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「お金がない、体が痛い」/困窮する外国人のための大相談会開かれる
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「お金がない、体が痛い」〜困窮する外国人のための大相談会開かれる

動画(5分半)瀬戸大作さんのレポート

 11月1日、埼玉県の川口駅東口にある「キュポ・ラ広場」は午前10時から、広場いっぱいにテントが張られていた。そこで、仕事や生活に困っている外国人のための「大相談会」が開催された。蕨・川口には在日クルド人が多く3千人から4千人住んでいるという。トルコなどから逃れてきたクルド難民は「非正規滞在」ということで、10万円の定額給付金からも外された。市民団体「反貧困緊急ささえあい基金」などの支援を受けて、まさに命をつないでいる状況である。


*蕨市のクルド人が多い地域
 この日は、クルドを知る会・ほっとプラス・移住連など14団体で「実行委員会」をつくり、大規模な相談会を実現した。医療・労働・法律相談のテントにはクルドの人たちが列をつくり、真剣な表情で話を聞いていた。また会場では生協から提供を受けた食料品や日用品の配布も行われた。

 クルドを知る会代表の松澤秀延さん(写真上)に話を聞いた。「今回初めて大規模な相談会ができた。かなり数のクルドの人がドッと来ていると思う。さまざまな相談が多いが、一番はお金がないこと。医療では、歯が痛い、体が痛いなどせっぱつまった相談が多い。在留資格のある人はいいが、半分近くはビザがなく働くこともできない人たち」。ではどうしたらいいのだろう。松澤さんは「ビザの問題を解決することが第一歩。そのためにも実状を広く知ってもらい、政府を動かし公的支援・難民認定などにつなげていきたい」と語った。(M)

↓相談風景(クルドを知る会提供)


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