小倉利丸 : 資本主義が招き寄せる循環性パンデミック | |
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表記の文章をブログに書きました。お時間があればお立ち寄りください。 https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2020/04/23/cyclical-pandem ic/ 冒頭部分だけ貼り付けます。 ============ 私たちが現在直面している新型コロナウィルスの問題は、資本主義における循環性パンデ ミックとして捉える必要がある。 資本主義下のパンデミックは特殊歴史的な現象だ 新型コロナの蔓延は、資本主義システムの限界がどこにあるのかを端的に、しかも残酷な 形で、先進国内部で暮す人々に突き付けた。感染症の蔓延は人類社会にとって未知の出来 事ではない。資本主義の歴史のなかでも繰り返されており、再現性がある事象でもある。 パンデミックのたびに、1918年のスペイン風邪大流行、新型インフルエンザなどが想起さ れたりするのだが、しかし、常に、事態が深刻化した後で、忘れられたかにみえた歴史的 な経験が忘却の闇から呼び戻されるにすぎず、経験が生かされることはないし、医療の進 歩なるものがこの災厄を解決することもない。また再び近い将来、別のパンデミックが到 来しても驚くことではない。 この現象を疫病と人類史全体のなかに混ぜ込むような没歴史的な括り方をするべきではな い。資本主義には固有のパンデミックを招来するメカニズムがある。資本主義である以上、 繰り返されざるをえない歴史的に特殊な事態なのだと捉えておく必要がある。なぜなら、 資本主義が私たちの生存の権利を保障できないシステムであることのなかで起きている からだ。 私は繰り返し、感染症検査を無料・匿名で網羅的に実施すべきだ、なぜなら私の身体がど のような状態にあるのかを知る権利があるからであり、それ以外にパンデミックを回避す る方法はない、ということを指摘してきた。しかし、現実にはこうした網羅的な検査体制 はとられていない。保健所の検査に後ろ向きの姿勢も批判されてきた。検査体制を妨げて いる原因は、この国がたどり、各国もまた同じ傾向をたどってきた保健医療システムのリ ストラにある。生存権の抑圧と保健医療の危機管理=治安管理への組み込みの結果が現在 のパンデミックをもたらした。 以下ブログをごらんください。 https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/blog/2020/04/23/cyclical-pandem ic/ Created by staff01. Last modified on 2020-04-24 08:49:38 Copyright: Default |