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ユナイテッド闘争団の銀座デモに400人〜控訴審も大詰めに

 不当解雇とたたかうユナイテッド闘争団の銀座デモが10月23日の夜に行われた。先の19日には東京高裁で第3回口頭弁論が開かれ、次回弁論(1月29日)で吉良紀子さんの陳述が決まった。銀座デモは、雨も上がる18時になると、会場の「築地川銀座公園」には400人を超える支援者がつめかけた。「仕事を奪うな!私たちを空に戻せ!!」のスローガンで18時30分に開会した。連帯挨拶と当事者(千田正信さん、吉良紀子さん)の決意が述べられた。(宮川敏一)

【開会集会】18:30

(1)見機さんの司会ではじまった。

(2)高橋全労書記長「4年前にユナイテッドは史上最高益だったのに解雇させた。ユナイテッドは日本人を差別して解雇しました。人間の尊厳を取り戻したい。仲間を守りたい。人種差別を糾す波は世界に広がっています。そんな潮流と結合して解雇撤回を勝ちとりたい。皆さんと頑張りたいです」

(3)指宿昭一弁護士(写真右)
「一審の裁判官は、何故無茶な判決を出したのか理解できない。しかし、無茶でも一審判決を高裁で覆すことは大変だ。しかし、当該の頑張りと支援の力によって壁をこじあける情勢になっています。二審の第1回口頭弁論で決着さえ見られるところを、2回、3回と口頭弁論が開かれた。次は、原告の吉良さんの本人陳述が決定された。控訴審で本人尋問が決定されることは少ない。裁判長が一審判決はおかしい、見直さないとの思いがあるからだ。今回の裁判はどこの国の法律を適用するのか、準拠法あり、米国の法律も使う思いを裁判官は持っている。私たちは国際司法の最先端で、学者の意見書を採用させる約束もした。法廷闘争だけで勝てない大衆運動の力で一審の判決を覆したい。この集会も裁判長の耳に入る。皆さん頑張りましょう」。

(4)萩尾健太弁護士
「都労委、中労委、裁判所、そして大衆運動とあわせて四体のがっぷり組んだ闘いしていきます。高裁の裁判官はがっぷり組んでいないと、これは有利で、会社が組むのを避けている指摘でもある。準拠法がありますが日本の法律の適用すべきと考えてます。ユナイテッドは空前の利益を上げていた。それをアメリカ流の首切りがまかり通れば、日本も首切り天国になる。そうはさせないユナイテッドの闘いがある。アメリカは日本と異なり、解雇しても業績で採用する。皆さんの力をあわせ職場に戻す勝利を勝ち取りたい頑張りましょう」。

(5)渡邉洋全労協議長「先週は立て続けに労契法20条の最高裁判決が出た。メトロコマースでは悔しい思いあった。郵政は手当で勝ち抜いた。ネットなどで経営法曹の人が書き込んでいる。「勝って良かった。これで負けたら日本中で同じ裁判が起きる」というもの。私たちは負けても闘い続ける、不当なことに声を上げる。これが私たちの力です。頑張りましょう。

(6)この後も労働組合から連帯の挨拶が続いた。

(7)闘いの決意

■千田正博さん「多くの皆さまの集まりにありがとうございました。社会が労働組合を求めています。一緒にがんばろうとコールで呼びかけます。銀座デモでアピールをします。よろしくお願いします」。
■吉良紀子さん「皆さんこんばんは。たくさんお集まりくださってありがとうございました。解雇されて4年半です。怒りは収まらず大きくなっています。絶対に仕事を取り返すまで闘います」。

【デモ出発】19:00

原告の2人を先頭に、200人を超える隊列を組んだ。デモ行進は吉良さんの英語を交えたコールが銀座界隈に響いた。デモ隊はのぼり旗、プラカードを掲げ、道ゆく人にアピールした。

◆行動予定
 成田就労行動 10月30日(土)
 第1ターミナルユナイテッドカウンター前 14:30


Created by staff01. Last modified on 2020-10-30 17:48:30 Copyright: Default

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