なぜ労働映画をつくり続けるのか?/「あるくラジオ」土屋トカチさん | |
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なぜ労働映画をつくり続けるのか?〜「あるくラジオ」土屋トカチさんしまひでひろさんとささきゆみさんがパーソナリティを務める「あるくラジオ」。2018年10月スタートで、もう13回目になった。この間、乱鬼龍さん、木下昌明さんとレイバーネットおなじみのメンバーが続いたが、知っているようで知らなかった二人の素顔と人生を浮き彫りになって大好評だった。そして12月1日の今回は、ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』をつくった土屋トカチさんだった。 精魂こめてつくった『アリ地獄天国』に秘められた制作エピソードが面白く、話はつきない。しかし、なにより心をつかまれたのは、トカチさんの人生の歩みだった。「小さいとき将来なりたい職業はケーキ屋さん。食いしん坊でトンカツのことばかり考えていた。しかし小学5年生のときに人生が一変した。父親が事故で亡くなったのだ。それから世界観が変わった」という。「父を亡くしただけで、差別を受けた。『片親の子はグレる』と言われた。悔しかった」。しかしトカチさんは、その差別に負けずに猛勉強して社会のことを学んでいったという。
新聞配達しながら大学を卒業した。映像制作会社に入ったが、映像部門の閉鎖に遭い解雇された。他のメンバーは泣き寝入りしたが、かれは、そのときユニオンに入ってたたかった。その結果「解決金」を獲得し、次の人生の元手になった。機材を揃えることができたのだ。そんな時、映像仲間と出会うなかで「映画の道」が開かれていったという。『フツーの仕事がしたい』『アリ地獄天国』と労働者の映画にこだわる原点は、かれの人生そのものにあったのだろう。 来年「天命を知る」の50歳になるトカチさん。最後に「座右の銘」を聞いた。はたしてどんな答えなのか? 番組で御確認ください。(技術担当・まつばらあきら) Created by staff01. Last modified on 2020-12-04 09:14:35 Copyright: Default |