「どう生きる映画合宿で教えられ」/豊かな自然の中でレイバーネット合宿開催 | |
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「どう生きる映画合宿で教えられ」〜豊かな自然の中でレイバーネット合宿開催11月21日から22日にかけて、埼玉県のSCATセミナールーム「毛呂分室」(写真上)でレイバーネット合宿を行い、無事に終了しました。北海道からの参加も含めて総勢18名が集まり、天気にも恵まれ豊かな自然が広がる晩秋の里山を堪能しました。映画鑑賞、写真教室、川柳、そして懇親会と、どれも充実した内容だったと思います。 一日目は午後2時からオリエンテーション、そして映画『ドリーム』を観ました。これはアメリカの宇宙開発を支えた三人の黒人女性の実話に基づく物語で、差別問題だけでなく、家族愛、恋愛などすべての要素が盛り込まれた素晴らしいエンターテイメントでした。 どんこ鍋(どんこ=魚)や鉄板焼きを囲んでの懇親会では「私の人生を変えたもの」というテーマで自己紹介。その後も参加者オススメのDVD鑑賞(北朝鮮ツアー記録、障害者の生活ビデオ)が続きましたが、中でも秀逸だったのは『二重被爆〜語り部 山口彊の遺言』でした。広島・長崎で二度被ばくした山口さんが、2010年に93歳でこの世を去るまでの記録です。来年三月の江古田映画祭の候補作品だということなので、ぜひ記憶しておいてください。 二日目の最初のコーナーは写真教室。今やカメラを持ち歩かない人はいないほど、写真は身近なものになりました。そこで「スマホでいい写真を撮るには」をテーマに、レイバーネット写真部を発足させた北穂さんと馬場さんがレクチャー。スマホのカメラと一眼レフの特性の違いから、迫力あるデモの撮り方など、とても実践的でわかりやすく、参加者からは次々と質問が出ました。 続いておなじみ川柳コーナー。「今年を振り返って」という題で二句ずつ書いてもらい、乱さんが選句しました。やはりコロナに関する句が多かった。初めて挑戦した人も多い中、特選は常連の二人でした。 最後に笠原さんら国際有機農業映画祭が制作した『それでも種をまく』。福島第一原発事故後の有機農家の苦悩を記録した映画は2012年のレイバー映画祭で上映されましたが、その後を追った続編も作られ、二本合わせて上映しました。福島に留まる人も、移住を決めた人も「安全な野菜を届けたい」という気持ちは同じ。合宿には双葉町から埼玉県に避難している鵜沼久江さんも参加し、避難先で農業を続ける立場からの話を存分に聞かせてくれました。 昼食をとって解散。近くには武者小路実篤がつくった「新しき村」や、日本の侵略の歴史を伝える「中帰連平和祈念館」があり、そこに足を延ばす人もいました。 毛呂山町スキャットセミナールームでの合宿は三回目。オーナーの金野さんには、いつもながら感謝しかありません。個性のかたまりみたいな人たちが集う中で、新たな発見ができるのが合宿の良さ。是非また開催したいものです。(堀切さとみ) ★レイバーネット秋合宿の川柳句会報告今回のお題は、レイバーフェスタの川柳募集のお題と同じ「今年を振り返って」でした。1人2句吐で、参加者ほぼ全員が投稿し、ほぼ全員が入選するという快挙(?)でした。下記に入選作を発表します。秀逸16句 初めてという人もいましたが、575文化に親しんでいる日本人は、なんとなく575になり、なかなか楽しい集まりでした。自分ならもっとうまいとか、これくらいならできるとか、面白そうと思ったら、どうぞフェスタ川柳に応募してください。(笠原眞弓) *フェスタ川柳の投句は→ https://labornetjp.jimdofree.com/senryu/ Created by staff01. Last modified on 2021-02-08 13:22:21 Copyright: Default |