ジワジワすすむ現実訴える〜「共謀罪をブッ飛ばせ!」新宿西口リレートーク | |
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ジワジワすすむ現実訴える〜「共謀罪をブッ飛ばせ!」新宿西口リレートーク多くの人たちの反対を押し切って強行成立した共謀罪法。2017年7月11日に施行されてから三年たった。“目くばせしても共謀罪”。「そういえばそんなのあったよね」という声も聞こえてきそうだが、実際にどんな形で現れているのか。7月12日正午。東京・新宿西口でリレートークが行われ、10人がマイクを握った。(主催は「ブッ飛ばせ共謀罪!百人委員会」) トップは京都大教授の高山佳奈子さん。京都大での立て看板撤去問題について語る。 続いて大阪から参加した西山直洋さんは、関西生コンで働く労働者。共謀罪の先取りのような弾圧を受けた。 当たり前のことをしている労働者や市民が犯罪者扱いされる一方で、検事総長候補は罪に問われない。三年以上にわたり月二回も賭けマージャンをしていたにもかかわらず「常習賭博ではない」と不起訴になった黒川氏。コロナで大変な目にあっている人たちが大勢いる中で、彼が手にした退職金5700万円は税金だ。こんなことが許される社会でいいのかと「検察官法改正を許さない会」の共同代表の岩田薫さんがマイクを握った。 理不尽なことも多い中、フリージャーナリストの林克明さんは「公民館では名簿提出を要求される。しかし抗議したら撤回した。何の法的根拠もなく、雰囲気でやっていたことがわかった。しかしコロナを口実に名簿提出が強要されていくだろう。」
救援連絡センターの山中幸男さんは、「デモをしたから逮捕ではなく、感染拡大防止のためにステイホームしないから取り締まられる。そんな時代がやってきた」という。「県をまたぐな、電車に乗るな、マスクをつけろ」ということに、唯々諾々と従っている私たち。しかし、不要不急であるかどうかなんて誰が決めるのか。自粛とは自ら考えてするものであって、社会的に上から強制されるものではないと力をこめた。
それぞれの立場から語られる話はどれもわかりやすく示唆に富んでいた。密を避けるという意味でも、こうした街頭でのリレートークはとてもいい。小田急デパート前を行き交う人たちも立ち止まったり、聞き耳を立てているのがわかった。共謀罪は、誰もが何らかの形でかかわりを持たざるをえなくなる。そのことに気づかせてくれる二時間だった。(堀切さとみ) Created by staff01. Last modified on 2020-07-13 09:21:21 Copyright: Default |