報告 : 第92回日比谷メーデー | |
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【HIBIYA 92nd MAYDAY】5月1日10:00〜11:00 日比谷野音 ■21年日比谷メーデーは,「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」とコロナ禍でも、規模を縮小して開催した。会場の日比谷野外音楽堂が緊急事態宣言で、無観客貸し出しとなり、10:00〜11:00の日程で各団体1名限定、オンラインライブ併用で進行した。式典は、当初の内容で進められ、メーデーアピールが採択された。 ■日比谷メーデースローガン ★福島原発事故を忘れない!原発ゼロ社会・復興の実現を! ★コロナ解雇を許すな!雇用継続と休業・生活補償の充実を! ★なくせ貧困・格差・差別、8時間働けば暮らせる社会を! ★9条改憲反対!辺野古新基地建設阻止!菅政権は退陣を! 【新橋アピール行動】11:45〜12:30 新橋駅前SL広場 ◆デモ行進は中止とになり、新橋駅前SL広場に会場を移し、新橋アピール行動が取り組んだ。ソーシャルディスタンスに配慮し、横断幕、ボード、組合旗が掲げられ、トークリレー、スタンディングによるメーデーアピール行動が展開された。 ■開会 11:45 全労協東京大森進議長 「コロナ禍の規制の中で日比谷メーデーをやり切ることができました。アピール行動は新橋に場所を変えて、労働組合の結束、労働者の団結を訴えましょう。連帯の挨拶を受けて進めます」。 ◆主催者代表挨拶全労協渡辺洋議長 「異例な開催となった。日比谷野音では「団結ガンバロー」だけだったので、改めてご挨拶を致します。コロナ禍でオリパラ開催か中止か、クローズアップされている。選手は一生懸命練習に励み代表を目指している。大変な努力と思い頭が下がる。しかし、一方で正規と非正規、格差の中で、過酷な労働が強いられている。そんな労働者の処遇をどうして取り戻していくか。私たちが力を注いでいくのが5月1日だと思う。私たちの声を町の人に届けたい。皆さんと一緒に訴えて行きましょう」。 ◆全統一労働組合(移住連)鳥井一平さん 「移住労働者で、非正規滞在の人たちがいます。その人たちを法律違反だからしょうがないという人もいます。しかし、その一人ひとりの姿は見えていません。約3000人の非正規滞在者がいます。その人たち、家族は一生懸命働いてきたのです。技能実習生たちは、就労の途中で賃金未払い、暴力にあい、そこから逃れて、失踪から非正規滞在になってしまう。また、10年、20年働いてきて在留資格が取れないことで、不法滞在で国外追放の危機に直面している。国会で審議している入管・難民法案は人権を踏みにじる悪法です。絶対に廃案すべきです」。 ◆福島瑞穂議員(社民党) 「菅政権は、人の暮らしを守る社会を否定します。小泉、竹中の規制緩和は、大企業、富裕層の金儲け優先社会をつくりました。どれだけの労働者が路頭に追いやられたか。労働組合が、ユニオンが手を差しのべてきました。メーデーのは労働組合、ユニオンの団結を大きくする場です。皆さんと力を合わせ頑張りましょう」。 ◆JAL争議団鈴木客乗副団長 「JALの争議団は今年に也11年目を迎えました。私たちは放漫経営を棚上げして、莫大な利益を上げているにもかかわらず165名のパイロットと客室乗務員を不当解雇をしました。物言う労働者を排除する不当な解雇でした。私たちを含め東京総行動に結集するもの言う労働者が同様に組合潰し、労働者の首切りを受けています。6月25日にも東京総行動があります。皆さんのご支援で職場復帰を勝ち取りたい。メーデーを機会に更なる団結で頑張る決意です」。 ◆市民連合菱山南帆子事務局次長 「コロナ禍で大変な状況にもめげずアピール行動を開いた実行委員会に敬意を表します。ちょうど去年の5月1日、水道橋駅前で開いたメーデー。そのとき来年には日比谷でメーデーをと思いました。しかし、1年経って状態は悪くなっている。1年経っても病床数が増えない。これはどういうことか?PCR検査が増えない。ワクチンが進まない。そんなときに病床数を減らすと菅政権。何を考えているのか!高齢者の医療費を上げるなど人間を余りにも軽んじている。私たちを抜きにした政治、私たちを抜きにしたコロナ対策「ふざけるな」と言いたい。市民として労働者として怒りかが増します。市民運動と労働組合運度は両輪です。皆さん気合いを入れて頑張りましょう」。 ◆全国一般東京南部労組中島由美子委員長 「長く日比谷メーデーに参加してきましたが、このようなオンラインで世界に発信するのは初めてです。私たちの声が世界に届くのです。女性の闘いについてと司会者に言われました。「女が闘うというのはすごく大変です」皆さんご存じですか?男性のようにフリーハンドで闘えないのです。年末年始にコロナ相談村を大久保公園で開いた。女性が本音を話す環境を作ることで、「女性のための女性相談」をやはり大久保公園(18%、60名)で開いた。初日の大雨の日、20人が来て子ども連れも多くいた。親子でお腹を減らしている。女性の闘いはこれからです。「悪いのは会社」だと思っていても闘えないのです。非声域の7割が女性です。低賃金で不安定でものを言えない。職場ではハラスメント付き。これが女性労働を取り巻く状況です。労働組合こそ今、オープンザゲートを実践するときです」。 資格が日本にはない。難民申請をしても受け入れない日本社会があります。私たちは目をそらさずしっかりと受けとめ改善する社会をつくらないといけません。入管法の改悪を許さない!頑張りましょう」。 ◆郵政産業労働者ユニオン 「エッセンシャルワーカーとして正規も非正規も関係なく郵便を届ける仕事をしています。 郵政と当局は何ら手当てなど、考慮をしない。コロナ対策で消毒しろを繰り返すだけ。コロナ禍の労働支援をサボります。均等待遇を訴えて労契法20条裁判で最高裁勝利判決を勝ち取りました。しかし、この半年が過ぎても全く制度改正をしない。判決に従わない違法状態が続いています。職場の厳しい状況は続きますが皆さんと連帯して闘って行きます」。 ■本日のまとめ ◆寺島豊日比谷メーデー実行委員長 「私たちは1年ぶりにメーデーの開催をしてきましたが、コロナ禍でベ手の仲間が参加することができませんでした。闘いの現場から労働者が困っていることが報告された。私たちが生き生きと生活できる社会をつくっていく。このことが私たちに求められている課題でもあります。声をだして今日のメーデーの成功とSL広場の行動を広めながら私たちの団結を創りあげて行きましょう」。 ■閉会 12:30 寺島実行委員長の団結ガンバローで閉会した。(報告=宮川敏一) Created by staff01. Last modified on 2021-05-01 19:35:36 Copyright: Default |