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LNJ Logo サンケン木曜行動報告(4/8) : サンケン電気の酷さは必ず暴露されるだろう!
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●韓国サンケン労組を支援する会・4月8日第29回木曜行動報告

サンケン電気の酷さは必ず暴露されるだろう!

【4月8日(木)本社前行動】

桜も散って葉桜になってしまっている。そしてまた、新入社員も入って来ています。新しい人にも現在のサンケン電気の現状を理解していただいてサンケン電気社内からも是非声を上げてほしいと思います。情報宣伝活動として始めて行きたいと思います。

まず始めに郵政ユニオンの仲間の発言からはじめていきたいと思います。「サンケン電気に働く皆さんそしてまた近隣の皆さんには今日も大変お騒がせしています。それでは、郵政ユニオンの仲間の発言から始めていきたいと思います。「4月1日の本社前行動で新入社員が入って来ている中で、新しい人たちにサンケン電気の様子を見てもらいたい。サンケン電気に入ってくる新入社員に見てもらいたい。会社の門前で争議が行われている。こんな会社でいいんですか?そんな問いかけがされたのだろう。自分たちの人生を託していいのかな?この会社に?そういう期待を持って新入社員の人たちは入ってきたのだろうと思います。4月1日もそうですが、私たちはこの場所でずっと訴えています。韓国サンケンの会社を一方的に解散をしたこと、そして何の説明もしていない。毎週詰めかけている私たちに対してもサンケンの中から何も返ってこない。このような状態がずっと続いているのです。残念ながらそれが今の会社の実態なのです。韓国サンケンの会社はそもそも解散が必要がなかった。そして、赤字だから撤退をする。その裏で韓国のLGという会社と組んで別の会社をこっそり作っている。そういうことをしているのが残念ながら今のサンケン電気という会社なんです。この本社前ではガードマンの方に任せて誰も答えようともしなければ出てこようともともしません。私たちはよく本社前の行動の後に池袋の営業所に行きます。そこでも社員の方が出てきますがやはりきちんとした対応をしません。どう思いますかと尋ねるとAさんは「私には分かりません。答えられません。」ずうっとそういう態度ですよね。そういったことはいいと思いますか。すると?彼の声はずうっと小さくなりますよ。勿論彼にも生活はあるし、家族もあるのは分かっています。でもお父さんの会社は約束を守らない会社なんだよって子供に言えるでしょうか?韓国サンケンの人たちも当然言えないですよ。そして、何よりも拙いのは自らの従業員たちをそういう立場に置いて平然としている会社経営陣ですよ。経営者としての責任すら果たしていないのです。この問題は解決をしなければいつまでたってもこのような状態が続きます。サンケンに働く人たちも新入社員の人たちに達に仕事を教えることがあると思います。その時に今やっていることは何ですかと聞かれたらどう答えるのですか。答えようがないですよね。残念ですけどそれがサンケン電気です。話は変わりますが、4月3日大阪で韓国サンケンを支援する市民の会が発足しました。埼玉に続いてです。労働組合で争議を支援する。そういう形は幾つもありますが、市民の中からもそういう形が生まれてくる。どういうことなのか考えていただきたいと思います。それだけ、サンケンの話が酷い話だということです。広がっているんだと思います。そういうことをしっかりと自覚をしていただきたいと思います。このまんま何もしないでいれば過ぎ去るのか、解決するなんて絶対あり得ない。韓国サンケンのか撤回まで私たちも力を尽くしていきたい。共に頑張っていきましょう。」

韓国サンケン労働組合の方からお願いします。

≪イジョンヒさん≫

「今日も私たちの韓国サンケンの違法な会社解散、会社をなくしてしまうということに本社の前に集まっている皆様に感謝申し上げます。皆様の闘いに連帯の意味を込めて  トウジェン‼」
「いま、朝早い中、会社にご出勤をしている社員の皆さん、私たちが働いていた韓国サンケンはサンケン電気本社が100%出資してできた子会社です。1973年に設立されそれ以後、韓国サンケンは47年間大企業として様々な恩恵を受けて営業活動を行ってきて、そしてその中で労働者の血と汗を搾取しながら利益を上げてきたのです。4年前私たちに対する整理解解雇のこと覚えていらっしゃると思います。当時のサンケン電気は私たちに対して違法な整理解雇をしました。韓国の地方労働委員会そして中央労働委員会は不当労働行為だという結論を下しました。当時のサンケン電気の道徳にもとる行為は多くのメディアから批判を浴びました。私たちは1000日近くに渡る日本遠征闘争を行った結果、労使合意に至りました。
そして、私たちは現場に復帰しましたが、会社との間で労使間の合意を結びました。1つ目は工場が正常化するよう会社が努力すると言うこと。つまり、設備投資をするということです。そして2つ目は雇用問題に重大な問題が生じたときは事前に労使間で協議し合意の上でそれを行うと言うことでした。しかし私たちが現場に復帰して働きだした2017年6月以降、サンケン電気は工場正常化のために投資を一切行わず、それどころか作れば作るほど赤字が増える原材料を持ち込んで私たちに仕事をさせました。そして、私たちに対しては会社が赤字であることを理由に賃金凍結を行ってきました。結局サンケン電気本社と韓国サンケン電気は私たちと結んだ合意を一つも遂行しませんでした。それどころか、会社は2016年160億ウオン日本円にして16億円もの巨額のお金を投資して、違う土地にあるLG系の会社を買い入れて、現在そのニッケイは莫大な利益を上げているということを私たちは確認しています。最初、会社は韓国サンケンを清算する計画はありませんでした。そのように私たちに説明してきました。しかし、実際には裏で会社は韓国サンケンを清算するための準備を着々と進めてきた。和田社長ははっきりと悟らなければなりません。私たち労働者が16人しかいないから時間がたてば全て諦めるだろうと和田社長はそんな風に考えているんでしょうか。これまでの30年間会社による労働組合弾圧、私たちはこれに労働者を守るために闘ってきました。会社は会社清算会社をなくしてしまうことを直ちにやめてください。会社の清算が撤回されるまで私たちは闘い続けます。私たちは必ず工場へ戻ります。それから私たちの闘いに連帯してくださっている日本の仲間の皆さん本当にありがとうございます。健康にお気をつけてください。トウジェン」

≪ペクウンジュさん≫

「おはようございます。ペクウンジュです。私たちがテントを建てて闘い始めて数か月270日以上になりました。桜の花が咲いてそして散りつつある中で暖かい春がやってきましたが、私たちの気持ちはまだ冷たいままです。暖かい春が来たとは言え朝はまだ風が冷たいと感じられ、そして昼になるとやっと、暖かさを感じることが出来ます。・・・休みの時間にも私たちの闘いを振り返っています。そして、月曜日になると改めて決意を固めなおして闘いの現場に行きます。私達にすれば労働組合員16名は今は厳しい状況続いていますが必ず、良い日が訪れるそのことを信じて闘いを続けています。数年前の日本遠征闘争の中では週に5日本社前で闘いをするそんな時間を過ごしました。そしてまた、工場の中ではたらく中でも専門家のアドバイスを受けながらいろいろな症状についてのアドバイスを受けることがあります。そしてまた指名テストと言うことがありました。その中で、いくつかのカードの中から2つを選んでそのことによって心理状態はどうであるのかと言う診断も受けました。そういった時間は私たち組合員の中で行ったのですが、お互いの長所が何であるのかも確認し、そして補い合えるところがあれば今後とも補っていこうと確認できる時間でした。そういった心理テストを先日行ったのですがその結果を見ると全員が、将来に対してそして現在に対し点も肯定的に捉えているという結果が現れました。私たち労働組合の組合員がお互いに支えあいながら1歩1歩前に進んでいます。それから私たちの現場復帰を求める闘いに連帯してくださって朝早くから本社前に足を運んでくださっている仲間の皆さん。本当にありがとうございます。こういうような言葉で表しても皆さんの闘いに対しての労いにはならないかもしれませんけど、しかし、それ以上の感謝を伝える言葉を知りません。真実は必ず明らかになり勝利します。労働組合、私たちを弾圧するサンケン電気、そういったサンケン電気の酷さは必ず暴露され怒りの対象になりますし、私たちは闘いを諦めるわけにはいきません。勝利によって、そして現場に復帰するそういった姿を皆さんにお見せすることが連帯闘争に対して報いる行為だと言うことを信じて1日1日を闘っていきます。ありがとうございました。」

それでは、地元埼玉市民の仲間からの発言を受けて行きたいと思います。「私は隣の朝霞市に住む埼玉市民の会の者です。我が家の真向かいに住んでいる方もサンケン電気に勤めていました。もうOBになられていますが、地元の人たちに多く長く仕事を与えてくれて定年まで働いたそういう方々が多くこの地域には住んでいます。皆さんみんなサンケン電気で働いてよかった。そういう思いをもって定年されサンケン電気に勤めたことを誇りに思っています。是非、サンケン電気、本当に働く人を大切にする、そういう会社であってほしい。是非是非あり続けてほしい。そういう思いが私たち地元に住む人たちの共通の思い出はないでしょうか。韓国のサンケンの人たち、このコロナ禍の中で、働く場所がない中で路上にほうり出されました。あってはならないことです。彼らは働き続けたい。物を作り続けたい。会社でずっとずっと働き続けたい。そんな思いで組合を作り、職場造りを目指してた。そんな人たちを狙い撃ちするように解雇し、工場閉鎖をする。あってはならないことです。和田社長始め経営陣は一刻も早くこの解雇を撤回し、工場を再開し、長年サンケン電気のために働いてきた韓国の16人の労働者を、是非一刻も早く職場に復帰させてほしい。私たちもこういう早朝からこのような形でお願いをし、抗議をするこういった行動を一刻も早くやめたい。そして、新座市の本社前を騒がしくない状態を一刻も早く作りたい。そういう願いは当然ではないでしょうか。それができるのは和田社長以下経営陣の決断です。私たちは一刻も早い経営陣の決断を強く強く要請します。地元の声として長年サンケン電気を愛し、そして誇りを持ってきた人たちの気持ちではないでしょうか。是非サンケン電気は働くものを大切にし、企業責任を全うにする会社に早く戻って欲しい。是非私たちはそれを強く強く要請をし、抗議をいたします。働く者の共通の願いとしてぜひ韓国サンケンの労働者と共にそして今本社で働く労働者と共に一緒に仲間を大切にするそんな気風を作っていくそんな安心して働ける職場作りを一緒に目指していこうではありませんか。ともに立ち上っていきましょう。」

再び現地韓国のサンケン労組の皆さん声をお伝えしましょう。

≪キムヒョンガン≫

「お早うございます。・・韓国サンケンで働いてきたキムヒョンガンです。非常に寒い日々が続いた冬が去り、春が来ました。暖かい春が訪れたことによって私たちの身体も心なしか軽くなったような気がします。5年前に本社に行って整理解雇撤回闘争をした時の会社にあった桜のことを思い出します。風が吹くと花びらが舞い飛ぶ、そうした壮観な風景で、それが近くで見られました。しかし、今の私にとっては冬の真っただ中です。サンケン電気本社が行った会社の解散清算は身体と心を凍りつけさせました。
私たちは最近心配事が一つあります。闘いが続く中で私たち組合員の仲間たちの新しい姿を目にします。闘いが長期化するにつれてこれまでなかったことなのですが、ちょっとしたことでも敏感になり、いやな気持になる。苛立つ、そういったことが見られるようになってきました。心と身体に余裕がない結果としてそういった状態が現れています。もしも、この闘いが勝利し私たちが現場に復帰すればそういった仲間たちの苛立ちもなくなるだろうと思います。私自身もやはり物事に敏感になっている。そうなっていると実感しています。いつもでしたらどうも感じないことでも、そういった些細なことでも苛立ち、そして腹を立ててしまう自分自身を見て驚くことすらもあります。
先日も韓国サンケンの周りをうろついている人間を私たちは発見しました。その人たちは韓国サンケンを買い取るために来ていたようです。私たちが汗を流して働いてきた工場を買い取ろうとするそういった人間の姿を見て私は一言いいました。この工場は容易く買い入れることはできないぞと言う風に私たちは言いました。そして買い入れることにおいては、いろいろな困難が生じるはずだとも言いました。そういったことを言った後本当に怒りが湧いてきましたが、そのことによって私自身の気持ちがさらに重たくなりました。 サンケン電気の和田社長、韓国サンケンの累積赤字の責任が労働者にあるはずがないじゃないですか。これは韓国サンケンの累積赤字の責任は韓国サンケンの社長とそしてその社長を任命した本社にあるはずです。私たちはこの工場で一生懸命働いてきた、それ以外ありません。私たちが数年前に闘いの結果職場に復帰した以降も会社側は経営状態が厳しいので賃金を凍結し1年の間、半分に当たる6か月も休業の押し付けもしてきました。それなのに耐えに耐えてきた労働者に対して今回、会社をなくして全員解雇すると言うことは余りにも酷すぎませんか。サンケン電気の本社が韓国サンケンの累積赤字の原因が何であるのかをしっかりと把握し、そして解決すること自体が私たちの闘っているこうした事態を解決する根本だと思います。
最近私の連れ合いは働き始めました。夫が解雇され闘い続けている中で自分が働かなければならない。そういったことで仕事を再開しました。晩御飯を食べて仕事の疲れで寝ている連れ合いの姿を見て本当に私は心苦しく思います。一方で申し訳ないと言う気持ちでいっぱいです。慰労金として15億ウオン、日本円にして1億5千万円を会社側が慰労金として提供しないかぎり闘いを止めるなと私は言っています。この闘いに必ず勝って来いと連れ合いは私に言っているものと思っています。 解雇と言うのはそれまでの日常生活をめちゃくちゃにしてしまう酷い行為です。そうした事をサンケン電気は私たちに2度も行ってきました。サンケン電気の和田社長、コロナ事態が収拾して日本に行けるようになったら必ず挨拶に参ります。そしてここ、サンケン電気の本社前と営業所前で私たちは次のように叫び声を上げるつもりです。韓国サンケンの解散・清算を直ちに撤回し、整理解雇も撤回して、工場を正常化しろと、私たちは叫びます。そういった日が来ないようにサンケン電気本社は今回の事態の解決を図るべきです。 最後に今日も韓国サンケンの会社解散解雇撤回闘争に来て下さる日本の皆さんに改めて感謝申し上げます。また、日本に行けるようになりましたら日本で挨拶したいと思います。トウジェン‼」

再び韓国サンケン労組の仲間からの発言。

≪キムウニョンさん≫

「今日も私たちの闘いに休むこともなく参加してくださる日本の皆様に感謝申し上げます。今日も昨日までと同じように出勤しているサンケン電気の社員の皆さんお早うございます。私たちは闘いを始めてから271日目を迎えている韓国サンケンの労働者です。社員の皆さん、私たちもまた、かつては同じサンケングループの中で汗を流しながら働いていた労働者です。しかし、サンケン電気の突然の決定によって私たちは一方的に解雇を打ち出され、そして路上にたたき出されました。それ以降私たちは毎週木曜日にこのように、私たちは本社の前で、皆さんとともに、和田社長が労働組合との交渉に応じることと工場を正常化させることを訴え続けてきています。しかしながら、この事態が起きて9か月も過ぎているにもかかわらず、未だに会社側からは今回の事態がどういうことであるのかについて説明をしようとする人間が一人も現れていません。9か月以上になるのに只の一度も、この事態のことを日本の皆さんにも説明をしようと全くしようとしていません。どうしてこのような長い間に渡って自分たちが作った子会社で働いてきた労働者に対しての酷い事態に対しての説明もせず解決しようともしないんですか。どうして工場の撤退を行おうとし、リストラを行ってきたのですか。今回に至っては会社自身をなくそうとするのはとんでもないことです。サンケン電気は日本国内では私たちに対して行ったような一方的な解雇は行っていないと言うことを伝え聞いています。解雇するにあたっても必ず労働者との話し合いをしっかりと行って説明を行い、そして次の雇用についてもしっかり対策をとっている。そういうふうに聞いています。日本国内においてはサンケン電気はその様なことを行っているのに、なぜ韓国で働いている私たちに対しては一方的な解雇を説明抜きに行っているんですか。なぜ会社が決めたことを私たちがいろいろ調査して闘って知らなければならないのでしょうか。話し合おうとする人は一人もいませんで。一体何のために私たち韓国の労働者に対して欺瞞的なことを行いそして秘密裏に行い。様々な弾圧をしかけてくるのですか。私たち、子会社で働いてきた労働者が本社に対して過度な要求をしてきたわけではありません。只、この工場で働かせてくれと言うのが度が過ぎる欲深な要求でしょうか。私たちが生活のために全てをかけて働いてきた工場でもう一度働きたいと言う要求が不当なことなんでしょうか。和田社長は覚えていると思います。4年前に会社側の不当な整理解雇に抗して私たちが闘い現場に復帰することを私たちが勝ち取ったと言う事実を和田社長は知っているはずです。その時に和田社長、貴方は私たちに対してちゃんと約束をしたじゃないですか一つは会社を正常に再稼働させると言うこと二つ目は雇用問題で重大なことが起きたときは私達との話し合いを通じ合意に基づいて対策を行うと言うことで、しかし、これまでの4年間、会社が行ってきたことは作れば作るほど赤字を生むそういった生産工程でしかありませんでした。最低限の原材料を準備してそして工場が稼働するといった機会を設けるべきだったんじゃないですか。私たちは作れば作るほど赤字が生まれるそういった製品を作りたかったわけでは決してありません。会社が収益を上げてそして正常に稼働する。そういった生産を私たちは行いたかっただけです。会社が収益を上げる。そういった生産活動を行いたいと言う、私たちのささやかな願いが会社にとってはとんでもないことなんですか。コロナ事態を利用して今回の会社清算を行うほどそれ程、私たち韓国の労働者がそんなに憎いんですか?嫌っているんですか?一方的な会社清算を行わなければならない程私たち韓国の労働者が嫌悪の対象なんですか。和田社長答えてください。私たち韓国の労働者、労働組合がどんな過ちを犯したのでしょうか?韓国の労働者がどんな過ちを犯したのかについて和田社長答えてください。今回の事態は全く納得がいきません。自分自身が路上にたたき出されないと、今回の事態の意味が分からないのですか。貴方たちは。私たちと会社側が結んだ労使協定をしっかり守ってくれということ。それから、私たちの労働者としての権利を守ってくれということ、踏みにじるなと言うこと、会社が私たちの話し合いに応じろということ。そうした事が会社にとっては実行できない、そんな厳しい物なのでしょうか。和田社長貴方は韓国サンケンで50人にも満たない労働者が働いてそしてその結果5億6億の赤字を生み出してきたと貴方は理解しているのですか。韓国サンケンの赤字問題は実は意図的に作り出された赤字そのものじゃないですか。そしてまた、韓国サンケンの累積赤字の問題を生みだしたのは経営能力のないそして、不正を行っている韓国サンケンの社長など経営陣の責任じゃあないですか。経営能力のない韓国サンケンの社長をサンケン電気本社が任命して使ったわけじゃないですか。ここ数年間韓国サンケンにはきちんとした投資が行われませんでした。ただ、私たちに対する整理解雇と会社の清算だけを準備してきたと思います。そんな会社をどうして正常化が出来るでしょう。韓国サンケンが正常な稼働を行えないような状況を作ったのはサンケン電気本社の責任です。そうした不当な計画を立ててそうした手続きを踏んできたことに対してどうして韓国人労働者が納得できるでしょうか。私たちはサンケン電気の今回の決定を理解もできないし、絶対認めることも出来ません。韓国労働者の底力がいったいどういうものであるかというものもサンケン電気本社は認識しているはずです。和田社長しっかり覚えておいてください。今コロナ感染拡大の状況の中で今スグに日本に行くことはできません。しかしコロナの事態が収束した時に日本に行って和田社長の所に会いに行きます。今回の事態が解決しない限り私たちの闘いは終わりません。これまでのサンケン電気の労働者の闘いを見ればおのずとわかるはずです。結局会社が様々な策動を始めましたけど、最終的には私たちの闘いによって事態が解決した。終わったと言うことを知っているはずです。和田社長に改めて要求します。私たちは韓国サンケンの今回の会社清算と言う事態を絶対に認めることはできません。今回の事態を解決するために日本のサンケン電気本社が直接話し合いの場に出てくるべきです。会社が話し合いの場に出てくるまで私たちは最後まで闘い続けます。私たちは会社の不当な一方的な決定に対して闘いでもって答えます。私たちは闘いによって必ず私たちの工場、私たちの働く場を絶対に守りぬきます。その時まで力いっぱい闘ってきます。ありがとうございました。」

それでは、サンケン電気の前での締めくくりにハウズの土松さんより発言を受けて行きたいと思います。韓国サンケン労働組合の粘り強く。闘っていく決意が語られたと思います。今日は何人か新入社員の方も入られたようなのでこういった現状について見ていただいたと思います。サンケン電気本社に出勤されている社員のみなさん、お早うございます。このサンケン電気本社の前にある桜も散ってしまい葉桜の状態にあります。私たちがこの正門前に立ってもう6か月も経ちました。毎週木曜日この場所に立つたびに私たちは新しいニュースを作って出勤してくる社員の皆さんに配っております。そのニュースも今週号で29号を迎えます。と言うことは29回以上この場所に立ち続けているわけです。半年もこのような状態を放置していて、韓国の労働者たち16名、そしてその家族たちを路頭に迷わしている和田社長恥ずかしくないんですか?経営者としてあなたは本当に失格ですよ。昨日日本経済新聞にトップで東芝をイギリスの投資フアンドが買収すると言う提案をしたことがトップ記事で記載されていました。その買収規模は2兆円と書かれていました。日本の代表的な企業である東芝が買収されるかもしれない。その原因を作ったのが東芝の株を購入しているエフイッシモというはげ鷹フアンドであります。先日このエフイッシモがサンケン電気の株を20%以上購入している。このような状態ではありませんか。和田社長も毎日気が気ではないんじゃないですか。こういう状態を招いているその理由の一つに韓国サンケンの労働者を不当に解雇しているその様なことがある。そういったところにはげ鷹フアンドのエフイッシモがこの会社はこういう状態なんだ、取り入るスキがあると判断しているんじゃあないんですか?和田社長一刻も早くこのような非正常な労働争議が起きているこのような状態を改めてください。先週木曜日私たちがこの場所に立っていた時に韓国のKBS、日本で言うNHKに当たる公共放送会社が取材に訪れていました。このサンケン電気本社の正門前の行動から志木駅前における宣伝活動、そして池袋営業所における私たちの行動を朝7時から午後1時までまる半日私たちと行動を共にして、KBSの取材クルーは私たちの行動を取材して行ってくれました。近じかその取材クルーの映像は韓国KBSで報道されるでしょう。私たちは来週、火曜日東京都内において韓国サンケン労組を支援する集会を行います。サンケン電気社員のみなさん、そして近隣住民の皆さん。関心のある方は是非この集会にも参加してください。私たちは何も隠すこともない正々堂々とサンケン電気と闘っております。是非この来週火曜日に行われる集会にサンケン本社の皆さんも参加していただいて韓国サンケン労組の組合員の心情をそしてその家族の心情をよく聞いて、自分の問題として考えてこのサンケン電気の本社の中で声を上げてくださるように強く求めるものであります。私たちは和田社長が話し合いに出てくるまでこの場所に韓国サンケン労組の仲間たちの意思を汲んでこの場所に立ち続けるでしょう。最後まで闘っていきます。頑張りましょう。
最後に シュプレヒコールで本社前行動を終わる。

【志木駅前行動】

オープニングはサンケン太郎さんによる歌で始まる。
埼玉市民の会の仲間が市民宣伝開始の挨拶。「韓国サンケンの工場の会社解散・清算を撤回するように求めています。私たちもできるだけ早くこの闘争を止めたいと思っています。私は隣の三芳町に住んでいますが、韓国サンケン労組を支援する市民の会です。労働組合の人もおりますが私自身は組合活動の経験はありません。労組もない小さな会社にいました。恥ずかしいことですが労働運動の経験はありません。しかし私も一労働者ですから労働者として、同じ労働者の仲間として埼玉の市民として労働組合の仲間と連帯して闘わなければいけないと思いまます。だから私もこうやって街頭に立っています。今、組合の組織率がどこの会社も大変下がっていて、私のように労働争議の経験がない人がむしろ多いかもしれません。やはり皆さん労働組合の経験がなくても労働組合に入っていなくても一労働者であると言うことは、もちろん経営者の方もここにはおられるかもしれませんが一人一人市民の多くは労働者であると思います。労働者の問題としてそして市民の問題として、これは労働組合だけの問題ではない。組合員の問題だけでない埼玉の市民の一人として立ち上がって組合の仲間の一人として闘っていきませんか。埼玉も新座市にある会社が労働者を傷つける恥ずかしいことをしていると言うことをしていることに、県民の一人として市民の一人として黙っていていいのか?労働者の一人として、このままにしていいのかと言うことを考えていただきたいと思います。今、私たちの仲間がビラを配っています。是非お手に取ってご覧ください。毎週違うものを配っています。お持ち帰り頂いてゆっくりお読みください。これはひどいと思ったら是非本社に抗議の電話をしてください。」

 韓国サンケン労働組合の仲間から発言を頂いていきます。

≪キムウニョンさん≫

「志木駅をご利用されている市民のみなさん。おはようございます。そして、今日も私たちの闘いに連帯するためにそして支持してくれるために集まった仲間の皆さんお早うございます。そしてありがとうございます。私はこの近くにあるサンケン電気株式会社が1973年に100%投資をして作った子会社韓国サンケンが馬山の輸出自由貿易地域に作られたわけですけれど、そこで30年間働いてまいりましたキムウニョンと申します。サンケン電気は韓国サンケンでの操業を通じて47年間にわたって税制上の恩恵をこうむりながら労働者を低賃金で働かせ、そして莫大な利益を韓国から日本へと持ってきました。ところがサンケン電気は会社の中で労働組合が出来き、その労働組合が民主労総の傘下に入るや否や工場の撤収を決めるそういった株主総会を行いました。しかし、それに対して私たち働く労働者は1年半にもわたる工場撤収反対闘争を通じて工場の正常化を勝ち取りました。そして正常化した工場に対してサンケン電気は新たな製品の生産に取り組む。そしてその結果労働者の数は400人ないし500人と大きく増えました。私たちは沢山の量の仕事をしました。昼も夜もないそして週末も休まず、また祭日や盆や正月も返上して昼夜交代制で汗を流して働きました。春夏秋冬季節を問わずそうした昼夜わかたない労働は続きました。朝早く起きて、夜には眠気を堪えながら勤務したんです。子どもがいる労働者は夜間勤務を避けることはできませんでした。子ども達を寝かしつけて、そっと玄関のドアを閉めて夜間の勤務に出る。そういった労働者もいました。そのように私たちが汗水流して働いてきたのは自分自身の生活を守るためでもありますし、同時に自分たちの家族の生活をも守るためでもあります。このように昼夜分かたず働いてきた私たち対して会社は自分たちの経営失敗の責任を押し付ける形で3回にわたって工場の廃止を目論見、7階に亘ってリストラを行い、多い時には400名、500名いた労働者のほとんどが解雇され路上にたたき出されました。それでも飽き足らず最後に残った生産現場の労働者を整理解雇してきました。会社が狙ったのは外注化、アウトソーシングの全面化と、正規職労働者の私たちを解雇して非正規職労働者におきかえるという魂胆でした。私たちはこれに対して真っ向から闘いました。私たちは整理解雇撤回、そして工場の正常化を叫びながら1年近くの日本への遠征闘争を行い、頑強な闘いを続けました。」

【南池袋営業所前】

南池袋のサンケン電気東京営業所が入る藤久ビル前の歩道で、正午から昼休み集会。埼玉市民の会の仲間の発言から始まり、支援する会の渡辺共同代表、ユナイテッド航空、メトロクラブ、武蔵学園、三進自動車争議を支援する会、学研フジセ労組などがリレートーク。

韓国サンケン労組のキム・ウニョン副支会長からオンラインアピール。

「サンケン電気は48年前に韓国に100%子会社の韓国サンケンを設立し、莫大な利益を上げてきた。そしていまや業界売り上げ世界8位を誇るグローバル企業に成長してきた。民主労総に加盟してから20年以上、会社は労組を弾圧し続け、今回は会社を解散し全員を解雇してきた。4年前に指名解雇を撤回させ合意書を結んだが、会社はこれを守らなかった。韓国では多くの怒りの声が上がっている。社会的な問題となり、日本のイメージを貶めている。一昨日、スイス資本に解雇された労働者の相談を受けた。分会長の話を聞いて胸が詰まった。私もサンケンの話をした。その後組合員との懇談会で多くの話が交わされ、その分会長は『韓国サンケンの話を聞いてようやく息ができた。どのように闘いを進めえるか、方向性が見いだせた』。そう言った。私は考えた。スイスの国のイメージは良いが、資本はどこも同じだと思った。だからこそ、韓国サンケンの闘いは重要だと改めて思った。外資系企業の食い逃げを許さない闘いの重要性を改めて考えた。粘り強く、サンケン電気に話し合いを求める。私たちは引き下がることはしない。私たちの闘いは勝利に満ちている。日本と韓国の闘いの決意がはっきりしているからだ。私たちがいるのであなたがいる。あなたたちがいて私たちがいる。共に手を取り合って最後まで闘い続けよう!韓国と日本で離れていても、私たちは一つの闘いを闘っている。」

最後に昼休み集会参加者約50人で、サンケン電気東京営業所に向かってシュプレヒコールを浴びせ、第29回木曜行動を締め括った。


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