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「公共の破壊」から「公共を創る」へ/エッセンシャル・ワーカー調査結果
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「公共の破壊」から「公共を創る」へ〜エッセンシャル・ワーカー調査結果


*「なくそう!官製ワーキングプア大阪集会」(2019年10月)

 NPO法人官製ワーキングプア研究会及びいくつかの団体の協力を得て、5月1日から実施してきた「新型コロナウイルスによる公共サービスを担う労働者への影響調査」を、5月31日に締めきり、最終報告「エッセンシャル・ワーカー235人からの証言」として6月1日に公表しました。 

 この調査からも、公務公共サービスにおけるエッセンシャルワークは、女性非正規労働者によって担われていることが改めて明らかになりました。 

 劣悪な処遇のもとにおいて、感染の恐怖や離職の不安とも闘いつつ、地域住民の命と生活を守る仕事に従事している姿が垣間見えます。 

 末尾のページの自由記入欄の女性相談員の記す「リアル」は、特筆すべきものです。こうしたリアルがあることをどうやって広め、社会改革につなげていくかが、私どもが問われて課題、役割と思います。 

 1980年代の「土光・中曽根臨調・行革」から40年、日本では公共サービスの劣化、破壊が進み、そのつけが今回の新型コロナウイルス災害で露呈しました。保健所は過去15年間で45%減り、厚労省は昨年、公立・公的病院400箇所以上を実名をあげ、整理・再編を求めるなど、自民党政権の責任はとても重いです。 

 今回の調査が、そういった「公共の破壊」に対して「公共を取り戻す」「公共を創る」運動へとつなげることを決意しています。(白石孝)

「新型コロナウイルスによる公共サービスを担う労働者への影響調査」結果(pdf)


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