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労働者の命を守れ!官邸前メーデー〜アクティブなユニオンが声上げる

動画(5分46秒)

 5月1日メーデー。午後2時すぎ首相官邸前に組合旗をもった労働者が多数集まってきた。全労連・全労協の中央メーデーがオンライン開催になる中、東京東部労組が官邸前メーデーアピール行動を提起した。「感染予防対策をしつつ、自粛ムードに抗して、闘うメーデーの伝統を守ろう」と呼びかけていた。

 官邸前で手にしたプラカードには「自殺者を増やすな」「労働者の命を守れ」「五輪よりも休業補償を」「安全に働かせろ」など切実な声が書かれていた。

 冒頭、呼びかけた東部労組の須田書記長(写真上)は「コロナ禍で労働者の雇用・労働条件がメチャクチャに破壊されている。厚労省発表でも解雇・雇い止めが10万人を超えた。菅政権はゴーツーキャンペーンで利権をあさるだけで、労働者の命をないがしろにしている。官邸に怒りと糾弾をたたきつけよう!」と基調演説を行った。

 リレートークではたくさんのユニオン・団体の人たち約15人が、次々にマイクを握った。東京管理職ユニオン・プレカリアートユニオン・下町ユニオン・国労千葉・全労働者組合・ユニオンネットお互いさま、全国一般全国協などなど。

 総合サポートユニオンの池田一慶さん(写真上)は、労働相談の実態を報告した。「今月から精神疾患の相談が増えている。45歳の人でハローワークに200回通い115社に応募したが1社も採用されずに、精神をやられた人がいる」「一方、いまの政権・政策に問題があると気づきはじめる人も増えている。労働相談の場は相談ではなく怒りの場になっている。いま寄せられているのはテレワークの非正規差別。ツイッターを通して非正規女性たちの組織化も始まっている」と。ひどい実態の中にも希望がみえてきたことを報告した。

 約1時間の集会の最後は、官邸に向けてのシュプレヒコール。参加者が官邸に近づくために横断歩道を渡ろうとすると、多数の警察官があわてて阻止線を張り、制止する場面もあった。こうして、官邸前メーデーはアクティブなユニオンの怒りの「祭典」となった。(M)


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