるあたりまえの声を上げよう！ 言いたいことは言ってみよう、溜め込まないで。2002年にスタートして、今回で20回目を迎えたレイバーフェスタ。また歩き始めます！ レイバーフェスタは参加型イベントです。「川柳・三分ビデオ」を公募します。あなたもつくって応募しませんか？ 締め切りは12月15日です。

●12月25日（土）11.00〜17.00（開場10.30）
　東京・全水道会館4Fホール
　文京区本郷１丁目４−１（JR水道橋駅「東口 徒歩2分）
・参加費　一般当日 1700円
　　　　前売・予約 1500円
　　　　失業者・障害者（一律）1000円
　　　　学生・20歳以下　無料
・予約・問合せ　レイバーネット日本
　TEL03-3530-8588　FAX03-3530-8578
・メール予約　http://labornetjp.jimdo.com
・主催　レイバーフェスタ2021実行委員会（責任団体＝レイバーネット）

●プログラム 12月25日（土）11.00〜17.00（10.30開場）
11.00 開演
講談　神田香織「ローマ教皇との運命の出会い〜原発事故で避難した少年の物語」
トーク 鴨下全生（かもしたまつき）
12.00 昼休憩
13.00 音楽 「路上からの発信シリーズ」日本原電前音楽アクション6人衆
14.00 公募川柳入賞作発表　選評＝植竹団扇
14.20 寸劇「韓国サンケン・尾澤孝司が狙われた日」（「支援の会」有志）
14.45 休憩（15分）
15.00 映画『ウィシュマ・サンダマリ〜入管の闇に消えたスリランカ女性』（山村淳平）
　トーク＝指宿昭一弁護士 15.40 ３分ビデオ一挙上映（11本）
16.50　終了
■小会議室で17.30から「交流会」を行います。（飲食代実費）
　プログラムは変更の可能性あります。
　最終プログラムはレイバーネットHPを参照してください。

＜演目紹介＞

★講談「ローマ教皇との運命の出会い〜原発事故で避難した少年の物語」
（2021年10月発表・40分・神田香織）

　神田香織さんの新作講談を聴くと、福島はまだまだ終わっていない。終わっていないどころか、これからだ。そう強く思った。物語の主人公は、福島県いわき市から東京に避難した鴨下全生（まつき）さん。原発事故の時は8歳で、転校先でひどいイジメにあう。生きることを諦めたくなるほどの苦悩だったと彼は言い、9歳の時には「天国にいきたい」と願い事に書いた。「家が壊れていないのに、賠償金欲しさに逃げた」。鴨下さん一家をはじめとする区域外避難者に向けられた世間の目はそう語っていて、それに抗う力量など持ち合わせるはずもなかった。
　中学校にあがり、全生さんは避難者であることを隠すことにした。いじめは嘘のように消えた。でも、自分を隠して生きることに、彼はいっそう苦しむようになる。「原発事故を起こしたのは大人。学校で虐められるのは子ども」「なぜボクらは避難しているだけで虐められるのでしょう。それは原発が国策であり、避難した人の証言は国策を否定するものだから」。神田さんはその場面を語りながら、涙を流していた。
　フクシマ事故から10年目の今年、神田さんはローマ教皇と原発避難少年との運命の出会いを作品にした。フクシマの証言はこれからもずっと続いていく。私たちがやるべきことがみえてくる講談だった。（堀切さとみ）
＊上演後、講談の主人公である鴨下全生（まつき）さんのトークがあります。

★川柳 :公募川柳入賞作発表

「2021年を振り返る」をテーマに公募した川柳の優秀作を発表します。選評は、川柳作家の植竹団扇さん。

★音楽 : 「路上からの発信シリーズ」日本原電前音楽アクション6人衆
　毎月実施される東海第二原発再稼働ストップ集会に賛同して、楽器を持って参加したメンバーで自然に構成されたユニットが会場を盛り上げます。

・ジョニーＨ　ご存じ神出鬼没の時事歌芸人。集会・デモ・闘争現場・・・。
・生田まんじ　長崎の被爆二世。社会派シンガーソングライター。
・右田春夫（隆）　1967年 福岡県生まれ。18才で上京 俳優座養成所出身、スズナリから帝劇まで舞台を踏み、テレビ映画ミュージカル等経て路上に飛び出した平和表現者。一人劇「カッコウの卵」「9条への生還」を演じている。
・マアルハートバンド　田村雄一(Gt&Vo)、武幸二郎(Ba&Vo)によるユニット。原発反対や沖縄基地建設反対の歌。東上野の銀河Joy・葛飾区青砥の文芸センターで毎月LIVE。YouTubeでオリジナル曲を配信中
・坂本達雄　打楽器は数年前から。嫌な事があっても楽しく続けられるので充実感があります。

★ 寸劇「韓国サンケン・尾澤孝司が狙われた日」（「支援する会」有志）

　「サンケン電気」は100％出資の子会社韓国サンケンを閉鎖して全員解雇した。現地でたたかう韓国労働者と連帯する日本のたたかいが始まった。その「韓国サンケン労組を支援する会」のリーダーである尾澤孝司さんが、5月突然、事件をデッチ上げられて逮捕・起訴された。そして半年以上勾留されている。いったい何があったのか?　真相は何か? 「支援する会」有志が寸劇で訴える。＊初公開。

★映画『ウィシュマ・サンダマリ〜入管の闇に消えたスリランカ女性』
（2021年・25分・山村淳平）

　2021年3月、名古屋入管の収容所でひとりの女性ウィシュマさんがなくなった。彼女はどのような扱いがなされていたのだろうか。そして、なぜ死に至ったのだろうか。ウィシュマさんを知る元収容者と面会支援者の語りによって、それをさぐってゆく。犠牲者は、ウィシュマさんだけではない。死亡事件後も名古屋入管では、暴力的な対応、患者の放置、家族をひきさく強制送還がおきている。在留資格がないというだけで、罪のない人たちは外国人収容所へと送りこまれる。本作は、ウィシュマさん死亡事件をとおして外国人収容所の実態をえがいた記録である。＊初公開。

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「3分ビデオ・川柳」大募集！

　締切 12月15日（水）事務局必着（終了しました）
●3分ビデオ
　仕事のこと、生活のこと、社会のこと、言いたいことを3分の作品にまとめて下さい。内容は自由です。DVDまたはデータを名前・タイトル・連絡先を明記の上、お送りください。
●川柳
　 　一人2句まで。テーマは「2021年を振り返って、いま言いたいこと」。事務局あてにメール・FAX・郵便でお送りください。当日優秀作を発表します。→応募フォーム
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賛同人・賛同団体募集

　フェスタの財政を支えてください。ぜひ皆さんのご協力をお願いします。なお賛同者には、参加費割引・チラシ折込・物販などの特典があります。賛同金　個人1口 1000円　団体1口 3000円
郵便振替　00150-2-607244「レイバーネット日本」
　→賛同申込み　https://labornetjp.jimdofree.com/sando
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オンライン配信をします

　YouTubeで簡易配信します。https://youtu.be/934s-ZJEGR4
→無料ですが賛同カンパ歓迎です。アーカイブは残りませんので、ライブでご覧ください。

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●レイバーフェスタ2021実行委員会
　事務局（3分ビデオと川柳の応募先）
　173-0036 東京都板橋区向原2-22-17-108
　TEL03-3530-8588　FAX03-3530-8578
　メール　labornetjp@nifty.com
　ホームページ　http://www.labornetjp.org（レイバーネット）
　メール予約　http://labornetjp.jimdo.com
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